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「エリス、先代神殿は何処にあるんだ?」

そう聞くメルトをエリスは冷めた目で見つめた

「え……知らないの?」

呆れたような声で、顔を歪める。

「いや、仕方ないだろ?エリスは何度か行ってるかもしれないけど、こっちはタスキ譲渡式の時しか会ってないんだよ。しかも場所は塔の前だったし……」

確かにそうだ。管理者は代々このタスキを譲渡する。ある時が来たら……。その式は塔の前でした。だから、エリス以外は行ったことがないのだ。なんならそのせいで彼女以外は顔すらもよく覚えていないだろう。

「……大ドームの一番西端。」

不機嫌になりつつも、彼女は答えた。

「いつもは転送装置で1番近いユートピアに行ってから神殿に行ってる。神殿には直接テレポートできない。」

「じゃあさ、そのユートピアから神殿まではどれくらい距離があるの?」

「うーん……だいたい5Kmくらいかな?」

「うぇっ、面倒臭いよぉ!」

「我慢して……これくらいで面倒って言ってたら後々後悔する。」

「えっ、マジかよーー」

3人の言い合いを横目に、カイは懐から小さなボタンを取り出した。そう、これこそが転送装置なのだ。

「3人とも、早くしないと置いていくよ。」

「私は別にいい……」

エリスにはそんな脅しは通用しないようだ。

「逆に先に行って迷うのはそっち」

「う”っ」

エリスに勝てるものはいないんじゃないかと思うほど正論をぶちかましてきた。

「とっ、とりあえず早く行こう。」

「そうだね、」

「おい!置いていくなよ!!!」

「私も〜!」

他の3人も転送装置を取り出す。

「ナンバーは?」

「396」

「了解、」

手早く確認をとると、カイたちはボタンを押す。

シュッ、と空気を裂く音がした。一瞬だった。

カイたちの姿はかき消え、 残された地面の水だけが揺れていた。 音もなく、小さな波紋が、静かに広がっていった。

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