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竜胆視点
最初はいつもみたいに冗談だと思った。
でも、兄ちゃんの曇りのない目を見て、
兄弟だから…かな、
それが嘘ってこと、何か辛い思いをしているってことが全部わかった。
嘘だからって………、そんな嘘……、なにか隠してる
竜胆 「は?」
蘭 「…へへっ、ポニーテールの女の子でさぁ、可愛くて…」
蘭 「えっと……、それで、」
蘭 「あっ、目が……可愛い、それで…」
竜胆 「もういいよ……、嘘へったくそ」
蘭 「………」
竜胆 「俺が春千夜のこと好きだから、弟の幸せを願いたいから…だろ?」
蘭 「ぇ、」
竜胆 「んなこと分かってた、」
竜胆 「ちょっと……とりあえず家帰ろ」
蘭 「………うん、」
竜胆 「………」
蘭 「………」
ー家ー
竜胆 「ふぅ、寒かった」
蘭 「だね、」
竜胆 「さっ、話して」
蘭 「だから俺は」
竜胆 「嘘ついたら春千夜に言うからね?」
蘭 「…………わかった、」
蘭 「俺、ずっと思ってたんだ、」
蘭 「兄弟で同じやつ好きなんて素敵って。」
蘭 「でも迷ったよ…、付き合いたかったし、ずっと一緒にいたいなって思ってたけど」
蘭 「でも、それって喧嘩に発展したりさ」
蘭 「周りの目とか気になって距離が開いたりとかの原因になっちゃうでしょ」
竜胆 「………」
蘭 「それに、竜胆に迷惑かけることだってあるし、?」
竜胆 (……辛かったんだな、)
竜胆 (なんで……、気づいてあげれなかったんだろ……)
竜胆 (愛する兄がこんなに苦しんでいるのに、)
蘭 「俺性格悪いし……、」
竜胆 (やめて)
蘭 「顔も良くないから」
竜胆 (やめて…)
蘭 「春千夜には釣り合わない」
竜胆 (ッッ、)
竜胆 「お願いだから……」
蘭 「……」
竜胆 「そんなことッ、グスッ…言わないで、?」
蘭 「っぇぁ、?!りんど、?!」
竜胆 「俺……ッ、兄ちゃんのおかげで春千夜と出会えたし…、仲良くなれた」
竜胆 「春千夜と喧嘩した時も……兄ちゃんが解決してくれたし……話聞いてくれた」
竜胆 「兄ちゃんが春千夜を諦めるなら俺も諦める。」
蘭 「?!」
竜胆 「兄ちゃんが春千夜の事捨てるならッ」
竜胆 「………」
蘭 「ありがとう、竜胆」
竜胆 「……!」
蘭 「俺、自分の本心隠してたかも、
竜胆 「兄ちゃん、」
蘭 「俺、」
蘭 「春ちゃんのこと大好き」
コメント
8件
好きじゃなくて大好きって言ってるのが好き…❤️
ねむけがさめた