テラーノベル
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こんにちは、ねこもみじです!
本日は節分いうことで、百鬼パロで書かせて頂きます!
節分=鬼=百鬼パロで小説書くしかない、という脳内構成でございます·͜· ❤︎(体調不良の民)
注意
・青桃
・百鬼パロ
・エセ関西弁
・御本人様とは関係ありません
ーーーーー
百鬼夜行も落ち着き、毎日のように宴が繰り広げられる。
その夜だって例外なく妖怪達の宴が行われていて、俺は呑気に縁側に座り、満月を見ながら盃にたっぷりと注いだ酒を飲んでいた。
周りは酒の匂いが漂い、笛の音が響き渡り、まさにどんちゃん騒ぎといったところだ。
そんな時だった、彼が現れたのは。
妖怪達の長がこほんと咳払いをし、パンッと一つ叩くとその場にいた全員の視線がそちらへ集中した。
「皆の衆。紹介しよう、次の長になるものだ」
そう言い放ったかと思うと、優しい声色で「こっちへおいで、皆に顔を見せておくれ」と言い、何者かを呼んだ。
ぎし、と廊下から音がして、そこに現れたのは目立った桃髪をした小さな子。
おどおどとした瞳からは到底長になれるような者とは思えなかった。
余程緊張しているのか目を瞑って深呼吸をした。…開いた瞳は先程の緊張が嘘かのように凛とした瞳だった。そのたった数秒の出来ことに目が釘付けになる。
「…皆様お初にお目にかかります。この度から長を務めさせて頂くないこと申します」
小さな子特有の少しばかり高い声が響き渡る。でもその言葉遣いは達者なもので。
「私も長として動くことができるのはそう長くない、この子なら必ず役目を果たしてくれる」
「皆、ないこを支え、ここを守ってくれ」
深々と一礼した現長とちびっこへそこにいた者たちからの拍手が鳴り止まなかった。
あれから、ちびっこ__ないこは色々な妖怪と交流をし、着々の仲間を増やしていった。
鬼共が言っていたが、ないこには魅了される何かがあるらしい。きっとこの数え切れないほどの妖怪達の長を務められるようなリーダー的素質があるのだろう。
今日もいつも通り酒を飲んでいると、何者かが後ろにいる気配がした。
誰だ、と聞こうとした瞬間、「隣座らせて頂いていいですか」と鈴のような高い声がした。
「…あぁ、ちびっこか、ええよ」
「ちびっこって言わないでくださいっ、…隣失礼します」
ちょこん、と横に座ったないこ。ちびっこに敬語を使われる違和感にどうもムズムズしてしまう。
「…ないこ、俺の前じゃ敬語使わんで」
「…へ?」
目を丸くして桃色の瞳がこっちを見た。
「ふはっ、やっとこっち見てくれた」
「可愛い顔してんじゃん、こんな犬耳つけてさ」
わしゃわしゃと髪を撫でると気持ちよさそうに目を細めるないこ。
可愛いがないこをよく思っていない妖怪達がいればきっと舐められるに違いない。
「こんなにすぐ懐いたらあっという間に倒されてまうよ?」
そう一言呟くとサッと距離を置かれてしまった。
「俺はそんなことせんから、安心しい」
「…分かりました…鬼さん?」
「わはは、鬼さんときたか、可愛い呼び方してくれるやんか」
「あっ、すみません…」
「別にかまへんよ?でも敬語じゃ駄目」
「ほら、酒呑童子さまの命令ぞ?」
わざとらしくそう言うと躊躇いながらも、わかった!!と威勢よく返事をした。
そう会話を交わしてからないこは宴の度に横に座って話をするようになった。
「鬼さん鬼さん、今日も隣いい?」
「あぁ、勿論」
俺もきっと見知らぬうちにないこのもつ魅力とやらに惹かれていったのだろう。気づけばないこは俺のお気に入りになっていた。
「そうや、ないこは酒は飲めんの?」
「俺?俺は、酔いそうだから飲まないよ」
「へー、やっぱちびっこだから飲めへんのや」
「ちびっこだからじゃない!!酔いやすいからだ!!」
「ほーん、まぁええわ。」
「立派な犬神の長になった時でいいからさ」
そう言うとピクッと犬耳が揺れ動いた。
「……俺、犬神じゃないよ?」
きょとん、とくりくりとした瞳でこちらを見つめてくる。
「え、違うん?じゃあなんなん?」
体ごとこちらを向けると、改まってこほん、と咳払いは出来ないのか声で表す。
……かと思うと、近寄ってきてそっと耳元で言葉を紡いだ。
「俺、ぬらりひょんだよ」
……ぬらりひょん?あの、総大将の??
「うん、だから皆をまとめるお役目になったんだ」
考えていたことは脳で留まらず声に出していたらしい。自慢げにふふん、と微笑みながら俺の角をツンツンとつついたり、すーっと滑らしたりしてくる。
くすぐったいからやめろ、と言うとぱっと離した。
「鬼さんは酒呑童子なんでしょ?酒呑童子様って四天王の一人だもん…すごいなぁ」
いや、ぬらりひょん様の方が地位高いですけどね、なんて言いそうになるのを抑える。
「…というか、ないこ俺の事ずっと鬼さんって呼ぶよな」
「鬼さんって呼ぶの駄目?」
小さい体で見上げられると上目遣いになるに決まってる、そうなると断る思考さえも消されてしまった。
「いいよ、でも、たまにでいいから、いふかまろって呼んでや」
「なんで?」
「さぁ、なんとなく」
「ふーん、じゃまろね!」
可愛いちびっこなのか誘惑してくるいたずらっこなのか、まさにぬらりひょん特有のつかみどころのないやつだと思った。
ないこと出会って何年もの時が経ち、それまで妖怪達と交わすことのなかった杯も今ではないこを中心に色んな奴らとするようになった。
「あー、酒うんま!!」
「もうっ、しょうちゃんったら飲みすぎないでよね?僕酔っても世話してやんないよ?」
「ねぇあにき、明日こそは妖術の使い方教えてよね」
「わかった、わかった。ほんま弟みたいやなーお前は。」
こんなに騒がしい奴らとも気が合うだなんて昔は思いもしなかっただろう。
「あれ、いふくん静かじゃない?」
「あ、分かった!ないちゃんが居ないからだ!!」
「うるせぇほとけぶっ飛ばすぞ!!」
やーん怖いー、なんて言いながらしょうに縋り付くほとけ。
「まろ、ないこならさっきあっちの縁側におった気がするで」
「ほんま!?やっぱあにきは違うな、どっかの九尾とちがって」
はぁ!?!?と聞こえたきたもののスルーしてないこの元へと駆けていった。
鬼さんこちら、手の鳴る方へ。
綺麗な歌声が聴こえたかと思うとその声の先には月を見上げる桃色の姿があった。
「……はーぁーい」
後ろからそっと抱きしめ、左手でないこの視界を覆う。
「君が待ちわびた鬼さんですよ、嬉しいでしょう?」
わざと敬語を使ってみると、その華奢な身体はビクッと反応した。
「まさか本当に来るとは……てかまろ目隠しとって」
「はいはい」
出会ってから何年経ったかもう覚えていないが、ちびっこだったないこはいつの間にか俺と同じくらいの背になった。
今では妖艶な雰囲気を纏ったここ一帯、妖怪達をもまとめあげるぬらりひょん様だ。
「ないこの歌ってたのって何?」
「ん?人里で人の子達が歌いながら遊んでたんだよね」
癖になるなーって思ってたらいつの間にか口づさんでいた、とのことだ。
「『鬼さん』なんていうからすげー懐かしい気持ちになったんよ」
「……まだ覚えてた?もう忘れてると思ってたんだけど」
「忘れるわけないやろ、あのないこのかわいいちびっこ時代」
「最悪なんだけど、歌うんじゃなかった」
「たまにはいってええんよ?『鬼さん』って」
煩い!!と頬を紅く染めながらそっぽを向くのがあまりにも可愛らしくて、後ろから着物の中に手をそっと入れると、ひっ、と高い声が漏れ耳が垂れ下がる。
「今宵は『鬼さん』と遊ばんか?」
「…楽しませてくれるんならいいよ」
「ないこは俺がいて楽しくないなんてことある?」
目をゆっくりと逸らされる、それを答えとして受け取らせてもらおう。
「絶対楽しませたるから、身を委ねな」
出会ったあの日のように夜空は満天の星々と満月で煌めいていた。
コメント
10件
コメント遅くなってごめんねぇ😭😭🙇なんで節分だけでこんな作品を作り出せるの、ほんとに🤔 ねもちゃんの頭と交換してほしい……🙄🙄 体調大丈夫?お大事にね🥺 最近寒すぎだもんね😮💨 地球温暖化なら冬も暖かくなれ
語彙力飛んじゃったじゃん…?🪽 百鬼パロ好きだぁ✨️ 体調優先でっ!お大事に🥺
課題してて気づけなかった…😫 勝手に、百鬼パロはオフィスラブよりも上下関係がしっかりしてるような感じがしてる気がしてその上下関係がありつつも恋しちゃう青桃さんがメロくて大好きなんですよね🥲🥲 桃さんが歌ってる時に後ろから目隠ししてくる青さんメロすぎて横転🤩💖 体調大丈夫⁉️一限目から早退したんでしょ…?溜め込みすぎないでちゃんと休んでね‼️