世界とは不平等だ
産まれて力を持つ階級の高い者(能力者)は自由に暴れ、産まれて力を持たざる階級の低い者(無能力者)は強者から搾取され暴行、略奪しても許されしまう
天は人の上に人を造らずという言葉があるが皮肉なものだ
そんな理不尽な世界(実力主義社会)で俺は能力者狩り(ハンター)として放浪している
ーーーーーースラム街ーーーーーーーーー
女性「これしかないんです…!!どうか..息子だけは!!」と懇願(土下座)している女性の声が聞こえる
能力者「前来るよりもっと金を用意しとけって行ったよなぁ!!」と罵倒を浴びせ懇願している女性の横腹に重い蹴りが入る
女性「…ッ!!」バタッ!
重い蹴りをもろに喰らい口から吐瀉物を吐き、声にならない悲痛な叫びがでる
息子「母ちゃん!母ちゃん!」ボロポロ
懇願していたであろう女性の息子が近づき嗚咽と混ざった声で女性の体を揺すっている
能力者「いい気味だな!無能力を虐めるのはよぉ!!」弱者に圧倒的な実力を力でわからせ優越感に浸っているのと興奮した声が混ざったかのように喋りまた重い蹴りが女性の(母親)顔に直撃した
女性(母親)「…」
息子(少年)「母ちゃん?母ちゃん?…うわぁ”ぁ”ぁ”!!」
何もできない自分の無力さと母親が自分の目の前で死んでしまったのだと気づきただ泣くことしかできなかった
能力者 「俺は優しいから母親と一緒に死なせてやるよ」
息子(少年)「… 」
少年はどのみち助からないことを察し目をつぶり能力者の攻撃を待った
能力者「終わりだクソg…グッ!!」ズシャ
少年に当たる間際何者かが能力者の腹部に鋭利な刃物のようなもので刺された倒れた
能力者「…ココデ…シンデタm…」ゴォン!
瀕死になっている能力者をすかさず手の平サイズはあるであろう石で能力者の頭部に強く打ち付けた
能力者「…」
さっきの一撃が決まったことにより男は事切れた
主人公(ハンター)「…」トントンズッズッズッ
能力者の存否を確認するため取手を尖らせた鉄パイプ引き抜き鉄パイプで頭部を軽く叩き死んだことが確認でき腕の階級を確認する、すると肩にFと書かれた文字が書かれていた
主人公(ハンター)「階級はFか…ざっと10万といったところか?」そう呟きながらその場を離れようとする
少年「お兄さん助けてくれてありがとう…お兄さん名前は何て言うの?」
主人公「名か…俺は…」
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設定
階級 能力者の腕に書かれているもの階級が高い程強いことを示すもの(自分の身分を示すものにもなる)
ハンター 能力者を狩ることで生計を立てている人のこと
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