皆様三連休、如何どうお過ごし増したか?
私は体育祭が重なり、実質四連休でした✌応援団も出来て、選抜も出来て。一競技を覗く全ての競技で勝ててとてもハッピーです。それにチェンソーマン見に行きましたし、特典を貰えて嬉しかった。
あそび、まくってました。べんきょうしないと…。
インスタ、一声お声掛けて貰えればすぐに返信しに行きます💪
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しとしと、雨音が心地好いBGMとなっている。それをお供に星導は今まで読みたかった、もう一度読みたかった小説をこの三連休を使って無心に読み耽った。ソファーにだらし無くもたれ掛かり、その側には本の山が出来上がっていた。
だが恋人の小柳は読書という趣味はない。漫画ならまだしも、小説。星導が呼んでいたのは難しそうな本ばかりであった。だからか、この三連休は休みに徹し、本能の赴くまま睡眠欲を貪っていた。時折、星導は箸休めならぬ本休めとして小柳の様子を伺っていた。その度、気持ち良さそうにクルクルと喉を鳴らしながら丸くなって寝ていた。オトモはずっと寝ている主人の隙間に体を捩込み共にぬくぬくと。本来ひんやりとしているオトモもクルクルと喉を鳴らし、本来俺の居場所、小柳くんの腕の中を占領していた。時折星導同様、箸休めならぬ寝休めとして星導の傍に来ては太ももを占領し、気が済むと主もとい小柳の元へ戻って行った。そんな休日だった。
ばりばり。小柳と星導が住まう家の近くで雷が落ちた。窓の外から差し込む莫大な光り目がチカチカとして眩む。耳がキーンと痛くなる轟音、少し地鳴りのような地震のような、家がみし…と軋んだ。それでもって空気を伝い、露出している肌という肌が痺れるような。星導の背筋がビビッと伸びた。それを気に全身でグググと伸びをした。だらし無く、身体に悪い姿勢で座っていたせいで体の至る所が痛む。首を傾ければゴキゴキと痛々しい音が鳴った。実際痛くなく、なんなら少し体が軽くなった気がした。
あとで小柳くんに肩揉んで貰おうと思いつく。どうせ、まぁた変な姿勢で本読んでたんだろ?と飽きれ声を上げられるが、結局はしてくれる。そんな人だ。いつもツンデレのツンが強いだけ。俺に対しての飴と鞭の使い方をよく知っている人。
そういえば、狼だからか聴覚が人一倍鋭く雷に弱い小柳くんは大丈夫だろうか。この前だって
「おっしゃあ!こっち終わったぞー!!」
「リト、助かった。ありがとな」
「いえいえ、小柳様はエースなんだから。いざという時にね、休んで貰わないと!」
よく自分を卑下にする小柳を鼓舞するようにリトはバシンと背中を叩いた。それと同時にパチッと音が鳴った。どうやら静電気だろう。リトの体や衣服に帯電していた電気が小柳くんの身体に向かって放電した。普段ならライが節電といって、蓄電器を抱えすっ飛んで来るのだが今日は時が悪かった。ライがいない。
「い゛、痛っ、静電気か」
「っすまん、だいじょぶか?」
「あぁ、心配すんな」
でも俺は見てた。小柳くんが本気で嫌だって思ってる顔。恐怖、嫌悪が含まれてる顔。ほんと、わかりやすい。それにブワブワッと髪が広がり、必死に押さえようとしていたが威嚇のような行動をしていたこと。瞳孔がぎゅうと狭まりまるで猫だ。そのあとだって無性に俺に甘えたがって。逆に俺から撫で繰り回しているとグルグルと喉を鳴らしていた。
とたとた、と小さな足音が聞こえてきた。小柳くんではないだろうし、俺のオトモは地面にべちゃ付いてない限りずっと浮いてるし、消去法で小柳くんのねこちゃんオトモ。
_なぁん、んみゃう、なぅん。
寂しげに小柳のオトモが鳴いた。いつもはにゃ!とか、なん!とか、威勢が良いのに。星導の普段着、スウェットを小さな牙でガジガジと噛み引っ張った。ん、なにぃ?ふく伸びちゃう…。と星導は再び伸びをしながらオトモの頭を撫でたり顎を引っ掻いたりと宥めた。だがオトモは星導のだらし無い姿に立腹し、尻尾でペシンと星導の顔を叩いた。遠くでガタンと鈍い音が鳴った。
「小柳くん?」
_んな、んなぁ、にゃあん!
急いで、早く。と急かすようにオトモが鳴き出した。流石に星導も不明な鈍音に心配になって小柳の元へ向かった。どたどた、とたとた。星導とオトモの足音が廊下に響く。ガチャリと小柳がいる屋へと入ると、ベッドから零れ落ちている小柳がいた。伸ばされた手の先にはスマホがあって、きっと取ろうとしたけど届かなかった、という感じか。大丈夫?、問い掛けて見れば、ふっふっと短く荒い息が繰り返されるのみ。ベッドに倒して上げて、再び問い掛ける。こやなぎくん?、と。
「こぇ、でかぃ」
切願の声だった。小柳は布擦れの音でも不快というように、耳を覆うようにして塞いだ。小柳のオトモが心配そうに小柳の頬を擦る。
「ごめんね、どうした?」
「かみなり、…みみいたい」
「そうだね、びっくりしたね」
「ん…、ほしるぇよぼうと思っておちた、……も…だいじょぶ」
「ほんと?んー、でもしんぱいだから俺も一緒に寝ちゃお。ほらよってよって~」
無理矢理小柳のテリトリー、パーソナルスペースのベッド内に侵入していく。雷のせいで弱っているのか、はたまた怖いのか。小柳も対した抵抗はせずすんなりと流れるように星導を受け入れた。このような文は少し邪な風に感じ取れるかもしれないが、至って不純な思いは含まれてない。ほんとに。
星導はディティカ結成時、頼らないだから俺の足を引っ張るなと類似したことを言っていた小柳だが、今は怖かった痛かったということをいの一番に星導又同期に報告する。当時の小柳の姿と比べるとすっかり丸くなった。ディティカ、MECHATU-A、HEROS、にじさんじの先輩、同期にどろどろに甘えるように調教された由縁である。無理矢理感はあるが、そのおかげで今があるのだ。先輩達には感謝です。
腕で包めばするりと胸へ擦り寄る小柳の姿に星導は優越感を感じた。ずっと寝ていた小柳の少し高い体温。蛸は変温動物なので冷たいや暑いに対してはあまり感じない。狼は平熱が38.0から39.0だから常に熱が出ているという感じだが二人の体温が溶け合って程よい温度になる。これはこの二人しかでき得ない事だった。小柳は星導の体臭をすぅと食む。そして咀嚼するように味わった。星導はお返しと言わんばかりに小柳の頭に顔を埋め、サラサラの髪に埋もれながらつむじをふすふすと吸った。
「小柳くんのつむじ、かわい」
クルクルと可愛らしく喉を鳴らした。どうやらこの狼は星導の行動、言動をお気に召したようだ。その仲睦じいの姿に妬いた小柳のオトモとどこからか現れた星導のオトモが二人の体の隙間に小さな身体を捩込んだ。んへ…かあい、とその嫉妬したオトモの姿を見て小柳は微笑んだ。オトモ達は自分の気のままに行動し、普段ならツンツンしてる癖に。星導は素直に可愛いという狼の姿にキュンと胸を掴まされた。可愛いのはお前だよ、小柳くんのばーか。と褒め言葉と暴言が混じったような天邪鬼の感想が頭を埋め尽くしていた。
スルリと星導は厭らしい手付きで小柳のお尻を撫でた。わざわざ、あとで小柳に怒られると分かっていながらもだぼだほのスウェットの中に侵入して。ビクリと小柳の肩が跳ねた。甘い吐息付きで。ギロリと真っ赤にした顔で星導を睨んだ。だがそのしかめっ面は星導にとって機嫌の悪い上目遣いと変換された。
「や…」
スリスリと小柳の尾てい骨を愛撫でする。犬や猫は腰トントンをすると性的興奮を感じるそうだ。そんな星導得な情報をこの前手に入れたのだ。小柳は抵抗するもガッシリと星導の腕て包まれているため抜け出せない。だからと言って二人の間ですぴすぴと心地良さそうに寝ているオトモを起こすのも忍びない。小柳はただ星導の意地悪、悪戯をただ受け流すしかないのだ。目に涙を溜まらせて、ふ、ん…ぁ、と煽情的な声を出していた。その小柳の姿を星導は蚕白色の目を細めて眺めていた。満足そうに、薄ら口角を上げて。
二人足を絡めて、熱を受け渡すように。星導は尾てい骨の次に小柳のモノに手を伸ばした。っひ、と軽い悲鳴を上げる。星導へ先っぽをグリグリと引っ掻いて、裏筋をつつつとなぞったり。カウパーを円滑剤としてシュコシュコと手を這わせた。時折汚れてない方の手で頭を撫でては髪、つむじを吸う。そろそろイくかなと絶頂を迎えそうな小柳の様子を見て、ベッドサイドの小さなテーブルに置いてあるティッシュを取る。そしてラストスパートをかけるように手の動きを早める。部屋にはざぁざぁという雨音とくちゅくちゅという水が泡立つ音が広がる。
「くっ、ん゛…ぃくっ、いくっ」
ぷしっ、びゅるるっ
星導の手に白濁をぶちまけた。幸い、精液や我慢汁でシーツやスウェットは汚れていないが小柳の涙でシーツが濡れていた。本格的に二人をそういうえっちなスイッチを付けた。グリグリと星導の大きく張ったモノを小柳の足に押し付けた。ふるり、と小柳の体が震えた。小柳に了承を得て、二人の隙間にいた小こきオトモ達を音が聞こえないリビングのソファーへと移し、ブランケットをかける。そして事前に買っていた温感ローションやスキンを手に持ち、再び小柳の元へ向かった。
小柳がいる部屋に再び戻ると、小柳は頬を赤らめ掛け布団の奥へ潜った。その布団を剥ぐと自身のお腹を抱き、期待を孕んだ目を星導に向けた。その姿は犬、猫ではなく、発情期の雌狼。蛸は甘いフェロモンに充てられてクラリと目眩がした。
この三連休は休みに徹していた二人だったが、運動したい気分になってきた。
コメント
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わ、文が語彙力に満ち溢れている…😭💗ミルクセーキさんの作品全部の文が読みやすくて大好きです🥹💗
