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チリンッリンッと夜の山にはにつかわしくない音が鳴り響く深い夜鞠を蹴りながら飄々と歩く男は赤紫色の着物に鼠のような紫鳶のような色の袴を着ていた。腰には刀が差し込まれており、その容貌たるや

紫に目のチカチカするような桃色が髪の内側に仕込まれていて、夜闇に光るギラギラとした月色の瞳に獣のような歯、そんないわば特徴以外の何者でもない彼のことを世の人々はいつしか「鬼」と呼ぶようになった。



hb 「う”ー…最近いっきに冷え込みやがって…夜出かける奴の身にもなってみろぉ”っっ!」

hb 「ガキから取った鞠も案外面白いもんでもねぇn…」

彼が急に止まる

一定に蹴られていた鞠が床に落ちる

ギラリと光る金色の瞳と、

目が合ってしまう

隣をいつのまにか彼が通り過ぎる




瞬間、視界が反転した



ボトッ



気づいた時には目の前に彼がいて、じっと見つめてくる、

hb 「うわぁ”ー…クソびびったし、なんだお前、なんとなく気配はあったけどこんなとこに鬼なんていんだな!!っぶねー」

hb 「まぁ体切り離したし、しばらくしたら死ぬだろ」





「鬼」と呼ばれた彼は、上級鬼狩りだった






hb 「ちょっと動くとあっちぃのなー…んだこの気温…やべ、任務任務」


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