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第2話
次の日、僕は期待を胸にいつもの集合場所まで向かった。
いつもは先に待っているはずのスプラウトが、いない。
「えっ…どこ!?スプラウト〜!!」
僕はパニックになって辺りを見回した。
「どこ、どこ…」
冷や汗をかきながら首を振り回していると、エレベーターの中にピンクと白のボーダーのマフラーが見えた。
「あ、いた!!」
エレベーターまで急ぐも、スプラウトがこっちを振り向きそうな瞬間に、エレベーターが閉まっていった。
「…。」
スプラウトは…僕のこともう興味ないのかな…?でもまだ、振り向いてくれるはず…
いつもの待ち合わせ場所にいないときが、1.2週間くらいそのまま続いた。
朝以外いつもの待ち合わせ場所に行くことはあまりなかったけど、その日だけはふと昼ごろにもエレベーター見に行ってみた。
ピンポーンと快音を鳴らして帰ってくるエレベーター。
中には、泣いているシェリーちゃん、焦って機械が破損しそうになっているヴィーさん。
アストロ君の肩を借りて腹を庇っている…スプラウト。
「ごめん…ごめん…あたしのせいでスプラウトが…」
「い、いいんだ…」
よくない。スプラウトが良くても、僕は良くない。
「無理にしゃべらないで、どの体勢が楽…?」
「え、ええーと、止血の手順はえーと…ギギギガガガ」
「くう〜ん…」
僕の視界は真っ暗になりかけた。
「スプラウト!!!」
ついさっきのことだ。俺は最近コスモとまともに喋れていない罪悪感を感じながら到着した70階でしくじった。
「あたしは抽出に集中するね、ペブル頑張って!」
「わっふ!」
この階も、サクサクいけると思っていた。慢心していたんだ…。
「よいしょっ…あと一個ね!」
らくらくと作業を進め、早々と終わらせようとするシェリーの後ろに、ツイステッドの影が迫る。
「シェリー!!危ない、後ろ!」
エアホーンを使って引き寄せる。いつものようにすぐ撒いてやろうと思っていた。後ろを向いたのが悪かった…
「あ…」
ツイステッドコスモ。謝らなきゃいけない気持ちが込み上げて吐きそうになる。
「ぅ゙っ…」
結局、俺は回避できず被弾してしまった…というわけなのだ。
今、多分目の前にコスモがいる。あれがコスモかも分からない。何か言っている。
意識が遠のく。限りなく死が近づいているのが分かる。
「…ラウト!スプラウト!」
あれからどれだけ経ったのか…俺はガーデンビューの医療センターで目を覚ました。
「よかったあ…生きてたぁぁ…わぁぁぁん」
「…間一髪で間に合った…ってことだよね。」
「わんわん…。」
俺は多分、状況から察するにコスモに助けられたんだと思う。けれど、その場にコスモはいなかった。
「ねえ、コスモは…?」
「コスモクンは、もうすぐ帰っていかれたヨ」
意識が飛びそうなスプラウトに、とっさに僕のライフを飛ばした。
そうしたおかげでまだ息をしているみたい。よかった…
でも、その場にいるのは不快でたまらなく、静かに帰った。
家に帰ってきて、僕は放心状態になった。
ただ、黒い感情が渦巻いているだけ。
「スプラウトに怪我を負わせたメインの人たち、もう信用ならない…あいつらからどうにかしてスプラウトを引き剥がさなきゃ。」
僕はいいことを思いついて、スマホを手に取って検索バーに打ち込んだ。
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