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神獣

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神獣

2 - 一頁目

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2025年07月10日

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私の名前はキーロピア。今、私はとある「やつ」と戦っている。その相手は、

「プシャー」

そう、蛙である。蛙といっても2mはゆうにあるようなやつである。

「おい!ボケッとすんな!早く倒すぞ! 」

そう言ってうるさいのがグラウクスである。

「はいはい、わかってるよ。うるさいな   ー」

と言いつつ、私は魔法を構築する。

「ファルマーキ」

私の打ち出した毒魔法で蛙が呻き声をあげながら消えていく。すると、そこには破れた本のページが残っていた。

「やはりか、」

グラウクスは呟く。そう、私たちが蛙と戦っていたのにはちゃんと理由がある。私たちは、世界に散らばってしまった聖典のページを世界各地で集め回っているのだ。

聖典とは、 遥か昔、アトランティスの時代に優れた科学技術をもって作られた魔法の全てが集約されているという伝説の本である。

「おーい!ページも手に入ったしリオダ  スのところに戻るぞ」

「そだねー」

「ほら、乗れ、」

そう言いながらグラウクスは大きなフクロウのような姿になる。

「よいしょ」

そう言いながら私が乗ると、

「落ちるなよ、と言いながら飛び立つ。」

なんで鳥になるのか?だって?そう、何を隠そう彼はアトランティス時代から生き残る神獣の一種なのだ。かく言う私もムカデの体を持つ神獣である。そういうわけで、聖典のページを探しているわけだ。

「おい!ついたからとっとと降りろ!」

グラウクスがそう乱暴に言うので降りてみたらもうコロニーについていた。

「ただいまー」

「リオダス、今帰った。」

そう言いながらコロニーに入ると、

「お帰り、怪我はないか?」

とリオダスが聞いてくる。

「怪我は二人ともない。今日のページは土属性の広範囲殲滅魔法の一部だ。」

という。

「やはりページを食うと凶暴化してその魔 方陣の魔法を使うようになる。 一般の人にも危険が及ぶ可能性がある。」

「そうか、何か方法はないかデイル、 」

そうグラウクスが聞くと、デイルと呼ばれた少年は少し考えるような素振りをみせながら答える。

「まさに、今その対策について考えていた  ことだよ。この前二人が持って帰ってき      た探知系の魔方陣で少し開発が進んだよ、そのうち使えるけど今は無理かな、もう少し待ってて。それかあと一欠片でも探知系の魔方陣のページがほしいね、、、」

そうデイルはいった。

「ごめんね、」

とデイルが言うとグラウクスが慌てたように言う。

「別にそんなつもりじゃないって、俺ら、 ページ、少しでも早く探してくるか     ら!」

そういってグラウクスが飛び立つ。、、、その瞬間、リオダスがグラウクスの首根っこをつかんで言った。

「今日はもう十分だ!夕飯もあるしもうコ       ロニーで休んでろ!」

とリオダスが怒鳴る。そんなグラウクスに助け船を出すため、私はリオダスの気を引く。

「ねぇねぇ、今日の夕飯なんなの?と聞  く。」

「今日はお前の好きなオムライスだぞ。」

とリオダスが言うので、やったぁなどと返しておく。そんなことをしていると、急に鳥がすぐそばを通っていった。

そう、何を隠そうこのコロニーは空中にあるのである。

ちなみに、コロニーにはイルカの体を持つ神獣であるため、水の球が浮かんでいたり、獅子の体を持つ神獣であるリオダスが過ごすことが出来る大きなスペースもあるのである。まぁ下の現世では目立つし基本人型で過ごしているけれども、

まぁとにかくこれだけは聞いておこう、「ねぇリオダス 、ヒポノスはどう?」





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