猫の日…..だったね(過去形)
夜に書いてたんだけど結局ギリギリ間に合わず12時過ぎに投稿という最悪なオチ😭😭😭
𓏸 水紫
𓏸 R15
※二人ともバスケ部の学生前提
🦈「…ねぇ、先輩」
下校時間を告げるチャイムが鳴った瞬間に一刻も早く家へ帰ろうと企む俺を阻止するかのように、腕をぐいっと掴まれる。
📢「あ?」
📢「なんだよ」
その衝動で片付けようと手に持っていたバスケットボールがするりと落ち、何度かバウンドを繰り返す。
🦈「今ちょっといいですか?」
📢「…いいけど、何?」
いつもおちゃらけていて一軍陽キャって感じの後輩が、普段じゃ有り得ないほどの真剣な目付き。
その光景にごくんと息を飲む。
🦈「にゃんって言って?♡」
📢「死ね」
ハートが着くかのような語尾に無性に拳が出そうだった。
真剣かと思った俺が馬鹿みてぇ。
🦈「えぇ!なんでそういうこと言うんですか!?」
📢「シンプルに気持ち悪ぃ」
🦈「シンプルに辛辣ぅ」
両頬に手を添えて口を開けている。
随分と完璧なるアホ面だ。
📢「いつにも増して気持ち悪いのな」
📢「んだよ急ににゃんって言ってって…」
床に転がったバスケットボールへ代わりに気持ちをぶつけるかのように、少し強く叩いてバウンドさせる。
🦈「今日は猫の日ですよ!?」
📢「うん、だから?」
🦈「にゃんって言わなきゃ!」
📢「意味がわからん」
鼓膜が破れそうな程の大きな声を喰らい思わず耳を塞ぐと、その腕をぐいっと引っ張られる。
🦈「ね、かわいい後輩のお願いでしょ?」
📢「うるさいガキのおままごとに付き合ってあげるの間違えだろ」
📢「そもそも大体自分のことかわいいって言うやつあんま居ねぇ…..ッから!」
宣言もせず急にこさめにボールを投げつけるが、呆気なくパシッと取られてしまう。
🦈「…じゃあバスケでこさめに負けたら言って?」
取ってやったぞと言わんばかりに、自慢げに喉をふんっと鳴らす。
📢「ざけんな帰らせろ」
🦈「はっは~ん…?」
にやりと不敵な笑みを浮かべた後、これでもかと言うくらいに口角を上げてボールを床へとつき始める。
🦈「さては負けるの怖いんだ!」
🦈「後輩に負けるの怖いんだ??」
いつもより高く大きな声が耳に障り、そのまま脳へと貫通して頭にピキンとくる。
📢「…..誰がんなこと言った?」
🦈「相変わらずの負けず嫌いですね」
🦈「…まぁ、スポーツマンには負けず嫌いの方がいいらしいんですけ…..どっ!」
そういいボールを持っていきなり走り出し、バスケットゴールへと目掛けてボールが宙に浮く。
そのまま吸い込まれるように輪を通り、ネットをくぐってボールが垂直に落ちる。
📢「…..スリーポイントまじ?」
🦈「降参します?w」
📢「…んなこと言ってねぇよ」
そういいゴール下に跳ねるボールをすかさず取り、元々こさめが居た位置へと足を運ぶ。
📢「…見とけ」
“ にゃん ” と先輩たるものの維持とこさめに負ける屈辱感を掛けたスリーポイント。
外す訳にはいかない。
というか入れる以外の選択肢は無い。
🦈「………..」
そういい両手でボールを投げる。
山なりのように宙に浮いたボールはゴールの輪に当たり、ゴンッと音を鳴らして外へと跳ね返る。
🦈「…惜しかったですね」
📢「だぁああぁ゙…..ッ、」
外した、負けた。
こさめに、後輩に。
🦈「約束は守りますよね、先輩?」
今までにないくらい嬉しそうな声質で問いかけられ、見上げた先のこさめの顔は分かりやすく口角が上がっていた。
📢「…きっしょ」
🦈「負け犬の遠吠えってやつですか?」
📢「勝っても負けてもお前はきもい」
普段ならなんでだよとすかさずツッコミが入るが、そんなのも視野に入らないくらい優越感に浸っているのだろう。
笑顔でそうだねと小さく頷くばかり。
📢「…..調子狂うわ、」
🦈「…ほら、どーぞ?」
そういい後ろからぎゅっと抱きつかれる。
さては俺が言い放った後の反応の1から10まで堪能するつもりか?
逃げれねぇじゃんと悟った瞬間、それっぽい後付けの理由を耳元で囁かれる。
🦈「こさめの専用ペットだから他の部員には聞かせないの。」
📢「…..きっしょ」
🦈「んはっ、先輩ってばちっちゃい」
心の話か、それとも身長の話か。
どちらにせよ癪に障るがこの体制で一秒でも長く喋っていたくないから言おうとした言葉をかき消して、口を小さく開ける。
📢「…….にゃ、ん…」
言ってしまった。
言ってやったぞ、言ったんだぞ。
そんな羞恥心と自暴自棄になってうまれた自慢心が交互に重なって、何だか顔が急に熱くなる。
🦈「……………」
そんな俺を差し置いて、命令した張本人は黙り込んで何も言わない。
📢「…こさめ?」
🦈「…..嫌だったら突き飛ばして」
そういいこさめの細い手が俺の腰のラインを沿って手がいやらしく流れる。
📢「っ、…../」
📢「ちょ…おまッ、…/」
そのまま手は上へと這い上がってきて、勃ってもピンクになってもいない俺の突起物を触る。
🦈「…胸筋意外とあるんですね、やっぱ裏で努力してるんだ」
📢「ちょ、…マジで…っ、/」
隠れられるはずも無いバスケットゴールの物陰で、片付けをサボり後輩に弄られる。
🦈「大丈夫。声出さなきゃバレないよ」
🦈「…出さなきゃ、ね?」
死んでもこいつは俺の大切な後輩。
嫌だったら突き飛ばしてと言われたが、そんな後輩を突き飛ばすほど心がない訳じゃない。
📢「まじ、で…っ…../(涙目)」
これも「にゃん」と同様の罰ゲームだと捉えて我慢するしかない。
🦈「…身体強張ってるよ?」
🦈「もっとリラックスして」
無理だ、不可能に決まっている。
乳首なんかで感じられるほど敏感なわけないし、こんな状況でリラックスなんかできない。
📢「こさ、め…っ、…/(涙目)」
なんてったって仮にも後輩だ。
いかなるときもそれなりにプライドというものはそう簡単に忘れられない。
🦈「…どーしたんですか。」
📢「マジで…っ、…/」
捲れたユニフォームの隙間から流れる北風が冷たく、同様にこさめの手も冷たくて不思議な感覚に襲われる。
🦈「嫌ならいつでも突き飛ばしていいんだよ?別に。」
🦈「…突き飛ばす力もないんだろうけど」
そういい爪を立てて突起物をカリッと弾かれる。
ぐにっと引っ張ったり、ぴんっとしたり。
📢「っひ、…!?♡//」
📢「ぃ、ってぇ……/(涙目)」
もちろん達せれるまでの快楽は微塵もないけれど、こさめのいやらしい手つきと表情を見ているとそれなりに感じるものがあって。
🦈「…かわい~、っ…♡」
今まで以上になんだか嫌な笑みを浮かべ、獲物を見つけた獣のような目付きにぎらりと変わる。
どことなくヒートアップしていきそうな雰囲気を察して、こさめの腕を噛む。
🦈「いったぁっ!?(泣)」
🦈「えぇっ!?今噛まれ…っ、」
📢「…もう俺帰るわ、じゃーな」
地面に転がったバスケットボールを食い気味に回収し、こさめに背中を向ける。
🦈「…いかせないってば」
だが直ぐにまた掴まる。
なんならさっきよりも一段と力が込められていて逃げ出せられない。
🦈「まだ上しかやってないじゃん」
📢「…誰が最後までやるかよ、/」
耳元で囁かれる。
普段はかわいくてハキハキとしている声質のくせに、なんだか少し色気と吐息混じりの声に耳が覆われて熱い。
🦈「…じゃあ明日もバスケしよ?」
🦈「その勝負に先輩が負けたらこさめの言うことなんでも聞いて」
📢「わかったから離せ…!//」
勢いでわかったと言ってしまったと気づいた時にはもう遅く、こさめは嬉しそうな顔をうかべ俺を離す。
🦈「言ったからね?」
______家に帰ってコソ練をしたのにも関わらず次の日も呆気なく負けた。
その後、好き放題されたことは言うまでもない。
コメント
6件
📢くん受け…🫠🫠 昨日って猫の日だったんですね!!知らなかった…😐 てかまじでこのcp好きすぎます😭💖 ほしのさんの書く📢くん受けと🦈ちゃん攻め良すぎますて。💝 今日もご馳走様でした😋🍴💞
📢せんせ−受けは需要しかないのでありがとうございます‼️🫰💝 またもやもしかしていちこめかな??💘 🦈📢とかマイナ−?cpでもほしのちゃんがかくとめちゃめちゃ最高の仕上がりになるから🍵👑から浮気しちゃいそうになる笑‼️😇😇
うわああああ😭😭😭 めちゃんこに大好きです!!紫さんにあの、言わせるの、ほんと最高です!絶対言わなさそうな人に言わせるのめちゃ大好きなんでありがたすぎますっ!供給ありがとうございます!!