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How about you?

第1話 - 140字のありったけの想い

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2024年07月07日

#初！チーズコンテスト！

#女子研究大学

#おなけん

#nmmn

#みてみて雑草☘️

m⁴ #🎧🌟 🫧💭💕

みつふぁんの皆さん！こんにちは、みつばです♪

今回は、私のリア友謙食べ友のチーズのコンテストに参加します！

キャラ崩壊でないように頑張って動画見漁りました🙃🙃

皆さんは🎲様担多めだと思われますので今回のお話は自分の好きなカプに置き換えてお話を読んでみてください🙃

ちなみにこの話のサブタイトル、｢140字のありったけの思い｣

は、実際のセリフです🙃🙃

動画では笑い話ですが、今回はめちゃんこ感動(？)にもちこんでまっする(* ‘ᵕ’ )

重ためですので気を確かに持ってくださいね🙄

チーズは感情移入めちゃんこするので涙腺ぼろぼろ目指してますね🙃🙃

泣いてる事を祈っとくぜ！！☆

それではどうぞ！

注意

・しろせんせー×まちこりーた

・nmmn

緑）まちこりーた

青）しろせんせー

｢手話の内容｣

緑視点

私は生まれつき聴力が弱い

体も強い訳ではなく、月一で風邪をひく始末だ

最近、その聴力の弱さが病気であることを知った

｢聴亡病｣

と呼ばれる、世にも珍しい奇病だそうだ

聴力をだんだん失い、最終的には耳と繋がっている視力さえも落ち、

暗闇と音のない世界で生きることになる病だ

私は高校生。

青春を謳歌するはずが、この聴力のせいでどうしようもならない

この病にかかったことを、生まれてからずっと後悔している

｢もう、時間か｣

時計を見ると朝八時を指していた

私は学校が得意では無い、この聴力のせいで授業もまともに聞こえない

私は耳が悪い、という感覚が正しい気がする

聞こえないのではなく、全く知らない外国語を聞いているような感覚だ

すり減るような気持ちを家に置き、ドアから足を1歩踏み出した

｢行ってきます｣

補聴器などつけても変わらない、嫌になるこの病気

虐められることはなくても、周りでヒソヒソ何か話していると不安になる

それこそ上手く聞こえないから

がららっ、

緑）……

青）お、まちこりおはよう

緑）っ…？

焦って手話をつくる

｢すみません、聞こえません｣

青）あぁ、ごめんな

紙に書いてただただ、おはようという

この人は私のクラスの担任の先生

しろ、という名前で皆からはしろせんせーと呼ばれている

特徴的な紫髪の青メッシュだ。そして頬に46と書いてあるのも皆からよくからかわれている

そんな、人気の高い先生

私は今までそのせんせーの声を聞いたことがない

何故かせんせーが何を喋っているかはおろか、声色もよく聞き取れない

1度でいいから聞いてみたいのに

いつか、誰かの言葉を自分の耳で聞き取れるようになれたら

そんな淡い願いを抱いている

青）あ、まちこりちょっと待ってくれ

緑）…？？

せんせーがペンでメモに何か書く

こうやって話さなくてはならないから私には友達がいない

喋るのが‪苦労するからだ

青）ほい、

｢HR始まるから席ついといてな｣

そんな1文、みんなに話すくらいなら3秒もかからないだろう

なのにせんせーは毎回時間をかけて丁寧に字を書いてくれる

そんな時間に少しの愛を感じていた

私は普段から手話を使うようにしている

なぜなら声が上手く出せないのだ

自分の声が聞き取れないため、発声の仕方が分かっていない

一人でいる時も、家族といる時も、いつだって手話で会話をしている

自分の声がどんな声なのか、聞いてみたいな

いつだって私はないものねだり

欲しいものが多くなってしまって困るな

青）んでー、あ、英語補習あるから名前呼ぶぞー

せんせーが教卓でなにかを描き始めた

｢まちこり、放課後補習｣

青）補習はまちこりだけなー

クラスがどっ、と騒がしくなる

何を言っているのか分からない、こういうノリに着いてけないのがまた嫌なところだ

ﾁｸｯ

耳に小さく痛みがした

怪我はしていないのに、何故だろう

青）ほい、まちこり補習な

緑）っ…💦

青）あ、そうやったな、

｢英語の補習やるぞ？｣

緑）！

｢分かりました｣

せんせーは紙に書いて会話をする、私がそれを見て手話で返す

そんな感じだ

英語は点数がとても低かった

私の勉強が追いつかず、手が止まってしまったからだ

青）分からんとこあるか？

緑）……、

｢とりあえず自分で解いてみます｣

青）ん、分かった

せんせーが少し離れたところにある椅子に座る

携帯を堂々と開き、何を見るのかと思えば手話の動画だった

真面目にノートもとっていて、少し嬉しかった

先生がせんせーなりに努力してくれていて

少しむず痒かった

青）…、よくやってんじゃん、w

とんとんっ、(肩)

緑）ﾋﾞｸｯ

｢キリついたか？｣

緑）……、

｢とりあえず一区切りは、｣

青）…、

せんせーがノートペラペラめくり、頑張って手話で返してくれる

その姿がなんとも健気で嬉しかった

｢外、出よう｣

緑）…ｺｸｯ

何故なのか意図は読めなかったがせんせーの言うことに従うことにした

青）おーっ…もう、日暮れたなぁ

緑）……、

白い月が見える、青とオレンジの混ざるような空

校庭の近くにあるベンチに座る

本当になぜ外に来たのか

青）…あ、書かなくちゃか、w

｢まちこり、声ってだし方分からんの？｣

緑）ｺｸｯ

顎を揺らすことしか私にはできない

せんせーは少し悲しそうな顔をして、そのあとすぐに携帯に目を落とした

しばらくしてせんせーが声をかけてくれた

｢この方法使えば声出せるかも｣

インターネットから拾ってきてくれた方法

実際こんなのはひとりで何回も試したけれど先生の優しさに触れ、

やってみることにした

緑）ぁ”っ、…

｢まだかすれとるな、…｣

緑）…w

緑）あ”…あ、あー、…！！

青）うおすげぇっ！✨

青）あ。

｢声ハッキリ出とったよ｣

緑）ぇ”っ、…た！✨

初めて自分の声を聞いた

何度試してもかすれたりして出なかった声

せんせーの前だからハッキリと声がだせた

それだけで、酷く胸が痛くなった

青）超綺麗やんけ、…声、/

｢声、綺麗やったよ｣

手話を必死にしてくれるせんせー、

私に優しくしてくれるせんせー、

せんせーを想うと、頬に熱がこもっちゃって

苦しくなるの

緑）せ、…せ、！

青）なんや？

緑）ぁ”っ…ぃがぉっ！✨

かすれて、途切れた声だったけれどせんせーは嬉しそうで、

手話で簡単に

｢ありがとう｣

と伝えてくれた

伝えたのは私なのに、同じ言葉で返さないでよ、w

あれから私はせんせーのおかげで普通に話せるようになった

歌はまだ厳しいけれど、声は出せるようになった

緑）せんせーっ！

ぎゅうっ！

青）お”ぉっ、！？

思いっきりせんせーにバックハグしに行く

突撃したら変なうめき声が聞こえた

青）まちこりかいなっ、…w

せんせーが頭に手を置いてポンポンと撫でる

緑）からかわない”でっ！/

青）ほらー、少しかすれてるやん、w

緑）聞こえないの！w

せんせーが口をパクパク動かすだけで音が聞こえなかった

すると、紙に書いてまた教えてくれた

｢少しかすれてるやんって言ったんよ｣

紙に書いても抜けないこの関西弁。優しいせんせーの雰囲気で嫌いじゃない

青）……、w

せんせーがたまに苦しそうな笑顔をする

ねぇ、どうしてなの？

私知りたい

でも、せんせーはきっと教えてくれないよね

だって、なんでもひとりで抱え込んじゃうもん、w

緑）せんせー？

青）ん？

緑）何かあったら言ってね？

｢なんやねん急に｣

｢別になんかあったら言うよ｣

そう手話をしながら笑った

ねぇ、ほんとうに？

信じていいの？その言葉

そんな、困り眉で笑わないで、

信じるのが怖くなるから

学校に来たら、せんせーはいなかった

しばらくお休みするとか、何とか

上手く聞き取れなかったのはもちろんだが、私はそれよりせんせーと一日位会えないことが悔しかった

）…まちこりーたさん、

緑）…？？

）まちこりーたさん、

緑）？？

なにか聞こえる気がした

私には分からなかった

とんとんっ

緑）ﾋﾞｸｯ

）まちこりーたさん、

）お呼びです

何も聞こえなかったが、腕を引かれ逃げられなかった

黒いスーツを着た男の人だった

何があったのか

がららっ

扉をあけられた、ここは病院

手を引かれて歩いていたら、突然車に乗せられて遠い病院へ運ばれた

どこにいるのかも分からなかった

扉を空けられた時、そこにいたせんせーに驚愕した

緑）せ、んせ、…？

呼吸をしているのかすら分からないくらい心電図は動きが微動だった

緑）せんせ、まちこだよ…？

緑）ねぇ”、まちこだよ、？泣

目尻に涙が溜まっていく