*片想いもまた悪くない
・蘭春
・誤字、脱字
・文脈変
終始全て蘭視点。セリフごとに 蘭、三途 というのは書きません。口調とかでなんとなく察してください。
梵天には、No.2の座にすわるひとりの男が居る。ソイツはそこら辺に居るモブのヤツらとは比べモンにならないほどに男とは思えぬ寧ろ女と間違うような綺麗な顔立ちをしていて、その綺麗な顔の口元には大きなひし形の傷跡がある。それさえもソイツにとってはひとつの個性という名の美。ソイツの名前は三途春千夜。
灰谷蘭は三途春千夜に一方的な愛を抱いた。
なぜ既に一方的な愛だと分かるのかその理由は、
灰谷蘭は隙があればPC室に行き日課のように三途春千夜に他愛もない普通の話題を振った。
「 三途ー、仕事終わった?」
「 あ?なんでテメェなんかに教えなきゃなんねェんだよ 」
「 良いじゃん。進捗くらい教えてくれてもよくね?」
「 チッ……ハイハイ、わァったよ。教えるまでオマエここから去る気ねえんだろ 」
「 なんだ、よく分かってんじゃん。で?終わった??」
「 つうか見りゃ分かるだろ、終わってねえよ 」
「 ま、それもそうだけどさ。ありがと 」
「 ン、教えてやったんだサッサと散れ。」
「 言われなくても出ますよ〜、No.2様 」
と、三途を背にしてPC室を出た。
とまぁ、これは今日の出来事の一部に過ぎないがこんな感じの会話を毎日飽きずに交わしている。
恐らく三途には呆れられているだろうがそれでもいい。己が楽しめればそれで。
部屋を出て廊下をコツ…コツ…と一定のテンポで革靴の音を鳴らしながら足を運ばせつつ、三途について考えた。
我らが首領の佐野万次郎、通称マイキーと呼ばれる男にはドロドロに溶けるほどに甘く懐いているのに何故、灰谷蘭というカリスマには懐かないのか。不思議なものだ、まるで懐くまでに時間のかかる野良猫のよう。
野良猫のような三途を懐かせるためには、なんて長考していたが、ふと思い立ったものをポツリとその場で呟いた。
「 …片想いもまた悪くない。 」
久しぶりですね〜〜🤭!!!!
どうだったでしょうか🫣💕
最近ほんと書いてなかったから、なまったかもしれない、萎えそう🫤‼️
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: ロス / Bitter
お借りしたフレーズ : 片想いもまた悪くない
題名と最後のセリフにてお借りしました🫶🏻💕
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コメント
8件
ん ぎ ゃ ァ゙ ー !! 最 高 !! 天 才 !! 書 き 方 L o v e !!😭🫶🏻💗 片 思 い も い い ね ぇ 、😌💘💘
えぐいおまえ天才だねちゅ。びっくらゔ。書き方すきすぎた🫶🏿