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急啓
「あなたが何を忘れても」あとがき
何も投稿しないと申しましたが、
ひとつやふたつ、
伝えたいことが残っておりました。
(精神状態が安定したのもありますが)
ご愛読くださった方はご存知かと思いますが
この作品には私の経験が多く入っています。
そもそもこの作品を書こうと思ったのは
記憶障害を患った私とその周りが
どうなったのか、どう周りが動いていたのか
を、書きたかったからです。
それをO−MENS様という素晴らしいダンサーの方々を通じて書いていました。
↓以下ネタバレ有
先に申しますと、
作中、般若さんは記憶が戻っておりません。
それを知っているのは狐さんと隈取さんです。
相談された隈取さん、
たまたま聞いてしまった狐さん。
三十一話で般若さんが隈取さんに言っていたのは
「もう全部嘘にする。だから協力してくれ」
です。
これを本編で言わせようか迷いましたが
後の展開に結構関わるのでやめておきました。
そして隈取さんがその後言っていた
「(針千本)飲むのは俺だけだ、悪ぃな般若」
「俺は嘘をつくのが苦手なんだ」
というのは、
もしも嘘をついていることがメンバー及び
自分達2人以外にバレたら
「俺が無理強いしてやったことだから
般若は悪くない」
とでも言うつもりだったのでしょう。
狐さんが知っていて般若さんに聞かないのは、
「聞いたとしても記憶が戻るわけじゃない」
からです。
(実際に私の記憶が戻った際母に言われた事)
私が思い出せない事を思い出そうとすると
ものすごい頭が痛くなるタイプだったので
作中でもこういう設定にしました。
なのでメンバーで
般若さんが嘘をついていると知らないのは
・阿形さん
・おかめさん
のお二人です。
お二人は般若さんの記憶が戻らないと
一生苦しみそうなのでせめてもの救いです。
そして三十三話、
おかめさんのライブのコメントに
心無いことが書き込まれる事件が発生。
次の話でもその犯人は
明かされていませんでした。
ここでは言及しませんが、
事件が起こった理由は
【般若さんを過去から解き放つため】です。
なんとなくわかる方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
三十四話がないのは一応理由があります。
数字の34には
「人間関係における絆を大切にすること」
という意味があります。
それがない。
すなわち絆が失われた。
これは三十三話の事件に関係することです。
最終話にも少し犯人に関するヒントを散らばせましたのでよかったら考えてみてください。
※ご本人様には一切関係ありません。
さて、これで最後かはわかりません。
多分またノコノコ現れたり消えたりします。
とりあえず「私」としての物語は終わりました。
あとどれだけ生きていけるかもわかりませんが
しぶとくこの世にしがみついてみせます。
ここまでご愛読ありがとうございました。
また現れたらお話しましょう。
それでは。
草々
コメント
3件
少しの間ですが戻ってきてくれたと思ってもいいでしょうか、?とてもわかりやすい解説をありがとうございます主様戻ってくるのなら私はいつでも大歓迎だしこの世にしがみついてくれるなら私は全力でパワー(?)を送ります
戻っていないとは思ってました色んな小ネタがあったのですね、とても良い作品です、ほんと、主さんがどうにせよ私は1ファンとして応援することを選びます いつでも待ってますし世にしがみついててくれるなら全力で応援します また新しく文が見れて良かったです
般若さん記憶が戻ってなかったのですね、色々と気になってたことが明らかになったので少し嬉しいです、!今から作品を全て読みかえ返してあの犯人が誰なのか探してきます。ほんと、素敵な作品をありがとうございます、!