ほんとにため息がでる…
親の身勝手さにも疲れた
「…初めまして、保科宗四郎と申します、防衛隊をやらせてもらってます」
私は持ってきたノートに描き始めた
ノートの時は””これで
手話の時はこれー『 』
”初めまして、私の名前は櫻木ノゾミです、障害者です、生まれつきに耳が聞こえません”
「ー!…生まれつき…」
”生まれつきです”
私が書いてると、ノートに何かを書いてくれてる
”…僕の、口の動き見える?”
『ー!!』
嬉しかった…
”見えます”
”それは良かった”
”なんか、ごめんなさい”
「どうして謝るん?」
”…気遣われてるな、と思いまして”
「あはははは!!」
急に笑ったので、私はびっくりしてしまう
”…どうして笑ったんですか?”
「ふ笑笑…気遣われる事は嫌なん?」
”はい、とても”
「…そやなぁ…」
私はまたサラサラとノートに書き始める
”お見合い、なんで受けてくれたんですか?”
「ん〜…そやな、君が特別って感じたからやな 」
”特別とは?”
「…あんまり聞かん方がええよ」
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