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8月5日
今日はアビドスの皆でリゾートに来たよ〜。何やらセリカちゃんが福引でたまたま当てたんだって。明日から1週間の間皆で旅行に行くんだってさ。おじさん凄い楽しみだなぁ〜…先生を招待できなかったのは残念だけど、今回は仕方ないかぁ。
8月6日
ようやくリゾート地に着いたよぉ〜。意外と人が居ないものなんだね、ほとんど貸切状態だなんて良いねぇ…今夜は海辺でBBQだってさ。楽しみだなぁ…
8月7日
うへぇ〜..昨日の夜皆ではしゃぎすぎておじさん食べすぎちゃったよ…今日はアヤネちゃんがアビドスの倉庫で見つけた水鉄砲でずっと遊んでるよ、おじさんは暫くはお昼寝かなぁ…
8月8日
ずっと海で遊んでるのもだからって、アヤネちゃんが倉庫に眠ってたトラックの様なものを出てきたよ。リゾートの管理人は倉庫の物は全部オンボロだから、使えるものがあったら自由に持って行っていいよだって。嬉しい限りだねぇ..だから今日はこれで少し遠くまで行くんだ。何だか変な音がするよぉ〜…やっぱりオンボロだねぇ。少し遠くの方で規模の大きな花火がやるそうだから、おじさん達も大量の花火をトラックに積んで今から向かうよぉ。
8月9日
…あれ、おじさんいつから寝てたんだっけ。トラックに乗って..自分でも困っちゃうなぁ、目が覚めたら浜辺だったんだもの。うへぇ..寝過ぎたのかな、まだ視界が揺らいでるよ…ノートが潮に攫われなくて良かったなぁ..あれ、ちょっと先で何か燃えてるみたい。昼間っからキャンプファイヤーでもやってるのかなぁ..?重い体を起こして皆の元へ向かうよ。
8月10日
結局ペンションに戻ってきちゃった。アヤネちゃんが顔青くて、体調が優れなかったのかなぁ?見た感じノノミちゃんがまだ浜辺で日焼けを楽しんでたけど、真っ黒に焼けちゃってたよ。置いてきて大丈夫だったのかなぁ?シロコちゃんは姿が見当たらないけど..セリカちゃんがたくさんあったよ。
アヤネちゃんが突然変な事を言い出してさ。まだ2日間あるのにアビドスに帰るって。でも他の三人は?ノノミちゃんは日焼けを頑張りすぎたのか施設の人に運ばれて行っちゃったし、セリカちゃんも集めていったよ。シロコちゃんは見当たらないけど…お腹でも痛いのかなぁ?ずっと見てないや。アヤネちゃんが私のせいでとか呟いてるけどどうかしたのかなぁ?きっとアヤネちゃんの事だから寝坊でもして自分を責めてるのかな?今から帰るよ〜、3人も後から来るはずだしね。
ホシノ先輩の日記には約1週間分の記録がされていた。今からアビドスに戻らないといけない。2日前、私のせいで全てを失った。
2日前
セリカ「アヤネちゃんまだ〜..?このトラックめっちゃ遅いんだけど..」
アヤネ「も、もうすぐ着くから!先輩たちもそろそろ降りる準備を..」
ノノミ「はーい☆」
シロコ「ん、何か変な匂いする..」
ホシノ「おじさんは後ろで涼んどくよぉ〜..」
その瞬間だった。
アヤネ「…ぇ?」
とてつもない轟音を響かせトラックが吹き飛んだ。私は運転席から投げ出され、海に衝撃を緩和されたものの足に窓ガラスの破片が刺さった。
アヤネ「..な…に…..?」
何が起きたか理解出来なくて辺りを見渡す。広がるのは余りにも酷い..言葉にもしたくない惨劇。私はすぐに昼食を戻した。
アヤネ「ぉ….ぇぇっ….何…で….」
下手に動けない。そのまま音を聞いた大人達が助けに来る。そのまま担架に…皆を乗せていった。
結果的に残ったのは私とホシノ先輩。ホシノ先輩はショックのあまり記憶が飛んでいる。その現場を見て現実逃避している。本当に何も覚えていないようだった。そのまま病院に運ばれた。月日が経ち、先輩の病室へ向かう。
ホシノ「あっ、アヤネちゃん。何でおじさん達病院なんかに来ちゃったの?熱中症何かじゃないし、早く皆を迎えに行かないと..」
ホシノ先輩の言葉が耳に入ってこない。そのまま私はホシノ先輩を連れてリゾート地を後にした。
コメント
20件
これが良い
お痛わしや…今日も曇ってるなぁ
初めて本当にss書いたかもしれない。いつもssってほど短くないし長くもない中途半端なくらいだったけど....