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▶Inside story《とある老人の回顧録》
Inside story:裏話。こぼれ話。
今回は、《とある老人の回顧録》編!裏話に加え、おおまかな解説もさせていただきます。
◎テーマ
テーマは、最初に書いていたように『人狼』。💛くんのTikTokを見ようの動画を見たときから、ずっと書きたいと思っていたテーマです。でもパロディって、世界観が違うから本当に書きにくい。前回の『ドッキリなんてするもんじゃない』に続き、今回も第三者視点で物語を描いていきました。
◎解説-1.語り手
本作の語り手は主に二人。冒頭の部分と、語り口調になった部分の二つに分かれています。
まず、冒頭の部分。こちらに明確な語り手はありません。三人称視点と取っても良いですし、その国の騎士や司教視点だと考えても大丈夫です。あくまでこの部分は導入。裏話なので言いますが、ここはただ世界線を説明するだけの部分ですから。
そして、語り口調になった部分。こちらは冒頭の最後に書いていたように、村が滅びる少し前に村を追放された老人の視点です。文中では、名前は○○として表記しています。題名にもある通り、この部分は老人の回顧録。村が滅びたあとに自分の見聞きしたことをまとめて出版した回顧録のお話が、悲恋の物語として国中に広まったというわけですね。
◎解説-2.メンバー
💛→村長の息子。美形。
こちらは王子という設定、すごいイケメンから取った設定。村長の息子ということで、次期村長という立場でした。生まれも育ちもこの村です。
💙→鍛冶屋の息子。頭の切れる美形の長身。
マイクラ動画での白井鍛治店から取った設定。小さな頃に父と二人で村に引越してきました。父も人狼でしたが、人間とは仲良くしていたため飢えで死亡。ちなみに、💙の母は人間で、村に越してくる前に病気で亡くなってしまっています。つまり、💙は正確には人狼と人間のハーフということになるわけです。夜の見た目が完全に狼の頭部を持っていなかったのも、人間の血が混ざっているからということですね。
🩷️→村の狩人。成人したばかり。
こちらは特にソースはありませんが、一人狩人にしようと思っていて一番ふさわしいと思ったからです。💛と同じく、彼もこの村で生まれ育ちました。
❤️→村の食堂の若店主。
言わずもがな、飲食店の店長をしているという話から。代々家族で食堂を切り盛りしており、父から引き継いだ食堂で店主として日々忙しく働いています。
💚→村の占い師。透き通る声の持ち主。
ただ『人狼×占い師』にしたかったこと、“シルエット声優”であるということから生まれた設定。ビジュアルに関しては立ち絵を参考にしています。時折皆の前で歌声を披露し、透き通るような高音を響かせました。彼女もこの村で生まれ育ち、強い信念の持ち主です。💙が自分が人狼であるからと彼女を遠ざけようとした際も、怯むことなく彼に近づいていきました。
💜→村一番の美人娘。
言わずもがな、ですよね。💚の親友としてとても仲が良く、💚が💙と付き合いだしてからは💙に少しだけ嫉妬することもありました。彼女は王都の方で生まれ、数年前こちらに越してきています。
◎解説-3.時系列
本作で語っている出来事のあと、この老人は一度追放された身として別の村に住むことになります。 別の村に住み始めて数年が経った頃、フォルストルデが滅亡したという情報を耳にした老人は悲しみ、追悼の意を込めてこの回顧録の執筆を始めました。
◎二人の夜
老人すらも見ていない占い師と人狼の二人の夜。何をしていたかはご想像にお任せしますが、一通りいちゃいちゃしていたんでしょうね。理性の切れた人狼は、やはり占い師を殺すまでしてしまいます(何をとは言いませんが)。その後、明朝になって理性がようやく戻ってきた頃、人狼も占い師の持ってきた毒を煽って息絶えました。
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