テラーノベル
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視点ないこ
気持ち悪い。アイツの事を思うと吐き気がしてくる。
居なくなった者にいつまでも執着して未来を見ようともしない醜さに腸が煮えくり返りそうになる。
何が神だ。あの子はただの子供だった。
せっかく下ろした荷物を、また背負わせたのはお前らだ。
かと言って、あの時俺がした事は正解だったのだろうか。
実は俺のした事は全部ただのエゴで、いむにとっての幸せは、あのまま搾取され続ける事だった、??
俺は、間違っていたのだろうか。
ないこ「まろ。出来るだけ怒らずに…嫌、ブチギレながら聞いてね??」
これは、俺が君のヴィランになるまでの物語。
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時は20XX年。
俺は桃川桃李の助手と言う名目で桃李のお手伝いをしている。
初めて会った時はどんな変態かと思ったが、話してみれば女好きだし大食いだしデカイしで、想像の5倍は変態だった。
…でも、俺が世界一尊敬する二人目の大人だ。
世界一は1人だけだって??そこはまあ、ご愛敬😆
ないこ「~♪」
桃李「おっ、今日はご機嫌だなぁないこ??」
今日は三番街と言う街に来ている。
和風な四番街とはまた違った、綺麗でオシャレな雰囲気が中々に気に入った。
何やら神を信仰しているらしいが、その実態は自由気ままな物で、勿論ちゃんとした所もあるけれど、ほとんどは宗教と言っても、なにかの試験や職に就く前に今後の平和を願う、願掛けの様な物だ。俺達が初詣に行くのとなんら変わりない。
それでも、神に敬意を払う事を忘れず、慎ましやかに暮らす住民達の様子が、とても俺の性に合う。
ないこ「まぁね。改めて見ても、良い街だねここは」
桃李「だろ?笑。あそこの…でっかい教会の管理人が、ちょっとした知り合いでよ!」
そう言って桃李が指差す教会は、白や黄、水色を基調としたシンプルでとても綺麗な外見をしていた。
ないこ「!」
つい見とれていると、二階らしき窓から白い美しい髪をした少年と目が合った。
初兎「、ニコッ!」
こちらに気づくや否や笑いかけてくれたところから、育ちの良さを感じる。
見た所二歳くらい年下だろうか。淡い紫の瞳が綺麗だ。
ゴーン…ゴーン…
桃李「うっわいっけねぇ!!ないこ!急いで行くぞ!!!」
ガシッ!
桃李が俺の手首を引いて…嫌、掴んでのが正しいなコレ…。
まあとりあえず、
ないこ「えぇ!?どこに??」
桃李「教会、!!」
桃李はそう言って、ニヤリと笑った。
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はい!!ここからしばらく平和な三番街、🍑🍣パートが始まります!!桃李さん久しぶり!!好き!!
どうして🍣さんは1人になっちゃったんでしょうね…いつか見た絵本に関係してるみたいですけど…いつのまにか当主になってるし…。
まあ、これが分かるのはもっと先なんですけどね😃
引き続き!「零番街」お楽しみ下さい!!♥️
コメント
1件
🍑さんお久しぶりですね!!! 絶対イケメンでしかも🤪くんに若干性格が似ているであろう🍑さん!!確実の私のどタイプであるww 🍣くんを残して居なくなった事を除けばいい人ではあるけど可愛い可愛い🍣くんを置いてった罪は重いですね。 何はともあれ平和パートが楽しみです!あと🍣くんが最初に💎くんに会った時の反応とかも気になりますね🤔楽しみにしてまーす!!!