酔いどれ本音、鳴海弦行き
〜報告とあとがき🈶〜
小さくて、大きくて大事な約束。
まだ少し抵抗はある。だけど、だけどきっと次からはちゃんと鳴海さんに伝えることができるだろう。
ぐりぐりと頭擦り付けて来る恋人の髪の毛に手を通す。すこし髪の毛伸びたね。
「ほんまに、ええの、?」
「今回みたいに、知らへんコと話しとるだけで嫉妬したり、…僕や釣り合わへんかもってまた言うで、?」
「鳴海さん、めんどくさがり屋やから絶対そーゆーん嫌やん」
「お前、……お前からボクはどう見えてんだ?」
「全部が全部めんどくさいとは思ってない」
「いい。どんな些細なことでも嫉妬していいから、そのかわりちゃんとボクに教えてくれ」
「むしろボクが嫉妬する度にめんどくさいと思ってるのはお前の方だろ」
「失礼なやっちゃな」
「めんどくさなったら言うてください」
「あぁ。」
「……それと」
「ボク様と完璧に釣り合うのは保科だけだ」
「ボクは保科としか釣り合わない。保科もボクとしか釣り合わない。」
「つまり、もし仮に保科が他の奴と付き合おうとなっても、そいつと釣り合わないってことだからやめておけ」
「こんな可愛くてなんでもできてボクに負けないぐらいなお前を、ほかのやつの所へなんて考えられない。もったいないし、宗四郎の良さが映ない。」
「だからずっとボクの隣にいろ」
見ると顔は真っ赤。真剣な目をしてこちらを見ているが、今すぐにでも逸らしたさそうな感じ
「……、なあ、」
「それ告白ですか??」
「嬉しいけど、…もうちょいストレートに言えへんの、?」
「そんな顔真っ赤で説得力ないでもう」
「ぐあッッ、……」
「っっ、……お前はっ、!!もう少しときめいたりしろよ!!」
「そーゆーとこだぞカワイくないのは!!」
「かわいさ求めてないわ」
「このおかっぱがぁッ」
「ちょ、あぶなっ」
ドンッと音が響き、目を開けると上に鳴海さんが居る。押し倒されて身動きが取れない。完全に至近距離。いくら近距離戦が得意とはいえこれは弱い。
好きなピンク色の瞳はばっちり目が合って僕を逃がさない。
ずっとみられるもんだから恥ずかしくなってきて少し顔を隠す。初めは口元だけだったけどまだずっと見てくるから、だんだんと手は上の方に行き、顔のほとんどを覆うようになった。
それが面白くないのか、鳴海さんは僕の髪の毛を耳にかけたり、前髪を少しどかしたりと、とにかく顔を晒すようにしてきた。その顔に触れる手が優しくて、くすぐったい。触れる度にもっと恥ずかしさが増えた。
ただでさえ顔がええのにっ、……そんな触られたらほんまに持たへん、っ、……。。
自分でも分かるほどの熱。顔が熱い。きっと今、どれだけ情けない顔をしているのだろうか。しかもそれを鳴海さんに見られている……と考えるとさらに、もっと顔に熱が帯びる気がした。
恥ずかしがっているのもつかの間、ふいに鳴海さんに手を掴まれた。
「っ、っな、なに、……」
「…なんで隠すんだ」
「っは、恥ずいねん、!!」
「……可愛い顔が見えない。」
ある程度力を入れて抵抗したが、いとも容易く剥がされてしまった。普段からゲームばかりでろくに訓練もしないくせになんでこうも力が強いのか。ほんとに分からない。
そしてまた目が合う。
やっぱり耐えれない。
こんな顔の整った美形でかっこいい人が至近距離にいると、さすがに心臓がいくらあっても足りない。
また恥ずかしさのあまり顔を横に向けようとすると、分かってしまったのか、。今度は僕よりも先にそれを止めてきた。
「んっ、……」
柔らかい。口に温かさを感じる。
至る方向から僕の唇を噛んで遊ぶ。軽くだったり少し強かったり。
呼吸をしようとすると、それを止めに唇ではなく口へと移る。
「っはあっ、……んッ」
そんなのが繰り返されてどのぐらい経ったのだろうか。もしくはまだ数十秒経ったのか。体感的にはものすごく長く感じる。
呼吸が浅くなり、肺に酸素が届いてないようなね感じがする。そろそろ本当に苦しくなってきた。精一杯の力を振り絞り、鳴海さんの胸に手を当て少し押した。
「ん、……、なんだ、」
「っはぁ、……ふー、…苦しい、ねん、…」
はぁはぁと呼吸を乱す僕に比べ、上の男は全く、初めと変わらない様子を示している。
苦しさと気持ちよさ、互いの唇が当たっている、という事実。唇が当たっているだけ、ただのキス、というだけなのに、凄くそれが恥ずかしく思えてきて、顔だけでなく全身が熱くなる。今日は優しくてくすぐったい。そんないやらしい行動がまるで唇でえっちをしているかのようで、全ての行動が凄く甘くて脳が溶けそうだった。
目を細め、全身の力を抜いて呼吸を整えている。
休む暇も与えてくれないのか、。
気づくと服が上げられていて、胸元の突起に口を付けられていた。
「ぇ、あッ、…っ、」
既に立っていて敏感になっていた。
まだ突起の部分には触れないように、その周りだけを舐めたり触ったりされた。そのうち、それに耐えれず自ら少し動いて突起に触れさせようとした。でも惜しいところで触れず、ずっと焦らされている。
「んっ、……ん、…ぁっ、……ッ、~~っ」
「……ん、」
ちゅ、ゅ、と小さくキスされて、それからコリっと突起部分を噛まれた。
「っっ、あ゛ッ!!??っ、~~~」
焦らされたあとの快感。ムズムズしていたものがようやく解け、弾けたような気がした。たったそれだけ、なのに、すでに体はぴくぴくと動き、背中は完全に沿っていて、地面とは遠い距離にいた。もはやついているのは腰と頭のみ。背中から首にかけては、気持ちよさの反動、快感によって沿っている。
「っ〜〜〜っ、ぅっ、…」
「…、おい、」
首元に鳴海さんの手がスルッと入ってくる。びっくりして体の力が一気にがくっと緩くなり落ちた。
「首、痛めちゃうだろ」
「誰の、せいやとっ、……」
「ごめん」
「なあ、……」
「ん、?」
また胸元へと顔を近づけようとする鳴海さんに声をかける。
「…ベッド、…行きたい、ねんけど、」
「………、まだ酔ってるのか?」
「もう酔ってへん。本音。」
「悪いがボク、ギブアップ制なんて甘いもの持ち合わせてないからな」
「よう知っとる。知った上でや」
「それ以上欲しいねん」
「言ったな?」
「絶対止めないからな。特別コースだ」
「お手柔らかに」
「当たり前だ。やさしくする」
「ん、ふふ、」
[完]
お知らせ
⬆️投稿済みです⬆️
今回はまじで涙ダバダバ出るような作品目指します❤️🔥❤️🔥
〜あとがき〜
酔いどれ本音、鳴海弦行き
お読み頂きありがとうございました🩷💜
なんと7話で完結。
なんか1週間前もあとがき書いた気がして書くものがありません(?)
物語の方で言うと、これもリクエスト作品でした🩷💜もう凄くいいリクエストすぎて……書いててすっっごく楽しかったです(語彙力低下)
あのほんと申し訳ないんですけどまじであとがきないです……
え、どうしよう
今少し見返してて思ったんですけど、あの今回えってぃなシーンまで書けませんでした。。
いやほんと申し訳ないんですけど力尽きちゃって、……書きたいプレイは沢山あるんですよ…。
てことで(?)
☆急募☆
とりあえず物語の内容でも(?)えっちの内容でも(?)ほんとなんでもいいんでリクエスト待ってます‼️
なんかめっちゃあとがきまで雑になってしまったんですけど、本当にお読み頂きありがとうございました🩷💜
いつも見てくれてる皆様あいらぶです🩷💜
ぜひ上の作品もお読みいただけると幸いです♪
コメント
29件
もう2人ともラブラブ〜💞 今回のは結構保科嫉妬深くなって…またそれもいいですね!鳴海ちょーーー嬉しそう😳💗これからの投稿も待ってます!頑張ってください💪
保科さんの自称情けない顔って絶対美術館に飾れるレベルの愛らしい顔じゃないですか!❤️🔥❤️🔥 自己認識の解像度低すぎませんか保科さん!!? なんか口喧嘩とか口論は保科さんが一枚上手なイメージありますけど、身体の喧嘩(意味深)は鳴海さんの方が一枚上手なイメージあってもう最高です(??)😖😖🫶🏻🫶🏻🫶🏻 今作もめっちゃくちゃ最高でした!💖💖💖💖 新作も胸を躍らせながら読んできます!😖😖❤️🔥❤️🔥
毎回涙ダバダバなう(名前とアイコン変えたすいしゃですわよ🫶)