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淡雪マイ
33
#水白
⚠︎この話には以下の要素が含まれます
・水白
・白ツンデレ
・nmmnの意味がわからない方はご閲覧を控えて頂くか、一度調べてからご閲覧下さい
・本人様には一切関係ありません
コメ欄では本人様の名前を出さず、検索避けをして下さい 例:(りうらさん→🐤さん、赤さん、最年少さん等)
ドストレートにくっついていくタイプ×ツンデレが大好きです。
それではどうぞ。
白side
白)…流石に近すぎひん?
昼休みの中庭。少し曇のある空をベンチに座ってボーっと眺めていた。すると、急にいむくんがやってきてそのままバックハグをされたのだ。
いむくんのサラサラとした髪が耳にあたっていて、少しくすぐったい。
水)えへへ、初兎ちゃんがいたから抱きつきたくなっちゃった
へらっ、と人懐っこい笑顔を浮かべるいむくん。
なんかエサもらって喜んで尻尾振ってる犬みたいやな。
白)座らへんの?
水)隣?
白)…好きにすれば
水)やった!
勢いよく隣に座るいむくん。そして、そのまま俺の膝を使って横になった。俗に言う膝枕。
白)何してんねん
水)ごめん!
白)謝るならやめろや
水)だって初兎ちゃんに膝枕してもらうの好きなんだもん
水)あ、初兎ちゃんちょっと髪跳ねてる、可愛い
白)……
ピンッ
水)いてっ!
照れ隠しをするかのように、軽くデコピンをした。
白)すぐ可愛いって言うな
水)でもデコピン優しい
白)ほんまに次から強くするで??
水)初兎ちゃんのことだし出来なさそ〜
…いむくんの言う通りだ。確かに出来なさそう。
水)そういえばさ!今日部活ないし一緒に帰ろ!
白)やだ
俺はいむくんと同じバスケ部。要するに、「俺は部活あるから」だなんて言い訳が出来ない。
水)なんで!?
白)静かに帰りたいんやもん
水)じゃあ僕静かにする!
白)無理やろ
水)頑張る!
白)3分ももたへんやろ
水)……2分?
白)自分でもわかってんのかい
水side
僕らは付き合ってまだ半年。
初兎ちゃんは誰にでもそっけない。
「好き」なんて言葉は一度も言われたことがないし、人前では手を繋ぐことさえしない。
一方、僕は正反対。
水)しょーちゃーん!
水)好きだよ!!
水)今日もかっこかわいい!
そんな言葉を毎日のように口にする。
まぁその度に、
白)毎日言わんでええ
と返されるのだが。
それでも僕は嬉しかった。
気付けば放課後。
結局、初兎ちゃんは「断っても絶対諦めてくれないな」と悟ったのか、一緒に帰ってくれた。
水)今日駅前に新しいクレープ屋出来たらしいよ!
白)…
水)美味しそうだし行ってみない?
白)……
返事がない。
怒らせたかな、と心配になり、俯いている初兎ちゃんの顔色を伺う。
すると初兎ちゃんは、歩く速度を少しだけ落としていた。
白)…なら……して…
水)え?
白)…行くなら早よしてや
水)…!行く!
白)声デカい
水)ごめん!
白)…はぁ
呆れたようなため息。でもその口元は、ほんの少しだけ緩んでいた。
店へ向かう途中、人混みで少し離れてしまう。
水)あれ…初兎ちゃ___
僕が初兎ちゃんを見失ってしまった、その時だった。
突如として誰かにきゅっ、と袖を引かれた。
水)…え
初兎ちゃんだった。初兎ちゃんは僕の袖を掴んだまま、少しだけ視線を逸らしている。
水)…ねぇ、初兎ちゃん
白)…何
水)手繋いでいい?
白)……
返事がない。
やっぱりダメかなぁ。
そう思っていたのも束の間、袖を掴んでいた初兎ちゃんの手がそっと僕の手を握った。
初兎ちゃんの方から握ってくれたのは初めてで、その動きは少しぎこちなかった。
白)…人、多いやん
ぶっきらぼうな言い訳。
水)…えへへ、嬉しい
白)っん…
初兎ちゃんの頬にそっと手を添える。
水)大好き
白)…知っとるし
水)初兎ちゃんは?
少しだけ期待して聞いてみる。
白)言わへんで?
水)えぇー?
白)言わへんけど…
白)手は…帰るまで離さんといて
そっぽ向いてそう言った初兎ちゃん。顔は見えなかったが、耳は真っ赤に染まっていた。
水)当たり前!
水)今日は一日中繋ぐ!
白)流石に1日中は無理
水)なんで!?
白)そりゃそうやろ
水)…耳真っ赤だよ
白)……うるせぇ
するっ…
白)ひっ、
自分の手で口を覆う初兎ちゃん。更に顔と耳が真っ赤に染め上がった。
白)…っ早よ行くで!!!!
水)ちょっ…速いよ!?しょーちゃん一旦待ってぇ!?
白)いむくんが悪い!!
ぶっきらぼうで、不器用で、素直じゃない初兎ちゃん。
けれど、誰よりも優しいことを僕は知ってる。
水)初兎ちゃん
白)何
水)明日も好きって言うね
白)………好きにしてや
水)…!うん!
返事は相変わらず素っ気ない。
でも、繋いだ手は離れなかった。
コメント
1件
うわあ、初兎ちゃんのツンデレっぷりが最高ですね…! 普段は素っ気ないのに、人混みで袖を引いたり、耳を真っ赤にしながら「手は離さんといて」って言うところ、不器用な愛情が滲んでて胸がきゅんとしました。いむくんが「好き」って毎日言い続けるのも、そのギャップに気づいてるからなんだろうなあ。繋いだ手が離れないラスト、とても温かい気持ちになりました。次も楽しみにしてます🌷