辰馬の首に高杉の手が添えられる。
それだけでも快感を覚えてしまう。
力が込められたらどうなるのだろうか。
「 何で嫌がらない」
高杉が辰馬に聞いてきた
「 高杉だからぜよ」
優しく笑いながら言ったはずだ。
「そうかよ」
なのに、高杉の反応は薄い
高杉は辰馬の上から退き、隣に座る。
首に添えられた手も離れ煙管の所に行ってしまった。
少しだけその仕草が辰馬は気に入らなかった。
「辰馬、テメェは誰にでもそう言うのか?」
一瞬何の事を言っているのか分からなかったが、前の会話を思い出し、理解する。
「そがなことないちや おまんだからそう言っちょる」
これは本当だ。
死なない程度にしてくれるのが高杉の好きな所でもあった。
「、、吸ってみるか?」
高杉が自分の煙管を辰馬の方に向かした。
「じゃぁちょっとだけ貰うぜよ」
辰馬が煙管を吸う
と同時に咳き込んでしまう
「高杉 、おまんこがなもん毎日吸っちょるんがか、!?」
「あァ、そうだな」
「まっこと凄いぜよ、、」
いつもと言っていいほどに辰馬の言葉で会話がすべて終わる。
「 続き しないんがか?」
辰馬が高杉に聞く
「 していいのか?」
高杉が辰馬の質問に答える
高杉は辰馬に「していいのか?」と聞いたにもかかわらず辰馬を押し倒しながら上に乗った。
また首に手を添える。
「おまんならいつでも大歓迎じゃき 」
高杉に辰馬はどう見えているのだろうか。
「高杉 愛しちゅーよ」
高杉の手に力がこもった。