テラーノベル
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一話 光と闇のすれ違い
眼の前には、白く大きく築いた場所。帝防連があった。
俺達の行き先はここだからだ。
夏海「へぇ。思ったより大きいね!!」
アレカ「まさか知らなかったのかよ。結構有名なんだけどな」
夏海「まさか馬鹿にしてる?」
アレカ「してねぇよ。ただガキっぽくて、生きるの気楽そ〜。って思っただけだわ」
夏海「はぁ?アレカこそ、来るの楽しみにしてたじゃん!」
「だから」「でも」なんて、言い合っていた。昔から憧れていたいや、再びこうなれるように願っていたのかもしれない。
5に向かう針が、響き渡る声によって裂き割れていく。
魔法属性には、いくつかの属性がある。俺は、そのうちの一つ闇だと思う。
そして光を受けて輝く茶色のなびく髪は、きっと。俺とは間逆な、光だと思う。
だって、俺とお前だから。
不可思議に揺れる感情をドアにカギをかけるかのように鍵を掛ける。そして一歩踏み出す。
水晶に手をかざす。自分の掌が、薄くゆらゆらと揺れて映る。
波かと思ってしまう。波?じゃあ、これは俺の魔力かもしれない。
きっと、これは気づいてはいけないことだ。よくもまぁ、バレたらやばいことを堂々としているし。
やっぱり警戒心があれだな。
色的に闇か。予想通りだな揺れる茶色の髪が俺の方にサラッと当たる。
後ろを振り向くと、夏海がいた。
夏海「アレカ私の属性、光だった。」
アレカ「そうか。俺は闇だ」
夏海「にしてもさぁ。個々警戒心薄いね」
アレカ「は?なんでだ」
夏海は首を傾げながら上目遣いをする。そして
夏海「だって、あの水晶。属性だけじゃなくて、魔力量まで映しているし。」
夏海「アレカだって、気づいているでしょ。」
アレカ「ちなみに魔力はどのぐらいだったんだ?」
夏海「私は、650だったね。」
アレカ「すくねぇ。俺は、1500くらいあったぞ?」
夏海「やっぱりすごいね。人間じゃないからかな?」
核心をついたかのように、俺の瞳を睨みつける。
アレカは、人間ではない。アレカは時々見せる漆黒の翼を、悲しそうな瞳で見つめる。
私とアレカの出会いは、数奇だと言える。そのまま成長をした。
アレカなんて特に、愛情を知らず。だから、与えようと頑張った。
でも、どれだけ頑張っても。アレカは振り向いてくれない。もっと深いところへ墜ちて行くだけ。
あの時の選択はあっていたのかな?お母さんたちは、教えてくれなかった。
理由はわからない。だからこそ、自分で見つけてみたい。この世界で愛情を感じさせて自分も楽しく生きれる。
そんな方法を。
??「ラール。あの人達は、きっと気づきましたよ」
???「別にほっといても大丈夫じゃない?優秀な人材が見つかってよかったじゃん」
??「あの水晶の魔力までバレたら。大変なことになりますよ?」
???「じゃあ裏切られないようにしないとね。翠月」
翠月「そうですね。ラール」
風は、どこまで吹雪くのか。それは、俺達がどれだけ生きてもわからないことだ。
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