黒桃

「 不安。 」 黒×桃

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時折 、すごい不安に押し潰されそうになる。

そもそも恋人は同性の男だし。

世間で言うスパダリという部類に入るほど

優しいし気遣いもできる。素敵な人。

だからこそ 俺には勿体ない と思うし

他の人に …なんてのを 考えてしまう。

黒 「 ないこ 、 ？ 」

桃 「 あにき… 、 」

黒 「 また不安になったんか 。 安心せえ 」

ゴツゴツとした手 。 俺よりも小さいはずなのに

この瞬間はとても大きく感じる 。

輪郭をなぞる様に 頬を包み込まれれば

優しい 口付けが 降ってくる。

桃 「 好き 。 離れないで欲しい 。 」

そんなの無理だってわかってる、けれども

気持ちが抑えきれない 。

それでも 全てを受け取って、 愛で返してくれる 。

不安 なんて ものは 、 吹き飛ばしてくれる。

黒 「 かわええ 、 」

なんて 呟けば 先程とは違う噛み付くようなキスを 交わし 好きという感情で 俺の中身を

満たしてくれる 。

まじで

桃 「 ぁいしてる っ … ⸝⸝ 」

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