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hrfw
めっちゃ遅れましたがクリスマスの話です
遅れたくせに終わりが無理やりです。すみません
本人様方とは関係ないです
伏字ありません
kid『』
fw「」
kid side
『あのっ、今度の木曜…空いてますか』
勇気を振り絞って声をかける
「木曜……、!、あー‥空いとるよ」
相手は僕の好きな人。
同僚で先輩の不破さんだ
『よ、よかったら一緒に出かけませんか』
『すぅーーーはぁーーー……』
木曜…もとい、クリスマス当日。
待ち合わせ場所で覚悟を決める
__僕は今日、不破さんにこの気持ちを伝える
断られたら気まずくなることも考えはしたが、周りに背中を押されここまで来た
もう後戻りはできない
…緊張で吐きそ。
「‥お、甲斐田ぁ!」
『!』
その声が聞こえた瞬間腹を抱え縮こまっていたのを正し、いかにも余裕そうな雰囲気を醸し出す
我ながら結構いい感じではないか。
そんなことをしている一方で、不破さんはただそこを歩いているだけで道行く人々の視線をどんどん奪っていく
夜空を背景に歩く不破さんはいつにも増して美人オーラがすごい。
僕も道行く人々の例に漏れずその姿に目を奪われてしまった
「ごめんな、こんな寒い中待たせて」
『……いや、そんなに待ってないんで大丈夫です!』
至近距離だと綺麗すぎて直視できない…
「…ならよかった」
「最初どこ行くんやっけ?」
『えっと、クリスマスマーケットですね』
『あと2時間くらい回れます』
「食べ物全制覇するかぁ…」
『嘘でしょ?‥え、本気!?』
「ふー…食った食った」
『不破さんが早めに全制覇諦めてくれて良かったです』
「さすがにな、食いすぎで気分悪くなるのも勿体ないし」
『たしかに、ここからの景色も楽しめないですしね』
早々に食べ物全制覇は諦め程々に腹を満たした後、食後の休憩も兼ねて観覧車のゴンドラに乗り込んだ
つまり、今僕と不破さんは密室に2人きりということだ。気持ちを伝えるにはまたとないチャンス
だが、僕は今更すごくビビってる。
勝手に手が震えてしまうほどに
『(観覧車の頂上で言ったとしても、もし振られたらあとの時間めっちゃ気まずくない??)』
『(てかやっぱ今の関係の方が色々__)』
などと直前になった途端にウジウジしてしまって自分でも情けない
ダメだ、誰かに喝を入れてもらわないと本当に諦めそう。この際イマジナリーでいい。
『(誰だ?やっぱもちさんが1番遠慮なく言ってくれそうだよな)』
『(1回やるって決めたんなら最後までやれ腰抜けが!!…うん、いい感じ)』
…よし!
『あの!』
「なぁ」
「‥ん、あ、ごめん。何?」
『ぁ、すいません』
『、…えっと、不破さんに‥‥伝えたいことがありまして…』
「うん」
『不破さんのことが好きです』
『…、僕と結婚して‥くだ…さぃ……』
「…………」
『あ‥ッや!ちがっ、お付き合い!を、してほしくて…不破さんがよろしければ、なんですけど……』
あ”あぁぁ1番大事なとこでなんで間違えるんだよ僕!!
「…甲斐田、俺と結婚したいん?」
『…ゆくゆくは…‥』
バカ正直に答えた後、自分で自分が居た堪れなくなって両手で顔を覆い隠す
「‥まぁ流石に段階飛ばしすぎか」
『うぅ…』
「…俺も好き」
『…へぇ?』
「俺も。甲斐田が好き」
完全に予想外の言葉が聞こえて反射で顔を上げる
不破さんの目はまっすぐ僕を見つめていた
「結婚…も、まぁ……視野にはあるかもな」
『……揶揄ってるわけじゃないですよね?』
「俺そんな意地悪じゃないし」
『両想いってこと…でいいんですか』
「そうだよ」
『‥‥思いっきり抱きしめてもいいですか』
「は!?…急やな…、いいけど‥」
不破さんはそう言って、僕のことを優しく抱きしめ返してくれた
コメント
2件
夜景バックに歩くふわっちはもう絶対に美人すぎてしんどい💗💗ふわっちも何が言いかけてたけど、あれは甲斐田と同じことなんかな⁉️😍

甘々の幸せ空間…☺️😊2人の世界に入ってるのが良すぎますねこれ😭