あなたは、死にたいと思った時があるだろうか。
この話は「死にたい」が「死のう」に変わった青年達の話。
第一話 枷からの解放
小春「あれ、おかしいな、、」
成海「どうしたんですか、?」
小春「いや〜、なんかもう1人が来ないんだよね、」
松平「連絡とかは?」
小春「やってるけど、全然返信返ってこないし、」
松平「先に1人でやったとか?」
小春「そうだったら最悪なんだけど〜」
僕は主催者の小春/コハル。ここは死にたい人が集まる場所。大人数は苦手だけど、1人で死ぬのはちょっぴり寂しくて、少しだけ人を集めた。
小春「じゃあ、自己紹介からね」
松平「は?そんなン必要?」
小春「一応、本人確認のために!」
小春「まずは僕から!」
小春「僕は小春!歳は17!よろしくね〜」
成海「僕は、成海/ナルミです、小春さんと同じく17歳です、、」
松平「松平/マツヒラ。14」
小春「おけ!ちゃんと本人だね!」
小春「てか、松平くん僕達より3個年下じゃん!」
松平「それが?」
小春「僕達には敬語ね!一応先輩だから!」
松平「やだね」
成海「まあまあ、、敬語を使ったとしても」
成海「多分、短期間しか使わないことになるんだし、、」
この松平と言う青年はすっっっごく生意気だ。見た目はそこら辺にいるいじめっ子みたいな感じだ。でも、なんだかそこら辺のいじめっ子よりも少しだけ落ち着いて見える。
成海という青年は僕と同い年らしい。見た目は、、まあ、世間で言う陰キャってやつだろう。とても静かな子だ。これはただの僕の憶測でしかないが、多分、いじめが原因だろうか。
僕はこの人たちが何故死にたいのかは、聞いていない。集まった当日に理由を話してもらうことにしてる。一緒に最後を迎える人達だ。少しぐらい友情を感じてもいいかなって思ってしまったんだ。
小春「まあ、1人いないけど、」
小春「ここに来た理由を聞こうかな」
小春「自己紹介した順に言おっか。」
小春「じゃあ、僕からね」
僕がここを開催した理由。それはある人にとってはくだらない話かもしれない。ある人にとってはすごく切ない話かもしれない。そして、僕にとっては人生が変わった話かもしれない。
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