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書き忘れ🙏🏻
能力?を持ってます。炎とか水とかそういう攻撃系のものでは無いですが…
kn「…ん…」
もう朝か…
…?
…どこ?ここ
保健室…?なんで…?
寝転んでいた俺は座り、なぜここにいるのかを考えた
なんで俺保健室にいるんだ…?
昨日の夜、自分のベットで寝た覚えはある。
カーテンの隙間から見える時計を見るともう6時間目が始まっている時間だった
kn「えっ!?」
6時間目…?
俺…いつ学校に行って、いつ保健室に来たんだ、?
全く記憶が無い。
昨日の夜までの記憶はある
でも今日の記憶は何ひとつとしてない。
…まただ
俺はたまに記憶が無くなる
理由は分からないけど、すっぽりとどこかの一部が抜け落ちる
シャ
先生「大丈夫?急に大きな声だして…」
kn 「あ、大丈夫です。すみません」
先生「大丈夫ならいいんだけど。教室戻れそう…?」
「もう六時間目始まっちゃってるから帰っていいとも思うけどね」
どうしよう…
kn 「…あの、俺何時間目からここにいますか…?」
先生「そうだね〜、昼休みに同じクラスのNakamuくんって子が、保健室まで運んでくれたんだよね」
「なんか、急に倒れたみたいだよ。貧血だったりする?」
昼休み…?
昼休み…何してたっけ…
倒れた覚えなんてないし、 俺は特に貧血とかでもなく健康だった気がする…
…分からない、
いつもは周りにみんなが居てくれてたから教えて貰って状況把握が出来てたけどみんなが居ない今、不安ばかりが募ってしまう。
先生「…今日はもう帰った方がよさそうね。先生に電話して荷物もってきてもらうからゆっくり休んでて」
kn 「…ありがとうございます。」
親に相談して病院に連れて行ってもらったこともある
脳の検査もいっぱいされた
なのに、どこにも異常がないから原因不明となってる
…怖い。
早く6時間目終わってみんな来て…
俺はそんなことを思いながらじっと寝転がって待っていた
しばらくするとドアが開く音がした
ガラガラ
? 「あの…きんときくんって居ますか…?」
先生「こっちだよ。荷物ありがとうね」
? 「いえ」
!!Nakamuだ、!!
シャ
nk「!きん…」
kn「Nakamu!!!」
俺はすぐさまNakamuに抱きついた
nk 「ど、な、なに!?」
先生「…不安だったのかな…?」
「Nakamuくん、先生には伝えておくから少し一緒に居てあげてくれない…?」
nk 「分かりました」
先生がカーテンの外へ行ったあと
nk「…急に倒れてびっくりしたよ」
そう言いながら、俺のカバンを床へ置き、ベットへ座る
kn「…また記憶が無いんだ、今日の記憶が何も無い。」
「昨日の夜までのはあるんだよ、!でもっ…!」
俺が不安になっているのを察してくれてNakamuが優しく抱きしめて頭を撫でてくれた
nk「大丈夫大丈夫。俺がいるから大丈夫だよ」
「きんときが起きた時、すぐそばに居てやれなくてごめんな」
kn「…大丈夫。ありがとう来てくれて、」
Nakamuはずっと抱きしめて頭を撫でてくれていた
しばらくたった後、今日の事の話をしてくれた
nk「〜…。それでご飯を食べてる時に、急にきんときが倒れたんだ」
「…なんでかは分からないけど…」
「で、俺が保健室まで運んで、きんときがさっき起きたって感じかな」
kn「…ありがとう、」
nk「大丈夫だよ。不安になるもんね。」
kn「うん…」
不安でしかない
だって俺はそんなことした記憶なんてない
そもそも、さっき起きたのも時計を見てびっくりした
俺は昨日寝た記憶で終わっているから朝だと思ったら知らない天井で、周りを見渡せば保健室
…いつまで続くのかも分からない
中学生の頃から半年に1~8回ほどある
頻度も時期もバラバラ
何ひとつとして共通点なんてない
だから対処法も分からない。
ここ半年ちょっとは一回もなかったのにな…
nk「…帰ろっか…」
「俺がちゃんと先生に伝えとくから荷物持ってもう帰りな…?」
kn「うん…ありがとう」
俺は荷物を持ち、先生に”ありがとうございました”とだけ言って保健室を出た
何が原因なんだろう…
身体に異常がないならやっぱり心理的な何かなのかな
だとしても何…?
自分が記憶を忘れたいと思うほど嫌な会話をしていたとか…?嫌なことを思い出したとか…?
今までなんの会話をしていたのかは聞いてもいなかったからよく分からない
…ずっとこの状態が続くのが怖い
俺はきっともう既にみんな、特にNakamuに依存してしまっている
…起きてからみんなが居ないとあんなに不安になるなんて思ってもいなかった
このままじゃダメだって分かってるのに甘えてしまう…
ちゃんとこれもなおさなきゃ、