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「っ……元貴!背中に隠れろっ。」
「あ、ごめん怖がらせちゃった?」
「君たち翼が生えてるね。僕と一緒だ。」
「……え?」
「白い翼。君たちは黒だけどまぁ2人と一緒。」
「呪われたの。」
「白い……翼。」
「滉斗……この人危なくなさそう。」
「そうかもね。」
「あ……僕はフジサワリョウカ。」
「リョウちゃんって呼んでね。」
「リョウちゃん……。綺麗な翼……。」
「……。んふふっ。」
「でもね、、この翼で何人もと人を殺したの。」
「人を……殺し……た?」
「僕の翼ね、綺麗なの。」
「人が惹かれてしまう呪いなの。」
「そして、その人は死んじゃうの。」
「洗脳……されてね。」
僕は無意識のうちに後ろに下がっていた。
「君たちと僕はほぼ同じ。」
「君もいつかこうなるよ。」
「あ…触っても大丈夫、君たちと同じ呪いだら」
呪いなのか分からないが、
僕はリョウちゃんの美しさに目が離せなかった。
「……君たちは二人でひとつなんだね。」
「……うん。」
「先天的なものかな?」
「……触れちゃったの。呪いの翼を」
「っ……ごめんね。それ、きっと、僕の翼だ。」
「リョウちゃんのせいじゃないから。」
「僕はこの翼、気に入ってるから。」
「僕もだよ。」
「2人とも……。笑」
「じゃあっ……ご飯にするかっ!」
「……ご飯!……食べる!」