テラーノベル
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・黄水
・R18
・ケーキバース
・誕生日ネタ
※🦈フォーク、👑ケーキ
🦈「ん〜と、たしかここに…..」
🦈「…….あ、みっけ!」
お互い食事制限を本格的にするため、無闇矢鱈に間食を摂ることや糖質の高いものは極力我慢しようねとみこちゃんと約束を交わしたは良いものの、1週間でこさめは早くもリタイア。
みこちゃんにバレないようにあらかじめ電子レンジ上の隅っこに隠しておいたスルメイカの駄菓子の小袋を引っ張り出し、ネトフリでも観ようかとソファに腰掛けようとしたときだ。
👑「…..こさめちゃん。」
🦈「ひゃいっ!?」
後ろから突如聞こえてきたこさめの名を呼ぶ声に反射的にスルメイカをお尻の下に敷き、ガサッと音を立てながら素早く座る。
いつの間にリビングに居たんやという驚きと、約束を破ったことがバレてしまったかという焦りが情けない返事へと滲み出る。
🦈「な、ど、…どうしたん〜?」
我ながら下手にも程がある隠し術。
所々裏声が出てしまい、さすがの鈍感なみこちゃんでさえも察してしまうかと諦めかけたこさめの期待を、みこちゃんは別の意味で裏切った。
👑「…..っ、…/」
🦈「…….え?」
みこちゃんは大きく手を広げるなり俯いているのだ。察せと言わんばかりに一言も声を発さず、与えられたヒントはほんのり赤みがかった頬だけ。
何をしたいのかさっぱりなこさめはまたもや情けない声を漏らし、なんで気づいてくれないんだと言いたげにみこちゃんは頬をムッと膨らませた。
みこちゃんは中々の鈍感だけど、こさめもそんなみこちゃんと同等だ。
すると、みこちゃんはぎこちない雰囲気と続く沈黙を破った。
👑「…今日くらい、好きにしてええよ、…/」
🦈「えっ、…….」
みこちゃんは基本的に、所謂 “ハレンチなこと” を嫌がる。
といっても完全拒否な訳では無いし一般並みくらいはしていると思うけど、キスは息が苦しいから嫌と直ぐにお手上げだし、夜の相手だって怖いから嫌と言ってそう満足する結果に持ち込めたことはそう無い。
噛むことも痛い、舐められるのは得意じゃないと言い張り圧で押しに押さなければ滅多に承諾してくれない。
こさめがフォークだから本能的なアレが出てしまっているということも多少は関係しているだろうけど。
兎に角、そんなみこちゃんが自ら好きにしろなんていうとんだ爆弾発言にこさめが固まらないわけが無い。
🦈「え、な…..えぇ、?//」
今更ながらに羞恥に襲われ恥ずかしそうに目線を泳がせるみこちゃんを見ていると、嬉しさを通り越してなんだかこっちまで恥ずかしくなってくる。
不意にも口角が緩むのを理解した。
👑「…なによっ、その顔…/」
🦈「いや、かわいいなぁって…?/」
👑「なんで疑問形なん、w」
恥ずかしながらもこさめのからのお返しを待ち遠しそうにしているみこちゃんを見兼ねて、腰に手を回してそっと手繰り寄せた。
驚きの様子は見せるものの、予想通りとも言いたげにこさめを見つめる。
向こうからも加わる多少の力と温もりを嬉しく感じて、少し強引に頭を掴んで舌を捩じ込んだ。
👑「っん、ふ…..♡」
🦈「…っ、…..♡」
途端に口の中で広がる甘さと熱。
下手に多量に摂取したら健康を害しそうな程の甘味だけど、でもどこか酸欠を表したような少し苦さもある味。
甘過ぎずの特別で不思議な感じがみこちゃんらしい。ミックスジュースみたいだ。
そんなみこちゃんはいつもなら軽く胸板を押し返してくるけれど、今日は何もしてこない。
🦈「…..っん、…..♡」
👑「ぁっ、あ…/♡」
こさめもみこちゃんも、隙を見つけては必死に簡素を吸い、余裕無さげに空気の行き場を探すこの行為がまだまだお互いに不器用で下手みたいだ。
🦈「…..っは、…../」
苦しそうなみこちゃんを配慮してと理由付けて舌を逃してあげるが、実際は第一にこさめが苦しい。
それがみこちゃんに見透かされるとは思っていなかったこさめを差し置くように、みこちゃんはニヒルに微笑んだ。
👑「なぁに、今日くらい好きにしてええんよ、…?♡」
🦈「んん、っ…!?//」
そう言い放ち、再度こさめの舌は塞がった。
自分自身に余裕があるうちは威張れるものの、苦しいおかわりは求めていない。
普段してあげない代わりに、とまた強引に続行されるがみこちゃんのその善意は却って黒となる。
🦈「な、ぁ…っ、…♡(泣)」
🦈「は…っ、ん…♡//」
美味しいと感じれていた甘さは苦しみに豹変していき、欲しがっていた筈の味は飽きへと変わっていく。
離してなんて言おうとしても言語を奪われ隙を丸められ、なんて言おうとしているのか聴き取れなくて、変にただ上擦った喘ぎ声になっていく。
👑「…っは、…..♡♡」
🦈「ふ、……っ、…/」
着々とこさめの頭は『苦しい』『死んじゃう』なんて単純なことしか考えられない馬鹿になっていっている。
そう必死に訴えようと胸板を叩いてもこさめを離してはくれない。
こさめはみこちゃんが苦しそうにしていたらちゃんと直ぐに離してあげていたのに、こんなのフェアじゃない。
🦈「ばか、っは…..♡(泣)」
🦈「さいてぇ、…いじ、わる…っ、/」
👑「うわぁ、ごめんごめん…笑」
やっとの思いで開放された口で、こさめは徒然なるままにみこちゃんに言葉を浴びせる。
いつもなら心無い言葉をかけたら『なんでそんなこと言うんよ!』って過敏に反応してくるくせに、今のみこちゃんは満更でもなさそうに笑っている。
👑「…じゃあ、今日はもう終わる?」
こさめに託された選択肢に思わず心臓がドクンと波打った。まるで試しているかのような、伺うような質問なんていちいち投げかけなくてもわかってるくせに。
そんなの、なんかこさめが負けたみたいじゃんか。
🦈「…ばかにしてるん、」
🦈「そうは言っとらんやろ…/」
なんて、意地なんて張らなきゃよかったという後悔を自覚したのは、地球がぐるりと回ったときだ。
何故か気づいたら視界一面には見慣れた天井が広がっていて、気づいたらソファに沈んでいて、みこちゃんの髪が垂れてきて、手の甲にはさっきのスルメイカの小袋が触れる。
🦈「…っえ、…?/」
👑「なぁに、まだいけるんやろ?」
👑「折角の誕生日やもん、普段俺が溜めちゃってたんやし今日くらい発散しようよ」
みこちゃんの手はゆっくりとこさめへと伸びてくる。
振り払う余裕もなく、されるがままにその手はこさめの下半身へと到達する。
🦈「な、っ…..みこちゃ…」
👑「こさめちゃんの “好きなコト” してあげる。」
👑「…んーん、”好きなトコ” になっちゃうかもだけど。」
👑「こさめちゃん、っ…♡」
🦈「く、ふ…っ〜〜〜…、♡」
こさめは挿入れる側のはず。
恥ずかしがるみこちゃんを煽って、反応を見て怒られるまでの流れを楽しむ側。
苦しそうな姿を見た上で少し激しくしてみたりして余計に揶揄ったりしてみて。
🦈「っや、…っう、〜〜〜゙…っ、♡」
🦈「やら、っやぁ…っみこちゃ、…♡」
なのに、慣れない位置で出したこともない声を上げて、普段とは比べ物にならない程の欲求を吐き出す。
こさめの下で可愛く鳴いていたみこちゃんも今日はそんなことは無く、全然声なんて漏らさずにただ甘い吐息を零す。
🦈「な、んで…っ、あ…!?♡♡」
👑「…っふふ、かぁわいい…♡」
異常なほどの異物感も、獣のようなみこちゃんの荒々しい姿も、なにかに縋りたくなるような痛さも、全部全部甘くない。
甘くないはずなのに、なんだか身体はそうは思わないみたいみたいで。
🦈「ぅ、いく、…っ…ぃぐ、…/♡」
🦈「ぁ、っう…ゃ、…..♡」
意志とは別に勝手に肉棒を締め付けるこさめの身体もふわふわする脳も、全部言うことを聞かない。
こんな乱れた姿を見せたくないはずなのに、溢れ出るモノは止まらない。
👑「…誕生日、おめでとうね…♡」
🦈「や、っ゙…ぉく、っ…!?♡♡」
黄色の温かい祝福の言葉に包まれるや否や、それとは全く反対のような痛さと強い快楽が俺のナカに現れた。
ぐぷっ、といやらしいひとつの音を残して、こさめは不本意に落ちてくる瞼に抗うことも出来ず目を閉じた。
コメント
2件
転生先ですか....?違ったらすみません、、というかこの発言嫌だったらすみませんすぐ削除します😭