コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
side:ur
ur「そんな慌ててどうした?」
ya「ッ…ぁ、えっと」
jp「…ふは、ゆあんく〜ん?」
ya「っ…んだよ、気持ち悪いなぁ」
jp「大丈夫だって、心配性だなぁ…ほんと、誰かさんのために必死になっちゃって〜」
ya「な”っ!?…そ、んなんじゃねぇし!」
jp「またまた〜」
ya「〜〜ッ”!」
何故か言い合いする2人。ゆあんくんの周りにいる4人は笑うのを我慢しているのか、プルプルと震えている。俺だけが現状を理解していないらしく、仲間外れ感が出ていて言葉も出ない。別に喋りたいという訳でもないし、仲間外れが嫌!という訳でもないのでどうも思わないが、それはそれで悲しくもなる。
じゃぱさんはひたすらゆあんくんを煽り?満足したのか俺の頭にポンポンと優しく撫でられ、「また話し聞きに来るよ」と言い残し部屋を出た。ギャーギャー喚いていたゆあんくんはいきなり静かになり、ふと見れば目を大きくして固まっていた。
jp「あっは!ばいばいゆあんく〜ん!」
ya「ぐ、ぅ…〜ッ!」
tt「ふはっ!…んじゃ、俺らも行くな?」
「うりも邪魔して悪いな、2人で楽しみやぁ〜」
ur「え?あ、うん?」
嵐のように去るとはこの事だろう。ゆあんくんは睨むような目付きでじゃぱさん達が出ていく扉を見つめている。
パタンと閉じられた部屋には俺とゆあんくんの2人きり。少しの沈黙を破ったのは俺ではなく彼であった。
ya「…何も、されなかった?」
ur「え?されたって何を?」
ya「……触られたり、色々」
ur「んな事されてねぇけど…え、もしかしてじゃぱさん俺に下心あったの?」
ya「や、違う、と思う…けど……」
ur「?んじゃなんの事だよ」
ya「…〜ッ、なんでもない、一緒に寝よ?」
ur「はぁ〜?…ま、いーけど。 まだまだお子ちゃまやなぁゆあんくん」
ya「はぁ!?んな事ねーし!ただ…」
ur「…ただ?」
ya「……早く寝んぞ、明日撮影なんだから」
ur「…あーい」
結局、あれから何も答えてくれなくなってしまった。どんな問いかけも、世間話も。何かゆあんくんの気に障ることを言ってしまったのだろうか。考えてもキリがなく、目を閉じた。
ゆあんくんと同じベッドで、ゆあんくんに腹を抱きしめられて身動きが取れない。足元にある毛布を器用に足で取り、ゆあんくんの顔にかからないよう被せ、そのまま眠りにつく。
心臓の音がいつもよりうるさいのはきっと気のせい。
ya「おーい、起きろうりー」
ur「んぁ”?…んだよゆあんくん、まだ7時じゃん…」
ya「いや今日撮影だろ?わざわざ起こしてやったんじゃん」
ur「あぁ、そう…」
目が覚めるとゆあんくんが俺の顔を覗き込んでおり、綺麗な赤い瞳が真っ直ぐ俺を指していた。時刻は7時を少しすぎた時。カーテンの締め切った部屋は薄暗く、ベッドサイドの灯りだけが光っている。
ゆあんくんが寝起きで足が覚束無い俺の手首を掴み、リビングまで引っ張ってくれている。どっちが年上か分からない、と言われても不思議では無い。実際背丈では負けているし、どちらかと言えば童顔である俺は実際そう思われていても仕方ない。やっと着いた1階のリビングでは俺とゆあんくん以外もう皆席に着いていた。その時に聞こえた仲良しやなぁ、だったり、イチャイチャしてるねぇ、などという声は一切聞かなかったふりをする。
hr「結局食べれた?」
ur「あー…食べれてないから部屋の冷蔵庫にしまってあるわ、ごめんな?」
hr「全然!食べれる時にでも、捨ててもいいしね」
ur「いや食べるが?」
hr「ははっ!」
na「…うりさん、お体大丈夫ですか?」
ur「え?あぁ、もう完治!心配してくれてありがとね、のあさん」
na「いえいえ、さ!ご飯食べましょ!」
sv「今日は俺特製スクランブルエッグかのあさん特性卵焼き!お好きな方を召し上がれ〜!」
シヴァさんがそう言った途端、机の上の真ん中に置かれたそれらに群がるように皆が集まっていく。勿論ゆあんくんは既にその中に入っていて無我夢中で食べている。ちゃっかりチキンサラダも皿にのせている所を見るとやはり愛が強い。俺も皆が大体皿によそい終わった後に向かい、残り物をいれる。お皿の大きさで少なく見えてしまうが、俺にとってこれくらいの量で丁度いいため、まるで俺の食べる量を知っているみたい。やはり5年の付き合いはものを言う。
no「ほんとうりさん食べる量少ないですよね、そんなの1分もあれば食べ終わりますよ?」
ur「それはなおきりさんがおかしいだけでしょ…」
mf「んじゃあ俺の分食べる?」
ur「いーよ、皆食べれるぶんよそったんでしょ?」
dn「じゃあ俺のあげるよ!」
ur「いやだから大丈」
et「私のあげようか?w」
ur「…おかしいやろぉ……」
それと、こうしていじってくるのも長年の付き合いだからだろう。