テラーノベル
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キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。やっとこの空間から出ることができる!
アルミンはまだ照れている。何であんなことを言ったのか俺にはさっぱり分からない。
友達だから好きって事だよな……?
とりあえず今日の学校はここまでだ。帰ったら何しようかなー。
「そういえばエレンとミカサは居残り掃除があるんだよね」
あ……。そうだった。すぐ帰れないのかー。
ミカサと二人っきりになるんだよな。
そういえば俺とミカサって小さい頃からこんな感じで、ミカサはいつもしつこくて
俺はそれに文句ばっか言ってる。それって幸せなことだよな。
「じゃあエレン。僕はもう帰るね!また明日ー!」
アルミンが手を振って教室から出ていく。
ふとジャンと目があったけど、あいつはそそくさと帰っていった。
何考えてるかわかんねぇー奴だな。まぁいっか。とりあえず掃除をしなくちゃな。
そう思い、箒を手にしたときミカサが近づいてきた。
「エレン」
「な、何だよ」と俺は答えた。ぶっきらぼうな返事しか出てこない。
何で俺はもっと素直になれねぇんだ。
「私……。さっきは しつこくしてごめん」
「それにアルミンはエレンの友達だから私がとやかく言っていいわけない。本当にごめん」
急に謝られてびっくりした。でもミカサはまだ何か言いたげだ。
「だけど……。行かないで欲しい。私の側にいて欲しい」
「え……?」
「それってどういう……」
「私……エレンのことがッ」
ガラガラ
ミカサが意を決したように顔を上げた瞬間、先生が入ってきた。
「おいおいおい……。何してんだお前ら」
「掃除をしろ。掃除をよぉ」
ミカサをチラッと見ると先生のことを睨んでた。
とてつもない形相で。
「ミカサ・アッカーマン。お前は廊下ら辺を掃除しろ」
「え……。分かりました」
ミカサはしょんぼりしたまま教室から去っていく。
俺は箒を握り直し、掃除に移った。
が、どうしてもミカサのあの意を決した顔と続きの言葉が頭をよぎる。
「私……エレンのことがッ」これに続く言葉はバカでも分かるだろうな。
“告白”か。幼馴染のミカサ。長年一緒にいたんだから恋愛感情を抱いてもおかしくはねぇか。
……。と、とりあえず今は掃除に集中s
ガシッ
「!?せ、先生。どうしました?」
突然、肩を掴まれてびっくりした。先生を見ると、こちらを見下ろしている。一体どうしたんだr
「ひゃッ……!」
「お前、意外といい尻してんじゃねぇか」
「は、はい!?」
やばいッ。この人何やってんだ!?何で未成年の尻揉んでんだよッ……!
俺がそう思ったと同時に先生はズボンのベルトを外そうとしてきた。
「ちょ、ちょっと先生、そこはダメですよッ」
「バレなきゃ平気だ」
「でも俺は嫌なんですよ!!」
俺は先生を押し除けた。今すぐにここから逃げたい。
外にはミカサもいるはずだ。
「おいエレン。先生にその態度でいいのかぁ?」
次の瞬間、俺は先生から押し倒され、下半身の衣類を脱がされた。
「ぅ、やめてくださいッ……」
「そんな怯えた顔すんなって。すぐ気持ちよくしてやるからよ」
先生はそう言い、俺の股に手を伸ばした。
グチュグチュ
「んぁっ……!アァ////」
「可愛い声しやがってよ。誘ってんのかぁ?」
先生は俺の顔を見て不気味に笑っていた。
「あ、そういえばキスはもう誰かとやっちまってたりするのか?」
「い、いえ。したことはあ、りません」
「そうか」
すると先生はいきなり俺の髪を無造作に持って顔を近づけてきた。
「じゃあ俺が最初を貰っちまおうか」
「い、嫌だッ」
俺は先生の手を払おうとしたけど、やはり大人の力には敵わない。
だが、あと少しでお互いの口がつくときに教室のドアが開きミカサが入ってきた。
「エレン?もう終わっt」
ミカサは言葉を言い終わらせる前に状況を察したのか、とてつもない速さで先生を殴ろうとする。が、先生はそれを素早く交わした。
「おっと、危ねぇな」
「エレンに……。エレンに何をした!!!」
ミカサはこれまでにない形相で怒っている。こんなミカサは初めて見る。
「何をした、か……。ちょっと言葉にするのは難しいな」
「ま、簡単にいうと性行i」
「あなたのしたことはエレンは望んでいない」
「そうか?気持ちよさそうな声、出してたけどなぁ」
二人は言い争いをしている。俺はそのうちに脱がされた服を着ていた。
ガサッ
突然、廊下から物音がした。え?誰かいるのか……?
俺はその正体を確認しようとしたところミカサから手を引っ張られた。
「エレン。帰ろう」
「う、うん」
「じゃあなーエレン、ミカサ。気をつけて帰れよー」
先生から最後そう言われた。一番気をつけるべきなのはあんただよ!とツッコミたいところだったけど、俺にはもうそんな元気がない。ミカサも随分と腹を立ててるようだった。
「本当にあいつ許さない」
「あいつは先生じゃない」
「エレンを汚すなんて」
「あいつは明日、殺す」
「ぶった斬る。削いでやる」
さっきからずっと怖いことばっか言ってる。でも無理はないか。
俺もできればそうしたい。
いや、してやる!!俺は明日あいつを駆逐するんだッ。
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