主の妄想から生まれた作品です!
初心者🔰なので下手くそ注意⚠️
それでも良いよって方はどうぞ!!
四季卒業ずみ
練馬区所属しています
四季side
「あ゙ぁ゙〜…やっと着いた…」
俺はムダ先に呼ばれて羅刹に来ていた。
羅刹は俺の所属している練馬区から離れているため、長時間の船旅になる。だからか、少し疲れた…
「久々に来たな〜…懐かし〜…」
「四季」
「あ、ムダ先!久しぶり!」
「あぁ久々だな、そっちは順調か?」
「おう!ばっちしだぜ!」
「ならいい、今からある場所に向かうぞ」
「ある場所?」
「そうだ、そして四季、お前には特別講師として俺の生徒に訓練の手伝いをしてもらう」
「……は?はぁぁぁぁ!?」
「嘘!?俺聞いてないんだけど!?」
「聞かれなかったからな」
「ムダ先の鬼!」
「鬼だが?」
そんなこんなしているうちにある場所とやらに着いた。四季達の目の前には、無陀野の生徒らしき人達がいた。
「ある場所って雪山かよ……」
「これより訓練を開始する。が、その前にこいつを紹介する。」
「えっと、一ノ瀬四季だ!よろしくな!」
「生の一ノ瀬四季だ…」「すごい…初めて見た…」
などと、無陀野の生徒達は四季を見てザワついていた。ザワつかせた四季本人はというと……
(え、そんなに俺有名なの!?)
と、驚いていた。
「静粛に。これからお前たちにはここからあの山の山頂を目指してもらう。だが、行く途中、四季が妨害をしてくる。逃げるなり戦闘なりしても構わない」
「そしてこの訓練ではグループでの活動とする」
と、無陀野はこの訓練について説明をしている。
「では、始めるぞ」
「ムダ先、俺はどうしたらいい?」
「四季、お前はここから少し離れた所からスタートしてくれ」
「お、了解!」
「”一応”言っておくが、やりすぎるなよ?」
「善処シマス…」
―――――――――――――――――――――――
「よし、こんぐらいでいいかな……」
それにしても懐かしいなぁ…雪山の訓練
あん時は色々あったなぁ…
「ふぅ…俺もいっちょやりますか!」
俺がやる気満々でいると、早速生徒達が見えた
「お!いたいた!!よーし…『血色解放』!」
ドドドドドッ
「うわっ」「クソッ」
「ほらほら〜、どんどん打っちまうぞ〜!」
「こっちも戦うぞ」「逃げようよ〜」
ふむふむ、色々な意見が出てんのな…そして、まだチームワークが出来てない。羅刹学園にいた時の最初ら辺は、俺らもこんなんだったけ…皇后崎とか矢颪とかはもう自分勝手だったのが、羅刹学園で仲間の大切さを知って、今ではもうあんなに…皆成長してるんだな……まっ!俺もだけどな!
「うおっ!やるなぁ!」
「よし、このまま行くぞ!」「畳み掛けろ!」
思い出に浸ってる場合じゃねぇ!この状況をなんとかしなきゃならねぇ!考えろ……考えろ俺!
ピコーン
そうだ!この手があったか!よーし…!
何かを閃いた四季は下に向かって突然撃ち始めた
「くっ雪を利用して姿をくらましやがった…」「そんな戦い方もあるんだ…」「すげぇ…流石四季さんだ…!」と、称賛の声が上がっていた
一方、一旦距離を取った四季はあることをしようと準備をしていた
「うっし、こんなもんでいいかな」
そう、俺がやろうとしていることは、スナイパーを使って、遠距離からの攻撃を仕掛けようとしているところだ!
スコープを覗く四季
「あ、いた!」
四季が覗くスコープの先にはさっき戦った生徒たちがいた。見つけた四季は集中して狙っていた
ヒュン
「どっから飛んできやがった…!」「姿が見えない…」
ヒュン ヒュン ヒュン
「こんな吹雪の中でどっから撃ってんだよ!?」「そうだとしたら、四季さんチートすぎない!?」「一旦対策を練る為に逃げるぞ!」「あぁ」
タタタタ
「…あれ見えなくなっちまった…まぁ、いっか!また見つければいいし!」
最近、近距離ばっかでしかやってなかったから少し不安だったけど、腕が訛ってなくて良かった!
「さーってと、これからどうすっかなぁ」
生徒達を追いかけるのもいいし…また別の方法をやるのもよし。どうすっかなぁ…
四季が次何をしようか悩んでいたら、対策を練ってきたであろう生徒達が四季の元へ戻ってきた
「行くぞー!」「うぉぉぉぉ!!」
「おー!チームワーク出来てんじゃねぇか!」
ドドド バン ダダダ ドゴン
「いいね!いいね!いい感じじゃん!」
「俺も負けてらんねぇ!おりゃ!」
生徒達の成長に、どんどんヒートアップしていく四季
「1発デケェの撃つぞ!みんな歯食いしばれよ!」
「やばい、みんな構えろ」「うん!」
そう言って四季は大きい攻撃を仕掛けた
バン! ……ドーン!!!!!!!!
「もしかしてやっちまったか…?」
四季の撃った先の地面は大きくえぐれていた
生徒達は怪我は負っているものの、無事ではある
「四季さんの攻撃、威力バケモンだろ…」「よく俺ら無事でいられたな…」「無事なの?それ?」
高火力な攻撃で四季の凄さに驚いている一同
「あ゙ぁ゙ー…えっと…とりあえずみんな大丈夫か?」
「俺、ついついヒートアップしちまって…ごめん」
「大丈夫ですよ!」「それよりどうやったらあんなに強いの出せるんですか?!」など色々な質問ずめに四季は安心と困惑していた
「みんな、今はそんなことよりこの状況どうするの…?」「あっ…」「確かに…」「どうしよう…」
「まぁ、こんな状況にしちまった俺が悪いし…そうだ!このまま山頂に向かっちまえ!」
「えっ」「でも、それだと四季さん…」
「大丈夫!大丈夫!ここは俺がなんとかする!」
「なんとかするって…」「いいんですか?私たちのことを見逃しても」
「だーかーら!大丈夫だって!」
「それならいいのですか…」「まぁ、四季さんもこう言ってるし、行こうぜ!」「では、失礼します!」
そう言って、生徒達は四季の前から去っていった
「頑張れよ!!」
四季は生徒達に向かってそう言い、手を振った。そんな状況を見ていた無陀野のは「はぁ……」と、ため息をついていた
数分後……
「四季、全員山頂に揃った。そろそろ戻るぞ」
「お!分かった!」(さっきの事バレてませんように…!!!)
「それと、四季…お前には後で’お話’をさせてもらうからな」
「ヒッ」(オワッタ…ぜってぇ怒ってんじゃん!!)
少し怖い雰囲気の中、四季達は生徒達のいる山頂に着いた
「さて、今回の訓練はここまでだ。次回の授業までに体調を整えとけ。以上」
訓練が終わった途端にワッと四季の周りに生徒達が集まった
「なぁなぁ!あれどうやったん!」「四季さんは学生時代の時、何やったの?」「好きな食べ物とかは!」「好きな人とか彼女はいたの!」
「いっぺんに喋るな!1個ずつ聞くから!」
質問攻めにアタフタしている四季
そんな光景を無陀野は少し離れた所から見守っていた。すると羅刹学園の保険医である花魁坂が無陀野の所へやってきた
「やっほーだのっち、何見てるの…ってあれ!?四季くんじゃん!」
「なんでいるの!?というか四季くんいるなら教えてもらってもいいじゃん!」
「お前からは何も聞かれてなかったからな」
「うぅ…確かに聞かなかったけどさぁ」
「それより、なんで四季くんがここにいるの?」
「四季は特別講師として呼ばせた」
「なるほどねぇ…だからここにいるんだ」
「……こんな光景がいつまでも続くといいね、だのっち」
「あぁ、そうだな」
2人の目線の先には生徒達と四季がみんな楽しく会話をしていた。そんな会話をしていると、四季が花魁坂の事に気づいた
「あ!チャラ先じゃん!久しぶり!!」
四季が花魁坂の方に向かって走ってくる
「久しぶり〜!四季くん!元気してた?」
「おう!ばっちしだぜ!」
「四季くんが特別講師だって聞いた時はとても驚いたよ、昔はあんなだった四季くんが今ではもうこんなに立派に…(泣)」
「うるせぇ//!だって昔は色々ありすぎたっつーかなんというか…」
急にゴニョゴニョし始めた四季。そんな会話聞こえたのか、生徒達が花魁坂に向かって来た
「四季さんは昔どんな感じだったの!」「京夜先生教えて!」
「昔の四季くんはねぇ…それはもう凄かったよ、例えば……」
「ストーップ!!!チャラ先何話そうとしてんだよ!?」
「ダメだった?」
「ダメに決まってんだろ!」
「え〜本当にダメ?」
「ダメなもんはダ・メ・だ!」
「京夜、四季が困ってるだろ。その辺にしとけ」
「分かったよ、ごめんね四季くん」
「今回だけだかんな!」
「四季、そんなことよりもお前には話があるとさっき言っただろう?」
「アッ……完全に忘れてた…」
「いやでもムダ先!あれはしょうがねぇだろ!」
「じゃあ、あれはしょうがなくやったことなのか?」
「イエ、チガイマス…」
「とにかくお前は後で職員室に来い、いいな?」
「ハイ…ワカリマシタ…」
「俺は先に戻る、お前らも各自部屋に戻るように」
「じゃあ、職員室に行かなきゃならねぇから、俺はここで失礼するな!みんな頑張れよ!」
「またね!四季先生!」「バイバイ!」
「おう!またなー!」
コンコン
「入れ」
「シツレイシマス、ムダ先」
「四季か、来るのが遅い」
「遅いって…俺ここ来るまで走ってきたんだけど!?」
「はぁ……まぁいいだろう。そんなことよりだ、四季。俺は忠告したよな?やりすぎるなよって」
「いやまぁ…色々ありまして」
「言い訳無用」
とまぁ、ムダ先の説教を受けて、チャラ先もムダ先に用があったのか職員室に来ていて、用が終わったら3人で会話をしていた。そしたら、いつの間にか日が暮れていた
「じゃあ俺はそろそろ帰るな!またな、ムダ先!チャラ先!」
「あぁ、またな」
「またね、四季くん!気をつけて帰りなよ?」
「もうガキじゃねぇから心配すんなって!」
「本当に?」
「大丈夫だって!…やべ!そろそろ時間だ!俺行かなきゃ!」
「気をつけて帰れよ」
「おう!」
タタタタ……
「ふぅー…なんとか間に合った!」
あ゙ぁ゙…なんか今日は長かったような短かったような…とにかく楽しかったなぁ…明日からまた任務があるから始まる前まではこの余韻に浸っていてもいいよな…?
ボソッ「また機会があれば来たいな…」
無陀野side
四季がここから居なくなった後、京夜と俺はまだこの場所にいた
「行っちゃったね…四季くん」
「あぁ…行ったな」
「なんか四季くん居なくなったら急に静かになっちゃったね…」
「あいつは騒がしいからな 」
「だのっち!そこは元気があるっていうの!」
「……まぁ、あいつがいると場の雰囲気は明るくなるな」
「でしょ!……また機会があったら来て欲しいね」
「あぁ、そうだな」
あいつを久々に見た時は、前と全然変わっていなかった印象だ。そしてバカ。だが、外は変わっていなくても中は変わっていた。これを世間では成長したというのだろうか。
ボソッ「成長したな、四季。また来い…」
「だのっちなんか言った?」
「いや、何も無い」
そうして俺たちは自分のやるべき事をしに、持ち場へ戻り始めた
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めっちゃ良かったです!