…君と初めての食事。
丸い机には、白の質素なテーブルクロスが掛けられている。
ふと下を見ると、真っ赤な絨毯が敷かれている。
…普段、俺が使わないようなタイプ。
この日の為に、先週家具店で購入したばかりの、埃一つない新品だ。
机の上には、二つのワイングラスとワイン。
白く、周りが赤で縁取りされた皿には、一口サイズにカットされたチーズが置かれている。
壁は黒レンガを基調にされ、上のほうに小さな窓が一つだけつけられている。
机の向こうには、冷えきった君。
壁に触れると、ひんやりとした冷気が俺を襲う。
君も、寒いのだろうか。
そう思い、俺はお気に入りの青色の毛布を君にかけた。
…水色…という方がいいのだろうか。
君の髪の毛と同じ色。
、、だが、君が「青」なため、俺はこれをそうよんでいる。
…俺は、君のグラスと俺のグラスにワインを注ぎ、一口飲んだ。
…さて、
『いただきます♡』
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