初めてのノベル物語です
温かい目で見てください😊
⚠︎︎注意⚠︎︎
青黒・黒青どちらでも
黒桃は親友
※青桃は知り合いじゃないです
BL表現あり
タヒネタ
寒さに手を擦りたくなるこの季節
今日は1月10日───
そう
悠佑の誕生日だ
「あーにきっ」
「ん?」
「これっ」
輝くような笑顔で
彼はラッピングされた袋を手渡してくる
「なんやこれ」
「プレゼント!」
「おっ、ありがとう」
-
プレゼントを受け取ると
不思議そうな顔をしながら
君はプレゼントを色々な方向から見ている
「開けてええで?w」
「コク」
ワクワクしながらプレゼントを開け始める
その顔は子供、というか
子犬みたい
そ ん な 幸 せ が
永 遠 に 続 い て ほ し か っ た 。
-
年に一度の誕生日に
彼氏がくれたプレゼント
「?」
「ん、開けれた?」
中にはネコのぬいぐるみがひとつ
片手より少し大きいくらいの
「え、ぬいぐるみ?」
「うん、ぬいぐるみ」
「…なんで?」
「かわいいやん、ぬいぐるみ」
かわいいけど。
大人の恋人にネコのぬいぐるみとかあげるのだろうか
「もう子供ちゃうねんでっ!?」
「あにきに似合うと思ったんだけどなぁ〜っ」
「そーゆー問題ちゃうし!」
でも君からのプレゼントなら、嬉しい
こ ん な 幸 せ が
永 遠 に 続 く と 思 っ て い た 。
-
世間は皆半袖で
それは俺らも例外ではなかった
お店に並ぶ無数の半袖服
ヒラヒラ舞う蝶の様なワンピース
「アニキってさ」
「いっつもそのぬいぐるみ持ってるよね」
親友のないこと
今日は買い物に来ていた
「大事なもの…やから」
「あ、アニキの大好きな彼氏さんからの?」
そう
彼氏のIfからの大切なプレゼントを
俺は肌身離さず持っていた
仕事のときも
遊ぶときも
「プレゼントって持ちたくなるよねー」
「特に、好きな人からのとか」
「そーなんよ」
「まろとは…どんなときも離れたくなかったから」
-
少しずつ暖かくなってきて
春の訪れを感じる今日
朝ごはんを作って、
彼と一緒に食べる
「最近暖かなったよな〜」
「でもまだ外は寒いで」
「そーなんよなぁ…」
いつも通りの時間
いつもと同じ風景
「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
「…いってきますのちゅーは?」
「…チュ…///」
「スゥー…いってきますっ!!」
なんだかんだ幸せだった
君の温もりが俺を包み込んでくれる
俺らの幸せと一緒に。
-
代わり映えのない景色
代わり映えのない人生
今日も
朝から仕事に行って
夜に家へ帰る
そして、あにきと過ごす
至って普通の
幸せな人生だった
こ の 時 ま で は 。
-
まだ肌寒い夜
まろが
病院に運ばれた
心の中は不安でいっぱいで
目の前が暗くて、怖くて、
身体が震えて
ネコのぬいぐるみごと
崩れ落ちてしまいそうで。
「まろッ!!!」
目の前には
綺麗な顔立ちの
愛人が1人。
ベッドの上で横たわっていた
彼に何度、生きて欲しいと思っただろう。
彼に何度、愛を伝えようと思っただろう。
その願いは
通じてはくれなかった。
人生はそんなに甘くはなかった。
でも、
幸せくらいは
欲しかった
「なんで…」
「ま、ろ……」
君にはもっと………。
「誕生日プレゼントのお返し」
「まだあげてへんやん……」
君にあげたかった
ラ イ オ ン の ぬ い ぐ る み の、
プレゼント
ここまで読んでくださりありがとうございます!
タヒネタが書きたかったんです。
解説とか、それぞれがどのセリフを言っているのか
というのがわかりやすくなったやつ欲しいですか?
要らない…か……
要望があったら出しますね!
それでは……😌
コメント
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( '-' )スゥーッ↑ 好きです(シンプル)