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好きな奴が今日、告白した。 俺が片思いしてるあいつに「好きです、付き合ってください」と言われたのは俺…じゃなくて女の子だった。そいつがもう一年もその子に片思いしてたのは知ってたし「今日言うからついてきてくれ」と言われた時に覚悟はしていたつもりだった。だけどやっぱり目の前でそいつが告白しているのを見ると心が痛かった。「えと、…あとでもいい?」「あ、うん」「じゃああとで」パタパタと友達のところへ戻っていくその子をぼんやりと見ていた。「杉原、どう思う?」そう聞いてくるあいつの顔は真っ赤だ。「よかったんじゃない?断られなかったんだし」「そっか」ほっとしたような顔で笑う顔にまた心が痛くなった。「内藤、はやく委員会行かないと」「あそっか」当然のように並んで歩く。友達ということをはっきりと認識させられ辛かったがなんでもないふりをした。その委員会にはその子もいた。間違った席に座てしまい恥ずかしそうにしているその子に「大丈夫」というように頷けばほっとしたようにはにかんだように笑った。パッチリとした大きな目、ふんわりとした輪郭、長く綺麗な黒髪をポニーテールにして揺らしながら頷く様にあいつの顔も赤くなる。(俺も、女だったら…)何度そう思っただろうか。「愛が、好きなんだ」そう俺に報告してきたあいつは恥ずかしそうだったけど真剣だった。「バレバレだったよ」とからかえば「愛にもバレたかな」と慌てる。「愛ちゃんそういうの鈍そうじゃん」「まぁな、でもそこも、好きなんだ」とはにかんだように笑う顔に泣きたくなる。諦めさせることはできない。その子はいい子だから。背の高いスラリとした体型。学年で1番長い綺麗な黒髪をポニーテールにして揺らしながら歩き、大きくて丸い目に柔らかそうな丸顔。優しくて、明るくて…。全部全部、俺にはないものだ。(愛ちゃんと付き合ったら、応援してやらないと)元々、明かすつもりのない恋だった。(あいつの幸せが、1番だ)ぼんやりと委員会の人の話を聞きながらそう思った。
完全にオリジナルです!!主腐ってるんで同士様達ぜひ仲良くしてください!本当は違う作品の続き書くべきなんですけど、この主人公の名前とかきまんないんですよ( ; ; )誰か!お客様の中にセンスのある方はいらっしゃいませんか!!