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あら…
🌟/此花…,くれるのか¿
🎈/あぁ,!
にまッ,と笑いながら渡してくれた花は,
白くて儚い,消えてしまいそうな花だった.
ルイは昔からいい子で,いい子で仕方がなかッた.
オレは,そんな類を憎んでいた.
羨ましかったんだ.皆から構って貰えてて,
いつもニコニコ笑ってて,
ずるい.ズルすぎるんだ.
🌟/そうか.ありがとな.
🎈/……僕,此街から出ていくことになッたんだ.でもね,またここで会えるよ,!
此花は,仲良しの証だからね!
其の言葉を聞いて,
少し寂しくて,後悔するような感情が湧き上がった.
こんなにも健気にオレを考えてくれていたなんて.
オレの頬には,水が伝わる感覚がした
🌟/……へ,?もう……暫くは話せないのか?
今更謝ッてもお前は首を傾げて終わるだろう.
オレが謝ッた意味を理解できない,馬鹿だから.
でも,そんな馬鹿だからこそ,恥じらいなく優しい言葉をかけられる.
オレはこんな馬鹿よりも馬鹿だ.屑で,最低だ.
御免なさい.,又,何時か会った時に改めて謝りたい.
🎈/でも,もう少し歳を取ッてから会えるよ!
そんな言葉を掛けてもらッてから約3年.
オレ達は,思いもよらない巡り会い方をする.
🌟/……は?
白百合と黒百合としての,戦争で会う.
思わず腰が抜けてしまった.
殺し合いの場で,会いたくなんか無かッたからだ.
もッと平和に,花畑や森林で会えると思ッた.
身嗜みを整えたお前は,颯爽とオレの元へ走ッてくる.
声をかけてくれるかと思ッたが,
🎈/久々. 悪いけど死んでもらうね.
全く馬鹿じゃなくなっていた.
叶わない悪魔の様だった.
優しい純粋無垢なお前に戻って欲しい.
何だか,心がキュッとなって辛かった.
🌟/…類,此花,
真ッ白で枯れ果てた白百合を見せると,
お前はハッとした様な顔をして,
二言目,又冷たい言葉を発する.
🎈/”あの頃”は仲良しだッたね.でも今は違う.敵同士さ.