夜、作業が終わってゲンの所へ向かう
扉を軽くノックすると、静かに扉が開いた
いつものヘラヘラとした笑顔で俺を見る
「いらっしゃい、千空ちゃん」
「早かったね。作業終わるの」
「ああ、テメーを待たせる訳にはいかないからな」
「……そっか」
「嫌って言っても…やめれないからね?俺」
「んなこと分かってる、」
「……緊張してる?」
「…してねえ」
「嘘だよね」
「……」
やっぱり、メンタリストの目は誤魔化せない
俺の微かに震える手を握り、ジッと目を合わせる
いつも話す時に目を合わせているはずなのに、この時だけはやたらと恥ずかしい
「キスしていい…?」
「……ん」
目を閉じると唇に柔らかい感触がする
ゲンらしい、優しいキスだった
「口開けて…少しだけ舌出して?」
「んぁ…」
「んふ……」
静かだから、舌が絡み合う音が響く
ゲンの舌の動きに合わせてぎこちなく舌を動かす
自然とゲンにくっついて、ゲンの手を探し、そっと握る
こんな感情は初めてだ
「好き」なんて、しかも男にその気持ちを抱くなんて
でも、ゲンを好きになったことに後悔はしてない
「っん、んぅ……ふ…っ、ぁ」
「く、ぅし……ゲン…」
「は…っ、メンゴ千空ちゃん。苦しかったね」
「……可愛い、」
「あ…?」
ゲンの、俺を見る目は欲に溢れていて、見つめられると腹の奥が変になる
今のゲンの言葉は嘘じゃないとすぐに分かる
「本当に可愛い…千空ちゃん。大好きだよ…」
「ごめん、優しくできないかも」
「……俺は、こういう経験が無えから、優しいとか分かんねえ」
「…痛くすんなよ、痛くなければ、なんでもいい」
「うん、分かってる」
「……脱がすね」
慣れた手つきで俺の服を脱がしていく
ゲンも服を脱ぎ、お互い裸になる
「すべすべだね、千空ちゃんの肌」
「んっ…」
胸を撫でられ、肩が震える
また、腹の奥が変になった。ぎゅって、締められるような、そんな感覚がする
「すごいドキドキする…分かる?ほら、」
「……ああ」
ゲンの胸に手を当てる。表面上では慣れたように振舞っているが、それとは裏腹に心臓は早く鼓動していた
ゲンとまた唇を重ねると、今度は首筋にもキスをされる
「ぁ…っ」
「キスマ付けたい…バレないところにするから」
「……好きに、しろ…」
「っう……ぁ、あっ」
首筋、鎖骨、胸、肋、腹
どんどん下に下がり、太ももにも跡を付ける
独占欲が強い…
「感度良いのね千空ちゃん。どこ触っても反応してくれる」
「そろそろここも使おっか」
「あ、っ」
蕾に指が触れる。ゲンは唾液をローション代わりに指に絡ませ、蕾の中に指を入れる
不思議な感覚と微かな快楽に呼吸が早まる
「痛くない?大丈夫?」
「ぁ、大丈夫…っ、は……ぅ」
「ここら辺に、気持ちいい所が…」
「あ゙っ、♡」
「……えっ」
「……!」
思ったよりも大きな声が出て、口を塞ぐ
でもすぐゲンに手を退かされた
「良かった……ちゃんと気持ちいんだね」
「……声、可愛いから聞かせて?」
「っ……!」
「ひ、っあ…!♡」
指でぐっとしこりを押され、腰が跳ねる
声が抑えられない、腹が疼く、
息が荒くなっていく、身体の震えが止まらない
「あっ、あ゙♡ん゙ぅ…っ!♡ぃ、っ♡」
「やだ、やだ…っ!♡ふぁ゙♡ゲン…っ!!」
「そんな可愛い声出せるのね、千空ちゃん…」
「あ♡あっ♡やめっ、ぁ゙あっ!♡ゔ…♡」
「イきそう?千空ちゃんの勃ってるもんね」
「こっちも触ってあげる」
「は、?やめろ、そこは…っ」
「っ゙〜〜〜!?♡♡」
「っは、ぁ゙……♡ぁ……♡」
ゲンの手に白濁液が付着する
……イった…?
「上手にイけたね、千空ちゃん」
「もう結構解れてるね、俺の挿れちゃっても大丈夫かな」
「……」
足を開かされ、俺のよりデカいゲンのがあてられる
ゲンを見ると、余裕の無さそうな表情だった
「俺、結構興奮しちゃってるんだよね…千空ちゃんが以外に可愛い反応するから…」
「……挿れるね」
「っ……」
指より太いモノが押し入ってきて、腹の奥が重くなる
無意識に腰が動いて、早く入れろと催促をしてしまう
「ちょ、千空ちゃん…っ」
「あ…っ、ぅ、早く…っ」
「ふぁ゙あっ!♡」
「っぐ……!」
バチン、と肌がぶつかり合う音と同時にゲンのが奥まで入った
腹の奥、変な感覚のするところに当たり、身体が熱くなる
「っ、んぅ…!♡ぁ、あっ♡げ、ゲン…っ!」
「ん、何…っ?どうした、の……」
ぎゅっとゲンを抱きしめる。腰がビクビクと痙攣を繰り返す
分からない、なんだこれ
なんだこの感覚
変になる
へん、に、なる
「きもち、きもちぃい…っ♡ぅ゙ー…っ♡」
「こわい……っ♡はらが、へん…っあ゙♡」
「っ、せ、千空ちゃん…!?」
「腹…?お腹、痛いの…?」
「ぃ゙や、やだ♡さわんな…っ!♡」
「あ゙ーっ♡♡」
ゲンが俺の腹を撫でた瞬間、また白濁液が飛ぶ
ぎゅうっと中が締まり、ゲンの身体が震える
「!?……やば…」
「っ本当に、可愛すぎよ…千空ちゃん」
「奥に当たってるからかな、お腹疼いてるんでしょ」
「はは……やばいな…マジで…っ」
俺の手を強く握ると腰を動かし始めた
奥にゴツゴツ当たって、その度に息が出来なくなる
目の前が霞む、瞬きをすると涙が溢れる
これが、気持ちいいって、ことか…?
「あ♡あっ、あ゙♡ん゙ぅ、っああ♡」
「千空っ、千空ちゃん…っ」
「好き、好き……っ」
「おれ、も♡おれも、すき…っ♡」
「んむ…っ、ふ……♡」
噛み付くようにキスをされ、ますます呼吸が出来なくなる
だめだ、頭がボーッとする
目の前がパチパチする
ゲンのぎらついた瞳に見つめられて、顔が熱い
「っんは、ぅ゙…♡ゲン…っ♡」
「やだ、へん、また、っ……♡」
「イきそう…?っ、イって、千空ちゃん…!」
「あ゙!?♡♡あっ!♡そこだめ、だめ…っ!♡」
「やっ♡んぁあっ!♡あっ、あっ……!♡♡」
「イけよ…っ!」
「っ!ふぅ゙っ〜〜〜〜!♡♡♡」
またイっちまった
もう訳が分からねえ…
「可愛い…千空…」
「俺も、イきそう……っ」
「はや、ぁ゙♡あ゙……っ♡あ゙…っ!♡」
「受け止めて……千空ちゃん」
「……愛してる」
「っ……!」
下腹部が熱くなる。ゲンは「ふー…っ」と息を吐くとゆっくりと抜く
視界が歪み、暗転していった
コメント
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え、ほんとにやばいです。え、ッこの緊張でぎこちない雰囲気も作者さんの喘ぎの書き方も二人の会話も行為の流れも全てが癖すぎてやばいです。ニヤつきが止まりません…しにました。えっ……フォロー失礼します