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そうだ。
インストールしたのは僕だ。
『気になるあの子の感情、コントロールしてみませんか?あの子のスマホにインストールするだけであなたのとりこに!』
ある広告を見て、若井がお風呂に行ってる間にインストールした。
パスワードは……。、僕の誕生日……。
感情コントロール。
案外上手くいった。
ずるずると君は僕に堕ちていった。
「なんで謝るの?、好きじゃないの?」
「……好きだよ。でも僕は……」
好きだから。
でもなかなか選んでくれなかったな。
君を抱きたいのに。抱かれてもいいから。
僕を見て欲しかった。
若井の選択はスマホと連動してるから、君が僕にどんなに行動して欲しいかわかる。
「あ”っ……りょお”っがぁっ。、」
「……若井。、可愛いよ。」
「ん”っ……しゅきっ……。」
「あいしてるっ……♡」
「涼ちゃん……本当に入れていいの?」
「うん。解したから……入れて……。」
グチョン
「あ”っ、お”っ……♡お”っぎぃっ♡」
「ん、りょうかっ……りょうかっ。♡」
「ん”ぉっおぐぎてる♡っひおどっ♡」
「涼架……ちゅうしよ……♡」
感情コントロール
僕がコントロールして君がコントロールされる。
君がコントロールして僕をコントロールする。
「んへっ……大好きっ。」
普通の恋じゃなくても。
いい、
ただ君が好きだから。