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その夜。
夕食の後、家族三人でリビングのソファに座っていた。
滉貴はいつものように元貴の膝に寄りかかり、
お気に入りの絵本を広げている。
[これは〜ぶるぞぉだーでぇ、こっちは〜〜]
元貴は少し緊張しながら、 滉斗と目を合わせる。
滉斗が頷いた。
「滉貴、ちょっと大事なお話があるんだけど……いい?」
[うん! なあに?]
滉貴が無邪気に顔を上げる。
くりっとした目がキラキラしてる。
元貴は深呼吸して、
自分の手をお腹に当てた。
「ママね、お腹の中に 赤ちゃんができたの」
[……え?]
滉貴の目がぱちくりと瞬く。
少しの間、ぽかんとした顔で元貴のお腹を見つめる。
[ままのおなか…?]
「 だから……滉貴は、もうすぐお兄ちゃんになるんだよ」
[お兄ちゃん、、 僕が……?]
驚きと嬉しさが混じった表情で、
交互に元貴と滉斗を見る。
滉斗が優しく笑って、
滉貴の頭をぽんぽん撫でる。
『お兄ちゃんになるよ、滉貴 』
[…やったぁぁぁ!!]
滉貴がソファで飛び上がる。
『危ない危ない笑笑』
[ 赤ちゃん、僕が守る! いっぱい遊んであげる!]
元貴のお腹に、顔をちかづける。
[こんちには!! 早く出ておいでね!]
かわいい。