今はちょっと寒くなりつつある季節。
高校2年生の生活も終盤に差し掛かってきました。
私はそこまで青春を謳歌することも無く1年生を終えそうな夜野 りり。
今は自習をしています。
その時、視界の右下にちょこんと消しゴムが転がってきた。
『消しゴム?』
誰のだろうと思い、
カバーを少しずらしてみれば、『りりちゃん』と元気な字で書かれてありました。
この教室に『りり』、私しか居ません。
なんで私の名前なんて書いてあるんだ。
とか一瞬思ったけど、その悩みも一瞬にして砕けました。
これ、もしや、小学校の時流行ってた、
消しゴムに好きな人の名前書いて、
使い切ったら恋が実るおまじないなのでは、と。
これ高校生になってもやってる人居るんだ。
相手が気になる。
消しゴムを回転させてみると、 しっかり名前も書いてありました。
でもその名前を見た瞬間、
私の頭は一瞬にしてフリーズしました。
『んっ?、、わたらい、、ひばり?』
wtri「ん、何〜?急にフルネームでぇ、、、、」
元気満々にこちらを向く張本人。
でも、消しゴムを目にした瞬間に血相を変えて
さっきまでの顔とは対象に
焦ったような困ったような顔になる。
wtri「ぁ゙ッ?!ちょちょちょ!」
『これ、新手の告白?』
こちら消しゴム落とした張本人。 渡会雲雀。
wtri「んぅ〜、まぁ、そのぉ、」
『そのぉ?』
消しゴム落とし張本人、どんどん声が小さくなっていくと同時に、 顔を通り越して耳も通り越して首まで真っ赤です。
wtri「好きよぉ、、?」
急に、急にその発言やめて頂きたい。
こっちが恥ずかしい。
『その消しゴム使い切るまでに私の事惚れさせてよ。』
あまりにも突然のことすぎて、私も新手のナルシストみたいな事言ってしまった。
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wtri「一緒にお昼食べよっ!!」
『え、でも椎名たちが』
そう言って椎名の方に目を向けると、謎にキメ顔で「行ってこい」と口パクしてきた。
wtri「て事で、行こっか?」
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wtri「これいる?」
『え、良いの?』
そう言って卵焼きを指差す渡会。
いい感じの焼け具合で美味しそう。
wtri「あーんしてあげようか?笑」
『い〜ぃや!いい!大丈夫!』
急にそんな事を言われて恥ずかしくなった、訳では無いが、急いで食べてその場を離れた。
wtri「ぇ?!ちょちょちょ」
渡会の声が聞こえたような気もするけど、今はそれどころじゃない。
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ssk ・ sin side
ssk「りり、こっち来てね?」
sin「ほんまや」
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『もう!一緒に食べよって言ったじゃん!』
ssk「お前2人っきりのラブラブランチは?」
明らかからかってくる笹木。
それをにやにや見つめる椎名。
本当のこと言うと揶揄ってくるに決まってるけど、隠せそうにないので、本音を言う。
『恥ずかしくなって逃げてきた』
sin「お前ぇ〜、笑」
そう言って揶揄い始める椎名。
今度は笹木がにやにやと見てくる。
こう言うのはガン無視。
『先輩今日も愛おしい』
sin「無視かいな、ほんまにあの先輩好きやな」
『当たり前に好きに決まってんじゃん』
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wtri「好きな先輩居るんや、」
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元気です!!元気は卵焼き嫌いです!!
あけましておめでとうございます!!
180フォロワー様ありがとうございます!!
コメント
33件
あーーーー...遅れた...ほんとにごめんなさい...もう最高です...神作の予感しかしないです...てかもう断言します神作です。イラストも上手すぎるしもうあなた神ですよね?神すぎて少し禿げてきました。
初コメとフォロー失礼します! スト最高です❤️🔥 超素敵な作品ありがとうございます! 陰ながらですが応援させて下さい🙇🏼♀️ིྀ
めっちゃすきな作品見つけました👀✨️