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OC注意⚠️
LILY“…終わらせよう…。”
妹‘お姉ちゃんだけでも生きてほしい。’
白い女性『 ごめんなさい…。』
その他「………。」
…街が見えてきた。
…私たちの死に場所。
“(…やっと終わる、今までの口多族の血を紡ぐ者はもういなくなる。)”
周囲の家には灯りが無いのに視線を感じる
”(…なんだろう、とても、気持ち悪い。
早くここから出ていきたい。)”
前まではずっと食べ物をとりに何度か入っていたのに、今日は一段と気が落ち着かなかった。ギュっと妹の手を強く握った。
「ついたぞ。今お前らの磔台を準備しているところだ。」
“………。(磔台の準備が終われば私は自由になれるんだ。…やっと、母さん父さんのところに行けるんだ。)”
‘お姉ちゃんやっと終わるね…。やっとお母さん達のところに行、け、る.ねぇ……’
バタっと音がした。
隣を見る。
妹がぐったりと横たわっている。
横たわる妹の手は冷たくなっていく。
“…は? …な、なんで? …どうし、て? ”
意味が分からずに固まっているとあははと嘲笑う声が聞こえてきた。音の出所を見るとあの餓鬼がこちらを指差しながら笑っていた。
“…何がおかしい。”
「バケモノが死んだからだよ。アッハハ」
“…バケモノ?…外見が少し違うだけですぐバケモノ呼ばわりするお前らの方がよっぽどバケモノだっっっ!”
その場がシーンと静まり返る。
その沈黙を破ったのはあの男。
「…『バケモノ』ねぇ…。その醜い顔は悪魔を崇めてできた顔じゃねぇか。」
“…これは私達の個性だ。”
「そうやって個性個性言えば何かが解決するとでも思ってんの?」
“… 違う”
「何が違うのさ?
あ、もしかしてw 何も言い返せないからw?」
体の何が切れたような音がした。
気づけばあの男に飛びかかって、耳を噛みちぎっていた。
あの男が口を開けて叫び声をあげながら他の奴らに命令をした。
「捕えろっっっ!」
瞬く間に私は取り押さえられた。
「…このクソガキめっ!俺の耳を噛みちぎりやがって。 そいつの声帯を刺して口を縫ってしまえっっ!」
“…なっ!”
そう言うと女が近づいて来 た。
その手には、針とナイフが握られていた。
“やっ! やめろっ!”
ガタガタと震えが止まらない。
首筋にナイフの先端が触れる。
声を上げる前に勢いよく下に向かって降ろされた。
血しぶきが上がる音がした。
ドクドクと血が体の外に流れていく。
すると、女はナイフを投げ捨て針に持ち替えた。
目の前には月の光を浴びて輝く針。それが、唇に近づく。
“(…い、いやだぁ。ごめんなさっ、ごめんなさぃ。やだぁ。)”
と口を魚みたいにパクパクと動かす。
ピタっと冷たいものが下 唇の端に触れたかと思うと、ブチっと鋭い痛みが走った。
“(い…だいぃ ごめんなさいぃ)”
スルスルと糸が通っていき、クンっと唇が引っ張られる。
“っっ!”
すると今度は、真ん中の上唇に冷たいものが触れた。
“(まっ!待ってくださ っ!)”
“っっ!(口が開かない。)”
クンっとまた引っ張られる。
“ん”ん”っ!(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い)”
涙が止まらない。
また冷たいものがピタっと唇に触れる。
“っっ!”
首を横に振り抵抗するが頭を押さえつけられ抵抗すらできなくなってしまった。
今度は勢いよく下唇から上唇を同時に貫いた。
“…っっ!(もう声が出せない。もう一つの口には声帯が付いてないからもう何も喋れない。)”
「さぁ、もう一つの口も塞いでやれっ!」
絶望の底に落ちていると月明かりに照らされてのびる人影が見えた。
その人影はこちらに近づいている。
その場にいる皆の視線が人影の本体に集められた。
白い女性だった。
でも、虚ろな目をしたその瞳は黒色だった。
“(綺麗)”
「誰だお前は」
私を押さえていたうちの一人が問いかける。
『…………』
女性は何も答えず近づいてくる。
その不気味さのせいで他の人達は顔が真っ青だった。
「止まれ」
あの男が言う。
女性が私の目の前まだ来たかと思うとそこで立ち止まりしゃがみ込んだ、風が吹いて女性の耳飾りの小さい風鈴がチリーンと綺麗な音を立てた。
『…貴女を助けに来ました。』
“っ!?”
私は驚きを隠せなかった。
そこで耳障りな声が聞こえた。
「助かる?そのバケモノが何をしたのか分かって言ってるの?」
『…子供は帰りなさい。』
「…なっ!…ヤダね。べぇーだっ! 」
と舌を出して女性を挑発するが
『…子供は黙って家で眠りなさい。』
「はっw、誰がお前の言う事聞くかよ。」
『…そう、じゃあ死んでもらいます。』
そういうとあのガキは驚いた顔をしたが、
「冗談だろw」と言う顔をして女性に生意気な視線を送った。
スウゥっと音が鳴る方見ると女性が刀を鞘から抜いていた。
それを見たガキは真っ青な顔をして「冗談じゃない」と言うことに気づいた顔をしていた。
女性は真っ先に歯を向けたのはガキでは無くあの男だった。
女性はそのまま男の体を切りつけた。
ブシャっと血が飛散した途端私を押さえていたあいつらが、一斉に逃げ出した。
女性は逃すまいと走って、1人1人切りつけていった。
その中の女性は白色と赤色で綺麗に染まっている。
最後に残ったのは、私の横で腰を抜かしたガキが座り込んでいた。
女性がガキにゆっくりと近づいている。
「…ごっ、ごべんなざいぃ」
と顔の穴という穴から体液が全て出ていて顔はぐちゃぐちゃだった。
『…私は忠告しましたよね?それを無視したのはあなたなんですよ?』
「冗談だと、グスッ 思ってたんですぅ。どうか、どうかぁ、許して、グスッ くださいぃ」
と泣きながら言っていた。
『…そう、遺言はそれでいいんですね。』
と言い残し、刀を振り下ろした。
頭の真ん中から切られたため、悲鳴はきこえなかった。
『 …もう、大丈夫です。』
と優しい声をかけてくれた。
“(…安心できる声だな。)”
ぽろっと涙が目から溢れてきた。
『大丈夫、大丈夫ですよ。』
涙が止まらない。
“(あたたかい)”
私は何時間泣いたのか分からなかった。
『立てますか?』
私は首を縦に振る。
『歩けますか?』
私は首を縦に振る。
『じゃあ私達の家に帰りましょう。』
“(え?何を言ってるんだろうこの人は。)”
『驚いた顔をしていますね。いいんですよ。私の家に来てください。…もしかして、嫌ですか? 』
私は全力で首を横に振る。
“(嫌な訳が無い)”
クスッと女性が笑ったような気がした。
『首をそんなに振らなくても分かるから大丈夫ですよ。』
私は意味がわからず首を傾げていると、
『私は心が読めるんです。だから、体で表現しなくても大丈夫ですよ。』
“(…すっ、すごい。)”
驚いた顔と心の中で思っていたことが書かれたのだろう。また、クスッと笑っていた。
『そんなにすごいことじゃ無いです。』
と悲しそうな顔をして答えた。
『さ、帰りましょう。あなたの体を早く休ませないと。』
そう言われて胸が温かくなった。
“(うん。)”
『あ、私の家にもう2人の子供達がいるけど大丈夫ですか?』
“(うん。)”
と頷いた。
私達は家に向かってまっすぐ歩いて帰った。
n年後〜〜
『Lily今からあなたにとある力をあげようと思います。』
“⁉︎”
急に2人で話すことがあるから来てください。と言われたから来たら、力をあげると言われて驚きが隠せなかった。
『実はあの子達にも力をあげているの。
だからあなたにもあげようと思います。』
“(分かりました。)”
と返事を返すと、
『今から言う力で欲しいものがあったら言ってくださいね。
水、岩、雷、土
この4つの中で欲しいものはありますか?』
と目の前に瓶を置いた。
“(雷…。)”
『分かりました。では、この瓶の中身をすべて飲んでください。』
と、雷のマークが描かれた瓶を私に手渡しした。
“(…これは、一体?)”
『これは雷を操る能力です。
これを飲むと自分の欲しい能力を手に入れることができます。』
“(そ、そうなんだ。じゃあ、いただきます。)”
ゴクっと喉を通った。
『…次は、自分の武器を決めていただきます。
弓矢、槍
どれがいいですか?』
“(………弓矢)”
『…分かりました。弓矢の使い方は私が教えますからね。じゃあ最後に、生物と仲良く助け合う為に、コミュニケーションを取っていただきます。
魚、動物
どれがいいですか?』
“(…魚。)”
『分かりました。では、明日いろいろと教えるから、今日はゆっくり休んでくださいね。』
コクっと頷き
“(…おやすみ。)”
と言った。
『…おやすみなさい。』
ニコっと笑って返してくれた。
明日は忙しくなりそうだ。
〇〇〇の言うとおりにゆっくり休もう。
と重たい瞼をゆっくりと下ろした。
happy end?