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こんちゃ!
暇ではないけど、暇なんで、、
もう一つ、くらりちゃの読切コンを上げようかなってぇ!
それではいってら
jp×na注意
曲パロです。
内緒のピアスさんの”プロポーズ”という曲です
※ご本人様に100%関係ありません
『きみの知らない愛』
「……じゃぱぱさん」
名前を呼んでも、振り向いてくれない。
いつもなら、明るい声で「どうしたの?」と笑ってくれるのに。
今日だけは違った。
じゃぱぱは、誰かと楽しそうに話していた。
その相手は、のあではない。
「……また、だ」
胸の奥が、ぐしゃりと潰れる。
何度目だろう。
こうして、じゃぱぱが誰かと笑っているのを見てしまうのは。
のあは、ずっとじゃぱぱが好きだった。
最初は、ただ「一緒にいると楽しい人」だった。
困っている人がいれば助けるところ。
誰かが落ち込んでいれば、真っ先に声をかけるところ。
無理してでも笑っているところ。
全部、好きだった。
だから。
いつか自分にも、その笑顔を向けてくれると思っていた。
――そう、思っていた。
「のあさん?」
不意に声をかけられて、のあは肩を震わせた。
「……じゃぱぱさん」
「さっきからぼーっとしてない?」
「してませんよ」
「ほんと?」
いつもの笑顔。
それだけで胸が苦しくなる。
「……じゃぱぱさんは」
「ん?」
「好きな人、いるんですか?」
口から出てしまった。
聞かなければよかった。
そう思ったのに、もう遅い。
じゃぱぱは少しだけ目を丸くして、それから困ったように笑った。
「いるよ」
その瞬間。
世界から音が消えた気がした。
「……そう、ですか」
必死に笑う。
の の 。@こんてすと開催中
182
うみねこ
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も も .
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「よかったですね」
「え?」
「好きな人がいて」
声が震えそうになる。
それだけは悟られたくなかった。
だって。
好きだなんて言えるわけがない。
今の関係すら壊れてしまうから。
「のあさん?」
「……私、用事あるので」
逃げるようにその場を離れた。
廊下を曲がった瞬間。
足が止まった。
「……っ」
涙が落ちる。
一度こぼれたら、止まらなかった。
分かっていた。
ずっと分かっていたのだ。
自分がじゃぱぱの特別じゃないことくらい。
それでも。
少しくらい期待したっていいと思っていた。
「……ずるいですよ」
誰もいない場所で、のあは小さく呟く。
「そんな顔で笑わないでください……」
好きになってしまうから。
優しくしないで。
期待してしまうから。
その日の夜。
スマホに一件の通知が届いた。
『今から少し話せる?』
じゃぱぱからだった。
のあはしばらく画面を見つめていた。
断ろう。
そう思った。
でも、指は勝手に動いた。
『大丈夫ですよ』
数分後。
じゃぱぱがやってきた。
「急に呼んでごめん」
「いえ……」
「今日、変だったよね」
「そんなことないですよ」
「嘘」
じゃぱぱは、まっすぐのあを見る。
その目が嫌だった。
全部見透かされそうで。
「……のあさん」
「はい」
「俺さ」
一瞬、期待してしまった。
馬鹿みたいに。
「好きな人がいるって言ったじゃん?」
「……はい」
「その人、のあさんなんだ」
「…………え?」
時間が止まった。
「ずっと好きだった」
「……嘘」
「嘘じゃないよ」
「だって……」
涙がまた溢れそうになる。
「じゃあ、なんで……」
今日、誰かと話していたこと。
好きな人がいると言ったこと。
全部、頭の中でぐちゃぐちゃになる。
「俺、のあさんも俺のこと好きだと思ってた」
「……え」
「でも、全然そんな素振りないから。嫌われてるのかなって」
「……っ」
のあは俯いた。
笑ってしまう。
泣きながら。
「そんなわけ……ないじゃないですか」
「じゃあ――」
「ずっと好きでした」
言ってしまった。
ずっと隠していた言葉。
「ずっと……ずっと好きだったんです」
涙が止まらない。
「でも、じゃぱぱさんには好きな人がいるって言われて……」
「うん」
「諦めなきゃって……」
「ごめん」
じゃぱぱは静かに言った。
「でも、もう諦めなくていいよ」
「……本当に?」
「うん」
差し出された手。
のあは迷った。
怖かった。
この手を取ったら、今までの片思いが全部終わってしまう気がしたから。
けれど。
それ以上に。
ずっと欲しかった。
この人の隣を。
「……じゃあ」
震える手を重ねる。
「私のこと、ちゃんと好きでいてくださいね」
「もちろん」
「絶対ですよ?」
「絶対」
その言葉を聞いて。
のあは泣きながら笑った。
――やっと、届いた。
そう思った。
けれど。
じゃぱぱが知らないことが、ひとつだけある。
のあは、ずっと彼を見ていた。
彼が誰と話して。
誰に笑って。
誰を大切にして。
誰を好きになるのか。
全部。
全部、見てきた。
だからこそ。
今さら手放すなんて、できない。
「……じゃぱぱさん」
「ん?」
「これからも、私だけを見てくださいね」
「うん」
「約束ですよ」
笑顔の裏側で。
のあはそっと、彼の手を握り直した。
二度と離れないように。
まるで。
逃げ道を塞ぐように。
――好き。
――大好き。
――だから。
あなたが私を愛してくれる限り。
私もあなたを、愛し続ける。
たとえそれが。
少しだけ、重すぎる愛だとしても。
コメント
2件
どストライクの作品でやばい(( 表現とか上手すぎて尊敬🙇
彗@ていふさん、第1話読ませていただきました🌷 のあの「好きだけど伝えられない」切なさがすごく繊細に描かれていて、胸がぎゅっと苦しくなりました。とくに「好きな人がいるんですよ」と言われたあとの世界から音が消える感覚、あの表現がとても印象的です。最後、想いが通じ合うシーンで思わず涙が出そうになりました。ただ、ラストの「重すぎる愛」という一文が、これからのふたりを少し不穏に予感させてゾクッとしました。続きが気になります…!