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「寝れんの?」
千歳は少し微笑みながら隣で寝転ぶ私の髪をすこし触ると軽く撫でた
「眠くない訳でもないけど微妙な時間やから寝にくいねんな~」
時刻は既に朝4時を指している
この後2人とも朝から当然学校があるのだ。
放浪癖と共にサボり癖のある千歳が学校に来て授業を受けるのかは分からないが…
「こん後学校行くんめんどくさかし嫌や」
ふわふわと笑いまるで一緒にサボろうとでもいいたげな顔でこちらをみてくる。
「私はサボらんで」
普段なら一緒ににサボっていただろうが明日は数学のテストがある。サボって親に連絡でも行けばと思うと背筋が凍る。そんな私を察したのか千歳は
「大丈夫ばい。がまだして」
と、立ち上がり服を着替えだした
「どっか行くん?」
「一緒に近くの公園まで歩かん?」
3月に入り昼は暖かくなったと言えど夜はさすがに肌寒く少し身震いを起こす
そうすると隣で歩いていた千歳が私に羽織を貸してくれた。
30cm以上身長差がある私に千歳の服はは結構でかかったが貸してくれたのでありがたく使わせてもらうことにした
少し寮から離れた人の全くいない場所を2人で歩く
「着いたばい あれ見てみなっせ」
「…すご」
街灯が1本しかない少し古びた公園は薄暗かった。
千歳が指を指した方を見てみるとこの辺りでは街の光で見えないだろう満面の星空と満月が見えた
「綺麗やろ?〇〇に見せよごたった」
「ほんまこんな綺麗な景色見れる場所よー見つけるわ」
数分間2人は無言で空を眺めていた
来るまでに15分から20分ほど歩いていた為月が沈み少し日が出始めていた。
「千歳そろそろ寮戻ろか!バレてまうわ(笑)」
「〇〇に言わにゃんことがあっと」
「ん~?どうしたん??」
「実は〇〇んことが好きなんや 今日んごつ遊ぶともこん景色見せたんも全部相手が〇〇やけん」
いきなりのことに驚きを隠せずにいた
だってあの千歳が自分を好きなんて思うはずもない
「千歳……それ本気なん?」
「本気ばい」
私は少し黙ってからもう太陽が出かけていて消え掛かっていた月を見つめた
「……今日は月が綺麗ですね」
千歳が見せてくれた景色だからかな?_
「死んだっちゃよかばい(笑)」
千歳は少し微笑み私に返事をした。すこしベタなやり方だったろうか。まぁこの景色を見せてくれた千歳への感謝だと思ってくれたらいいだろう
私達は手を繋いで寮へもどったもちろん朝練には遅刻したけど(笑)
みんな私たちの手元をみて驚いてたな~
コメント
2件
わあ、綺麗な話……! 夜明け前の公園、満月と星空、そして千歳の「好き」——このシチュエーション、すごく胸に響きました。「月が綺麗ですね」って返すところがもう、それだけで二人の関係性を物語ってて素敵だな。千歳の「死んだっちゃよかばい」って台詞も、飄々としてるのに本心が見える感じがしてグッときました。朝練に遅刻して手繋いで戻るラストも可愛い……続きも絶対読みたいです!