僕にはサーシャと湊という旦那が2人と、子供が4人いる。子供たちもすっかり大きくなって独り立ちしてしまった。まぁ寂しいとかそんなのがある訳じゃないんだけどね。そんな今日はサーシャと湊と3人でデートに行く予定がある。同じ家に住んでるけどどうしても待ち合わせが良いらしく僕は2人よりも少し早めに家を出て待ち合わせ場所で待っていた。
「なんでわざわざ集合したがるんだろう?ってか2人とも遅くない?僕もう20分ぐらい待ってるんだけど…」
「ねぇねぇ、そこの可愛いおにい〜さん?」
「…えっ?僕?」
「そうだよ〜ずっとここに居るけど今暇?俺とそこでお茶しない?」
「申し訳ないんですけど待ち合わせ中なので結構です」
「そんなこと言わずにさ〜おにいさん30分ぐらいここにいるみたいだし?その御相手さんも来ないんじゃない?」
(こいつずっと見てたのか?)
「いえ、遅刻ぐらい慣れてるので結構です」
パシッ
「ほら、おにいさんこっちいこ?」
「だ、から行かない、ですって」
「大丈夫だって、ちょっとお茶するだけだからさ?」
「そういうの、いいですから…」
「おら、早く来いよ!」
「っ…辞めてください!離して!」
グイグイ
「こっち来いって言ってんだろ!」
「母さん?」「何?母さん?」
「2人とも…なんでここに…」
「母さん?こいつが?そんなわけないだろ!どう考えだって未成年だろ、お前らみたいなガキいるわけねぇだろ!おまえら誰だよ」
「お前こそ誰だよ。母さんに何してんの?」グイッ
「うわ‥明らかに未成年だってわかっててナンパしたんだ、おまえサイテーだな」
「ごめんね2人とも、サーシャ達と待ち合わせしてたんだけど待ってる間にお茶しようって話しかけられて…」
「母さん、腕以外は触られてない?」
「チッ、クソが、良い感じの捕まえたと思ったのに」ダッ
「このまま逃すわけ無いで、しょ」
「うわ〜」
「じゃあ、俺たちも待ち合わせ中だし父さんたちくるまで待ってるよ」
「えっ、そいつどうするの?逃せば良くない?」
「「良くない!」」
「母さんに触った奴をタダで逃すわけないじゃん」
「そうだよ」
「え〜、そんな大袈裟な事とかしなくて良いんだけど、セクハラとかされたわけじゃないしさ」
「いーや、駄目だね、何だったらこいつ常習犯でここら辺でいっつも未成年に声かけてるみたいだし」
「それは最早警察に任せるべきなのでは?」
「警察は駄目だよ、あいつらまともに取り合ってくれないし」
「ま〜なんでも良いけどヤバいことはしないでね?」
「分かってるって!大丈夫!父さん達と相談してからにするし」
「それ、一番ヤバいやつじゃない⁈」
「大丈夫よ!」
「2人ともそう言うところ湊に似て信用ならないんだよな〜」
「「まぁまぁ!」」
「は〜、何が行われるんだか」
「それよりも2人とも遅くない?」
「さっき連絡したから多分もう来るよ」
「「刀也〜!」」
「やっと来た、2人とも遅すぎ!いつまで僕のこと待たせるわけ?」
「ごめんって、湊が支度に時間掛かって…」
「いやいや、ずはがずっとアクセとかで悩んでたからやん!」
「それよりも言うことがあるんじゃないの?」
「「ごめんなさい/すんません」」
「はい、よろしい」
「じゃあ2人ともまたね」
「うん、母さんたちも楽しんでね〜」
「父さんたち帰ってきたら話あるから」
「おう、それについてだろ?」
「そうそう、詳しいことは後で話すから」
「取り敢えずはいつものとこで」
「了解〜」
「じゃあ行ってくっから」
「うん」
「お〜い、2人とも早く〜」
「待ってって刀也〜」
「刀也、走ったらあかんよ〜」
その日の夜
「ん゛〜〜〜!ん゛ん〜」
「うっせ〜なぁ」ドカッ
「ゔぅ、、」
「で?こいつ何したわけ?」
「いつも見たいな感じじゃ無いんだけど、こいつ母さんが未成年なのわかっててナンパしてきてて、無理矢理ホテル街の方に連れ込もうとしてて」
「未遂とは言え今までの奴らよりもお灸を据えた方が良さそうかなって」
「お灸どころじゃ済まなそうだけどね」
「流石にこっちでヤリはしないけどさ、最悪実家の方に連れてっても良いよな〜」
「それ良いな、ずは、そのまま投げ捨てて生き地獄的な?」
「それもありだなw向こうなんて腹減って彷徨ってるやつなんてしょっちゅうだしな」
「それに今ならアイツら向こうに居るから大丈夫だろ」
「そっか、2人とも今向こうか〜なら尚更その方向性にするか〜」ドカッ
「ゔぅ、ん゛〜ん、んん〜」
「こいつ何言ってんの?うるさくね?」
ベリベリップハッ
「お、お前ら誰だよ!なんでこんな事すんだよ!」
「なんでって、ねぇ?」
「昼間に母さんのことナンパしてホテル連れ込もうとしてたじゃん」
「な、ナンパしただけだろ!それに!お前らと、関係ないだろ!今すぐ縄、解けよ!」
「ナンパしただけで罪だし、さっきも言ったけど俺らの子供だから」
「関係大アリなんだけど、そんな事も忘れちゃった?w」
「だ、だったら、そっちの奴らはだ、誰なんだよ」
「あ、俺ら?旦那で〜す!」
「夫婦」
「は?w今時重婚出来ないなんて有名だろ!嘘つくんじゃねーよ!」
「あれ?気づいとらんの?こっちのは人間じゃないから重婚とかかんけーねぇのよ!」
「はぁ?人間じゃない?そんなやついるわけないだろ」
「…ならこれなら?」バサッ
「…!」
バサッ「これすんのめんどいんだよな」
「じゃ、てことでさっさと向こう連れてって戻ろうぜ〜」
「さんせ〜!」
「あと一発ずつぐらいなら殴っても良いよね?」
「それぐらい良いだろ、早く片付けて飯食おうぜ」
「は〜い!」
「みんな〜ご飯出来たよ〜」
「「「「は〜い!/うぃ〜」」」」
「やっちゃ〜今日唐揚げやん!」
「うん、湊こないだ食べたいって言ってたでしょ?」
「え!覚えとってくれたん〜嬉しいわ〜!愛してるで!刀也」
「んふふ、僕も愛してるよ」
「刀也〜オレは〜?」
「もちろんサーシャのことも愛してるよ」
「2人のこともね?」
「俺らも大好きだよ〜母さん!」
「俺も!好き〜!」
「ふふ、ありがとう、じゃあご飯食べよっか」
「「「「「いただきます」」」」」
「うま〜」
「母さんの唐揚げほんとにうまいよね〜!」
「あつっうまっ!」
「焦らなくてもなくならないから!」
「おいし〜!」
「マジ幸せ!」
「それなら良かった!まだまだあるからたくさん食べてね」
読まなくても大丈夫です。
子供の見た目の設定等
長男
髪の毛黒寄りの紫
瞳の色も若葉色
性格も天然よりで湊そっくり
たまに出る世話焼きなところは刀也そっくり
次男
髪の毛刀也に近い紫
瞳の色は紫
性格もほとんど刀也より
たまに抜けてて気づいたらいなくなってることも多々ある
三男
髪の毛 真っ白
瞳の色若葉色
性格は葛葉そっくりてナマケモノかつ遅刻魔
だけど意外としっかりしてるところもある
四男
髪の毛少し薄い紫
瞳の色赤
性格は次男に近く刀也より
ただ葛葉にも似ててナマケモノより
4人とも父親のことは尊敬
母親のことは愛してる
4人ともいつか父から母を奪おうと企んでる
血は争えない
コメント
2件
初コメ失礼します!!めちゃめちゃ好きです。本当に!!設定が良すぎます!kzhとfwっちが旦那なだけで美味しいのに、子供までいるなんて!最高すぎます🫶💕あの、続きを書く予定はございますでしょうか…?もし、あったら楽しみにしています!!