水「」
赤『』
水side
今日は11月22日。世間一般では「いい夫婦の日」とされているちょっとだけおめでたい日。ぼく達の界隈の中でも1部では「天才組の日」って言われてたりもする。いやー、いい夫婦だなんて困っちゃうなー!!やっぱり見てわかっちゃう????
『……なににまにましてんの?』
「へっ…嘘、顔に出てた!?」
『何考えてんのかはわかんないけどめちゃめちゃ顔に出てたよ。幸せそうだね、どうしたの?』
「えっとね、今日っていい夫婦の日じゃん?一応ぼく達の日じゃん?だからなんかしたいなーって……」
『いや、そんな事言われたって……』
『もうちょいで今日終わるよ?』
「…………え?」
『もう23時40分。あと20分だよ?』
「ええええ嘘!?!?いつの間に!?」
『そもそも今日起きたの13時くらいだったじゃん……。そっからご飯食べたり作業したりしてたら時間だって過ぎてくよ…。』
「ねえまって最悪なんですけど!?まだ20時くらいだと思ってたよー……泣」
『まあ、20分あれば出来ることもあるんじゃない?……あ、ゲームでもする?負けた方がなんでも言うこと聞くタイプのやつ。お願いは今日限定ね。』
「ゲームいいね!!マリカしよ!絶対勝つ!」
「…………」
『あっけなく負けたね……』
「そんな哀れむ目で見ないでよ、結構悲しくなる…。」
『あ、ごめん。まぁルールはルールだし!お願い聞いてね!』
「…はーい、」
『まあまあそんな落ち込まないで!いむも喜ぶようなお願いだから!』
「え!ほんと!?さっすがりうちゃんやさしー!!」
『じゃあ……』
『ちゅーしよっか』
「へ、?」
そう言いながらりうちゃんはソファーの上でぼくに覆いかぶさってきた。
「ちょちょ待って!時間!!お願いって今日限定でしょ…!?」
『だーいじょうぶ。まだ58分だから。』
「ちょ、!んっ、」
そう言うと耳を塞がれ激しく口付けされる。呼吸を確保しようとする度に隙間からくちゅくちゅと音を立て、それが脳にまで響き渡る。
1度口を離すとどちらのものか分からない唾液がつぅ…と糸を引きお互いの顎に伝う。そうするとまた貪り食うかのようにお互い夢中になって蕩けた舌を絡め合う。
だからぼくは気づかなかった。時計の針が0時0分を過ぎていることに。
まんなかバースデー‼️‼️世界一めでたい日ですね‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
ほんとは激甘えっちさせようと思ったんですけど時間なかったです😭😭
👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻
コメント
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最高でした