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『形から入る』というけれど、『形』を似せれば、そのモノの『力』が宿る…と日本人は昔から信じていたみたいでね。
これはもう「言ったことは実現する」=『言霊(ことだま)信仰』と同じ……日本人の魂に染みついた『信仰』なんですね。
……これって、コスプレイヤーさんの心理にも、つながる気がするけどいかがでしょうか?(脱線w)
伝説や昔話に出てくる、茨木童子や酒呑童子……『わっぱ』とも呼ばれるモノ=『鬼』の名前に『童子』って付けるのは、上の理由から。
なんか、小さな子供が「イヤダイヤダ~~!」ってだだこねたり、スーパーのお菓子の棚の前で寝そべって泣いてるの見た時って「怪物~~~!!」って思いません??
手に負えませんよね? ま、つまり、「手に負えない存在」=子供=童子=鬼……っていう連想なんですよ。人の手に負えないおそろしい存在だったわけですね(笑)
まあ、つまり「聞き分けのない子供」「ヒトの言葉を理解しない、自分勝手な存在」。
今でいうなら『キッズ(笑)』って言葉に当たるかな。侮蔑や嘲笑の意味を含んだ。
日本には『七歳までは神のうち』という言葉もありますがこれは、「七歳までは魂が安定しない」=すぐ死ぬ(病気などで)・行方知れずになる……という意味と、もう一つには上のような意味もあったと思うんです。
人間よりは神に近い存在……だからこそ神様の代理やお使いである『稚児(ちご)』は、幼い子供じゃないといけなかった。
あとは『翁』ですよね。年取った人間は、神に近い。能などに出てくる『翁』は、半分神様的扱いなんですよ。「人生50年」と言われた時代。農民などは平均寿命が30代だったとも言われていて、長生きすることはむずかしかった。
そんな中、髪が真っ白になるまで生きていられたということは、それだけですごいことだったんですね。(2018.05.31のツイより改筆)