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しろせんせー×ニキ
⚠️nmmn、死ネタ、自傷表現、自殺表現、不穏、バッドエンド、とても長い
多分読んでいて苦しくなります。
大丈夫な方だけ閲覧をお願いします。
読んだ後の苦情はやめてほしいです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【ニキside】
俺は普通じゃないと思う
おかしい、おかしいんだ。
今の生活に満足している。
活動も、仲間も、リスナーも、みんな大好きで、かけがえのないもので。
俺という人間を構成するのに欠かせない情報だ。
今という時間を大切にしろと誰かが言う。
そうだな、そうだよな。
今俺が幸せに生きているのは、周りの環境があるからこそで、それを享受できるのは永遠ではない。
だからこそ大切にしなきゃいけない。
そうだよな、わかってるよ。
なのに、なんでかなぁ。
なんでずっと、死にたいと思ってしまうんだろう。
○
【しろせんせーside】
いつもと同じ日常。
街を行く人々も、線路を走る電車の騒音も、タクシーに揺られる俺とニキも、何も変わらない。
タクシーの外をぼーっと見つめるニキの横顔を眺めながら、心のどこかで、この日常がずっと続くものだと思い込んでいる。
「ね、ボビー」
いつもの声色、落ち着く体温。
逆光で表情は見えないけれど、きっといつもの笑顔だろう。
「海、行かない?」
○
こんな夜中に、しかも11月に。
ニキも意外とエモとか分かるんやな。
ニキは月明かりだけを頼りに、暗い砂浜をズカズカ進んでいく。
少し離れて俺も着いていくが、寒いしクラゲとか居そうだし、正直もう帰りたい。
「ねえボビー!」
『ん?』
「俺さー、ボビーのこと大好き!」
『はっw、なんや急に』
波の音に負けない大きい声で、 ニキが言う。
いつも通りジャージと下駄を履いて、キラキラしたオーラを振りまいている。
「みんなにも伝えて!大好きだよって!」
『そんなん、自分で言えやw』
「…ふはw、うん、そうだね」
暗くて表情が見えないが、声色が少し陰ったように聞こえた。
少し進んだところでニキが立ち止まり、水平線を眺めている。
追いついた俺は、ニキに話しかけることができなかった。
海の向こうを濁った瞳で見つめて、どこかもの悲しい表情を浮かべるニキ。
それがあまりにも儚くて、消えてしまいそうで、心臓が痛くなった。
なんでやろうな、ニキはどこも行かへんのに。
ただなぜだか、彼が消えてしまわないことを心から願った。
「ねえ、クラゲとかサメとか居るかな?入ったらやばいかな、怪我してたら海水染みるかな?」
ひょんなこと言い出すから、言葉が出なかった。
ああ、いつも通りのニキだ。
『染みそう。』
「あははw だよねw」
いつも通り、のはず。
いつも通りだと思いたかった。
気づいていたから。
ニキの手首の傷も、
薬を過剰に飲まなきゃ仕事が手につかないことも、
俺やメンバーの前では無理して元気に振舞っていることも。
死にたいと切に願っていることも。
長い付き合いだ。そのくらい気づく。
言葉にしてくれなくても、ずっと違和感は感じていたし、リアルで会うのは時々だけど、手首を庇う素振りは何度も見せていた。
明るく振舞っていても、どこか隠せない心の穴を、俺は見透かしていた。
気付かないふりをしたかった。
ニキが居なくなってしまう想像なんてしたくなかったから。
ニキが血迷って死のうとしたら、俺が引き止めて説得する。そしたらきっと考え直してくれる。
そういう想像は何度もした。
大丈夫、ニキなら分かってくれる。
苦楽を共にした仲だから、俺には分かる。
ニキは、俺と一緒に生きてくれる…。
『…は?』
少し俯いてそんなことを考えていたら、目の前にニキはいなくて。
バシャバシャと音がする方を見たら、ニキがもう腰まで海に浸かっていた。服も靴もそのまま。
『ちょ、おま、アホなん!?戻ってこい!そんなに体張ってまで笑いとらんでええわ!』
「はは、面白かった?」
『分かったから、風邪ひくで、早く…』
「ねえ、ボビー、気づいてるんでしょ?」
気づいてるって…?
あ、待って、やめて
居なくならないで
○
【ニキside】
「ねえボビー、ごめんて、泣かないでよ」
『う…ヒッ、うぅ…ばか…っ、』
いやー、ミスった。
ボビーが何か考え事してるから、
気づかれんように海に入ってったらおもろいかなーと思ったら、泣かせた。
「ごめん、ごめんね?変なことしてごめん」
呼吸が浅くなって、大粒の涙をポロポロ零してはそれを拭うボビーを見て、少し可笑しくなってしまう。
「なんでそんなに泣くの…w」
『だって!!だって…!居なくなっちゃうかと思った!!!だってニキ、最近…!!』
そこまで言って、黙ってしまった。
まっすぐ俺の目を見つめていたのに、気まずそうに視線を逸らした。
ああ、やっぱり
「やっぱり、気づいてるんだ」
○
【しろせんせーside】
「泣かせてごめん。それに、こんなところまで付き合わせてごめん。もう遅いから、ボビー1人で帰りな。」
『は…?ニキは?』
「俺はずぶ濡れだからタクシー乗れないでしょw ほら早く、行きな」
『…嫌や、ニキといる。1人にしたら…居なくなってしまいそうやし…、ニキに…死んで欲しくないねん…』
ニキがどうして死にたいと思うのかまでは分からない。
引き止めることが善か悪かも、俺には分からない。
それでも、引き止めることしか出来ない。
どうしても、ニキが大事やから。
手放すことが出来ない。
「…なんで引き止めるの?」
『…え?』
ニキの顔を見上げると、泣きそうな、今にも壊れそうな、でもすこし笑みを浮かべたような、複雑な表情をしていた。
俯いて、ジャージの袖の下の、手首に巻かれた包帯をガリガリと引っ掻き始めた。
荒く震えた呼吸に乗せて、ニキが口を開く。
「なんで、楽にしてくれないの?余計なことしてるって自覚ある?俺が死にたいほど辛い理由、考えたことある?何も今まで通りにできないの、朝起きて、体が重すぎて動けなくて、薬大量に飲むことでやっとパソコンの前に座れんの。毎日こんな生活してんの。もう限界なの。今日死ぬつもりは無かった。けど引き止めないで欲しかった。俺の気持ち何も分かってないくせに。俺をずっと生き地獄に居させるつもりなんだね、ボビーですら助けてくれないんだ。もう分かんない。生きるのは辛い、でも死なせてくれない、どうしたらいいの?ねえ、ボビー」
ニキがハッとした表情をうかべる。言い過ぎた、と思っているのが丸見えだった。
俺だって、言いたいことは山ほどある。
俺がニキの辛い理由を分かってあげられないように、ニキも俺の死なないで欲しいという気持ちを分かってくれない。
言い返してやりたかったが、どの言葉もニキを追い込む気がして、ただ、『ごめん』とだけ零した。
引き止めても、引き止めなくても、ニキが遠くへ行ってしまう気がして、心臓が苦しかった。
早くこの空気から逃れたかった。
俺の一言がトドメになり得る、この空間から解放されたかった。
沈黙がその場を覆ったから、もう一度ごめんと言って、俺はその場を去った。
○
それから丸1日経ったが、ニキとは連絡しなかった。
ちゃんと帰れたか心配だったけど、俺にはニキを心配する資格すらないと思ったから。
俺の適当なエゴのせいで傷つけてしまったから。
ピコン
ベッドに寝転がり、ぼーっと天井を見上げて1人反省会をしていたら、スマホに通知が入った。
りぃちょからだ。
[急にごめん、せんせー、ニキニキから連絡あった?]
突然どうしたのだろう。連絡は来ていないことを伝えると、こう続いた。
[俺も昨日の収録の後から連絡ないんだよね、大丈夫かな]
心臓が1度、ドクンと跳ねた。
俺のせいだ、と思った。
次の瞬間には家を飛び出して、ニキの家に向かっていた。
○
【ニキside】
酷いこと、酷いこと言った。
ボビーに酷いこと言った。
ボビーは俺を思って泣いてくれたのに、俺は、俺は…。
昨日は疲れて、ずぶ濡れの服のままベッドに沈んだのに、罪悪感がグルグル巡って一睡も出来なかった。
ボビーを傷つける俺なんか、死んだ方が…
そうじゃん。死んだ方がいいじゃん。
生きてても辛いだけじゃん。
ああ、そっか、そうだよな、俺はずっと、死にたかったんだよな。
アンチに執拗に叩かれた。
都合の悪い発言を切り抜かれて晒された。
好いてくれた人も離れていった。
活動者をしていればそういう事は当たり前になってくるんだろうね。
人に好かれる仕事してれば、嫌われることもあるよね。
わかってる。わかってるよ。
ただ俺は、他の人と違って、耐えられなかっただけ。
少し前、疲れが溜まっていた日に、アンチスレを見てしまって
その時ふと浮かんだ「死にたい」って言葉が、俺の心の穴の名前にピッタリだと気づいてしまって
死にたいって言葉がずっと、頭の隅にこびり付いて取れなくなった。
その日からずっと、自分はいつか自ら死を選ぶんだろうと思って生きていた。
死に時くらい自分の好きにできないと、生きていけなかった。
ああ、俺っておかしいな。
死ぬために生きてるみたいなもんだ。
周りの環境に恵まれて、仲間に囲まれて、楽しい人生を歩んでいるはずなのに。
こんなに幸せなのに、死にたがるなんて。
おかしいなぁ、w
○
残っていた薬を全部飲んだ。
朦朧としてしまう前に、クローゼットのポールに紐を結びつけた。
やっと、やっと終わるんだ。
薬のせいで吐き気がする。目の前がぐるぐる回って上手く歩けない。
力の入らない足で何とか椅子によじのぼり、首にロープをかける。
手が震えている。薬のせいかな?それとも、この期に及んで怖がっているのかな。
もう分からない。何が正しくて何が間違っているんだろう。
俺は間違っていたかな。自殺を選ぶくらいだ、絶対間違っているだろうな。
どこで間違えた?
女研を結成したことは間違いだと思いたくないけど。
YouTube始めたことが間違いだったかな。
大学辞めなきゃ良かったかな。
実家出なきゃ良かったかな。
それとも、生まれてこなきゃよかったかな。
もういい、もう終わる。
○
【しろせんせーside】
俺が着いた頃にはニキは既に首を吊り、青白くなっていた。
ロープを切り、冷たい体を床に寝かせた後、救急車を呼んだ。
救急隊が忙しなく部屋を出入りしている。
俺はただぼーっと見つめていた。
何も考えられなかった。
死んで欲しくない、助かってくれ。
そう思わなきゃ行けないのに、俺は、何も考えることが出来なかった。
○
【ニキside】
目を覚ますと白い空間が広がっていて、眩しさのあまりすぐに目を閉じてしまった。
目が慣れて、もう一度当たりを見回した。
白い天井、白いカーテン、少し開いた窓から入るそよ風、消毒の匂い、規則的な電子音。
そこが病院だと気づくまで、たっぷりと時間を費やした。
どれくらい眠っていただろう。
広い部屋にぽつんと置かれたベッド、その周りに大量の医療器具。
集中治療室ってやつかな?
俺なんか助けなくていいのに。
○
【しろせんせーside】
ニキが搬送されてから2週間。
目を覚まさないニキの寝顔を毎日見に行った。
目を覚ましたら、どんな顔して会いに行けばいいか。なんて謝ればいいか。
そんなことばかり考えていた。
ニキが目を覚ましたと連絡が入って数日たった。
一般病床に移されて、面会ができるようになった。
ちゃんと顔合わそう。顔合わして、あの時のこと謝ろう。
大丈夫、きっと仲直りできる。
きっと今まで通りに戻れる。
死のうとしたこと責めるのは後。
○
開けっぴろげの病室のドアから、少し中を覗き込む。
ニキはベッドから窓の外を眺めていた。
『…ニキ』
ゆっくりとニキが振り返る。その目に光はなかった。
『ごめん。俺…』
「聞いたよ、ボビーが助けたんだってね」
ニキは表情を変えなかった。それが少し怖かった。
「死なせてくれなかったんだね」
『っ、…ごめ、俺、ニキに死んで欲しくなくて…』
死んで欲しくない、その一心だったから、次の言葉が出てこない。
ニキは濁って揺らいでいる瞳で俺を見つめた。
次の言葉を待っているのか、はたまた怒りで言葉に詰まっているのか。
無表情なニキからは察することが出来なかった。
ニキは膝を抱え込むように蹲って、小さく言葉を吐いた。
「…死なせてよ、」
○
それからしばらくして、ニキが退院した。
1人にすると危険だからと、実家に帰るように医者に勧められたが、簡単に帰れる距離では無いので俺の家に住ませる事にした。
あの日、「死なせてよ」と言われたきり、ニキはそういった弱音を吐かなくなった。
普通に会話するし、普通に笑う。
ニキは退院してすぐ、ディスコードでの交流に戻ってきたし、みんなの反対を押し切って活動も再開した。
メンバーの全員が細心の注意を払ってニキの様子を見ていたが、先日自殺を図った人間とは思えないほど明るく振舞っていた。
でも、それが本心でないことなど、その場にいる全員が理解していた。
今まで通り、いや、今まで以上に活動に対して意欲的で、ニキ節満載のボケも連発していた。
いつもの明るいニキを演じていた。
俺にはそれが苦しかった。
ニキはもう、俺に本心を見せてくれない。
俺が自分のエゴで、ニキの逃げる道を否定してしまったから。
ニキの心を殺してしまったから。
もう二度と、俺に心を開いてくれないかもしれない。
ああ、変だな。
ニキを死なせないために行動したはずなのに、心を殺したのは俺なんて。
酷い茶番だな…。
○
「ねえ俺、ちゃんと笑えてる?」
ニキはよくそう聞くようになった。
すごく不安そうな顔をして、今にも涙がこぼれ落ちそうな目をして。
『…うん、笑えとるよ』
「ふへ…よかったぁ…」
ふにゃ、と笑うニキが愛おしかった。
笑えてるか確認する時だけは、明るいニキを演じていないから好きだった。
こんな俺にも、弱い部分を出してくれるのが嬉しかった。
『腹減ったやろ、飯作るよ』
「いいよ…最近食欲ないし」
『なんも食わんわけに行かんやろ、作ってくるよ』
「…ありがとう」
夕食を作るために部屋を出て、キッチンへ向かう。
作るって言っても、冷凍食品チンするだけやけど。
少しずつ、いつもの日常に戻っている気がして嬉しかった。
あの夜の、重い空気は思い出したくもないから。
やっぱりみんなで笑いあってる方がいい。その方がニキらしい。
このままニキの心の傷が癒えれば、全部元通り。
2人分の食事を用意して、飲み物とコップを持って、部屋へ戻る。
『お待たせ…、え、?』
「…え?」
目の前には、カッターを自分の手首に突き刺しているニキの姿があった。
どうやら無意識だったらしい。ニキも困惑の表情を浮かべていた。
『待って、大丈夫、今手当するから…』
「…ごめん、」
ニキは、血がどくどく溢れる左腕を呆然と見つめていた。
ガーゼを当てて包帯をきつく巻く。
血が止まらなくて、何重も巻いたはずの包帯から滲み出ていた。
とりあえず血を止めるために、うっ血しそうな程キツく止血した。
手当が終わると、貧血からか、ニキはぐったりとベッドに寄りかかって項垂れた。
「疲れたなぁ…」
ニキが呟いた。
比べるつもりは無い。けど、次の瞬間には口をついて出ていた。
『…俺も疲れた…』
ニキは隣に座った俺を一瞥すると、更に小さく体をまとめて膝に顔を埋めてしまった。
「…ごめん」
『いや…、…ごめん』
気まずい空気が部屋を覆う。
ニキがここまで苦しむ前に、気づいてやれたら良かったのにな。
○
次の日、眠い目をこすって体を起こした時、何か変だと思った。部屋がいつもより静かな気がした。
ニキを起こさないように、彼の寝室を静かに開けた。
そこにニキはいなかった。
重かったまぶたが嘘みたいに開く感覚、血の気が引く感覚、俺は寝巻きのまま家を飛び出した。
○
女研のメンバーにも連絡してニキを探させた。警察にも連絡して捜索が始まった。俺自身も丸一日走り回って探した。
でも、見つからなかった。
家に帰ってきた時のために、あなたは家にいてくださいと警察に言われたため、次の日からは俺は探しに出れなかった。
毎日心配で、早く帰ってきてくれと願う反面、ニキに気を使わずに独りで過ごす時間に快感を覚えてしまって、帰ってきて欲しいのか嫌なのか分からない、ぐちゃぐちゃの情緒で日々を過ごした。
それでもやっぱり、どこにいるのか、死んでないか、ずっと不安で、生きて帰ってくることを切に願った。
○
ニキが居なくなってから5日目に、警察が家に来て、手紙を、わたされて、それは、
ニキの遺書だと伝えられた。
○
「ボビーへ
今まで迷惑かけてごめん。死に急いで、心配させて、負担かけてごめん。俺のせいでボビーは疲弊してしまったのに、俺ばっかり辛い顔して、滅茶苦茶迷惑かけたくせに被害者ヅラして、逃げてごめん。弱くてごめん。本当にごめん。謝りきれない。」
30行ほどある便箋の真ん中に数行の遺書。
読みながら俺は吐き気がするほど後悔を覚え、頭を抱えて涙をボタボタ垂らした。
まだ検死の最中のため、終わり次第連絡するので遺体を見に来るように警察に言われた。
彼らに同情の目を向けられるのすら鬱陶しくて、警察を半ば強引に追い出し、トイレで胃液を戻した。
死んだニキに会いに行く、どの面下げて?
死人に口なしなもんで、俺がどれだけ謝って、生きて欲しかったって伝えても無駄やろ。
もう魂のないニキになんか会いたくない。
俺ずっと、変わらないと思ってた日常、ニキがいたから成立してたのに、どんなに迷惑や心配かけられても、ニキが生きてさえいれば、それでよかったのに、また一緒にいたい、もう一度会いたい、話したい、もう手遅れだなんて信じたくない。
心臓はうるさく跳ねるし、吐いたせいで目は虚ろ頭は朦朧、それでもやることは1つ
ニキに会いに行かなきゃ。
キッチンに這って移動し、包丁を取り出し腹に刺す。体温と同じ温かさの血が吹き出す。構わず包丁を抜きもう一度腹に刺す。痛みで脂汗が滲む。息ができない。
ああ、自殺ってこんな苦しいんや。ごめん、ニキ、お前の痛みも知らずに俺は、無闇に生きて欲しいなんて。
大丈夫、すぐそっち行くからな、そんでめいっぱい謝らせてくれ。許してくれなくてもいい、それでも、もう一度お前と話をせんと、生きて行くことも死に切ることもできんわ。
ごめんな、ほんまに