その日から、だいぶ慣れてきて、
みんなとも会話はスムーズになった気がする。
それでも、゛ドアは開けない ゛
信用出来ない。信用出来るの問題じゃなくて、
人に会うのが怖いだけ。
それが長く続くだけで、何となく、
゛喋るドア ゛と会話してるようで、楽しい、
ドアは色んな事を教えてくれる。今日の話、集会の話、友達の話、世間の話、沢山教えてくれる。
そして、、
゛俺の事も ゛
でも最近不自然なことが起きる。
毎晩2時になると階段を行ったり来たり、そこで立ち止まったり、同じ場所をずっとグルグルしてる。
気味が悪い。
なんで毎晩2時になると来るんだろう。
でも、、なんだろ、、あの足音、どっかで聞いたような、、
まぁ、、
どーでもいっか、
そう思い聞かせた。そうじゃなきゃ怖いから。
少しでも明るい方に考えれば怖くない。
いつもの俺の部屋で、いつもの匂い、いつものベッド、
俺はこのベッドが大好き。落ち着くし、ずっとここに眠っていたい。
ずっと、誰にも見つからないまま、
ずっと、目覚めたくない。そのまま楽に、気付かぬうちに、
誰にも、、誰にも、、知られず死んでしまいたい。
ずっと眠ってしまいたい。
そんなことをぼんやりと思いながら、久しぶりの窓の外を見る。カーテンは久しぶりに開けるため、
しゃーっという音と光と共にホコリがまう。
窓を開けて、換気しなきゃな、
久しぶりの外の匂いは、新鮮だった。
太陽を見るのは久々、なんだか、この太陽の光に照らされているだけで、楽になれる。
そんな気がした。天使が俺を連れていってくれるような感じに。そんな事ないのにね。
連れてってくれないかな、、天使は美しい翼と共に舞い降りて、羽根が宙を舞う。
白くて、美しい、その見た目、それは迷信に近い。
どこかで聞いたことがある。
悪魔は人を誘き寄せるために美しい見た目をしている。
天使は悪魔を怖がらせるため、近寄らせないため、醜い、恐ろしい見た目をしている
そんなこと聞いたな、、
それでも、俺を楽にさせてくれる、幸せにしてくれる存在ならば、どんな見た目でも受け入れよう。
天使も気まぐれなのかな、
女の子がいう「白馬の王子様」は、俺にとっての「天使、」
死神でも受け入れよう。もう何がなんでも良くなってきた。
幸せって何色なんだろう。どんな顔して俺の事を見てるんだろう。
幸せを教えてくれる存在って、、居ないのではないか。
ま、もうなんでもいい。全て取られた、奪われた俺に、何を望むのだろう。
何を求める??もう何も残ってない。
使えない。使えないゴミは天使は連れて行ってはくれないのだろうか、
いっそ、魂をあげよう。貴方が求めてるものはこれでしょう??
そう天使に言ってやろう。俺に残っているものは魂だけです。
どうか最後に残ったこれだけは、大切に、抱きしめて、毎日話しかけてあげてください。
毎晩ギターを弾いてください。
魂はどう使われるだろうか、食べるのか、使うのか、分からない。
食べるのであれば美味しく食べてくれればそれでいい。
俺はそれが本心だから。こんなことで嘘なんてつきませんよ。
あ、でも、、最後に、記憶の奥深くにあった、棚の中から取り出したデータの中に、
いつどこで飲んだのかは分からないが、
「 マリブサーフティー」をまた飲みたい。
試しで何となく飲んでみると幸せな味がした。
あれをもう一度飲みたいな、
美しい青色で、透けていて、海のような綺麗な見た目、
氷が反射して、宝石のような見た目だったな、、
死ぬ前にはあれをもう一度飲みたい。
そんなことを考えながら、何となく上を見ると、上から誰か俺を見下ろしていた。
誰だろう。顔をしかめてぐぐっと見つめると見覚えのある人だった。
黒く長い美しい髪、彼の顔はすんっとした顔だった。
寒気がした、鳥肌が止まらない。
震えも出てきて、トラウマに襲われる、
ーー千冬「ぁ、、あ、、ぁぁっ、、泣震」
ーー場地「…………みーつけた。」
そう言う彼の顔は口元は微笑んでいたが、目が笑ってない。濁って感情が分からない。
死ぬ、、殺される、、、、
あれ、、でも俺、、
死にたいんじゃなかったっけ、笑
死ぬのは怖い、ただそれだけだと言うのに、
どうして、これまで嫌がったんだろう。
「 みつかっちゃった、、 泣 」
「 助けて 」
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コメント
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大丈夫ぅ?! 家行くわ!!!!!!!!!!!!!!
暴力はやめような??"暴力"は