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「ドス君、」
ゴーゴリさんは上半身だけを起こす僕に伸し掛かる
「ッ、、、、、何なんです、?重いんですが」
「好き、だよ」
嗚呼、彼は何て甘えたがりなのだろうか。
「ん、ドス君、」
僕を見つめる蕩けた瞳は何とも官能的で不覚にも身体が強張って仕舞う。
「ありがと」
この頃、これが有り触れた日常に成りつつあった。
こんな夫婦ごっこ遊び馬鹿らしいと思いつつ流されてしまう僕がいる
同情か、それとも惚れた弱みか
ただ、彼の不器用さに甘えていたのかもしれない
「キスしよ?」
初めてでしょうか。貴方が自分から誘ったのは、
最初から知ってましたよ
今までのは誓いでしょう?
だから、キスはお預けです
「そんなに僕を離したく無いんですね、定期的に愛を確かめる位には。」
僕がそう言うと彼は子供のように純粋無垢な笑いを見せた
「ははは。全部お見通し、か
ねえ、ドス君誓ってくれる?」
「誓いますよ」
「じゃあさ」
彼は僕を突き飛ばした
「約束だよ?僕の事、忘れないでね」
彼は頭を拳銃で撃ち抜かれて死んだ
大好きでしたよ。
僕は彼の喉に口付けをした