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「堕天使と共に深海へ。」
だ
い
す
き
だ
よ
誰もいないはずのリビングに響き渡る声。「おはよう。」
悲しくないはずなのに。
笑顔なはずなのに。
生きたくないのに。
「おはよぅございます…。」
私が教室に入った瞬間、教室が静まり返った。
顔には複数のあざ、
腕にも。
どこをみても傷だらけ。
数秒静かになったあと、教室がザワザワし始めた。
「……」
無言で席に座る私。
みんなは私を見ながら小声で友達に話しかけている。
私には、たった一人の友達しかいない。
<桜味 りお>ちゃんだ。
りおちゃんは違う学年で、違うクラス。
りおちゃんは中学2年生。
私は中学1年生。
先生は、今日もやっぱいいない。
事故で〇んだそう。
なのに、霊感のある人には、見えてるらしい。