flower cafe前。 耦。
「、、、、」どうしよう、、もう1週間も渡せてない、、「、、せっかく小我太さんと作ったのに、、」今日こそ渡そう、、今日こそ千鶴さんにこのしおりを、、「、、??耦さん??」「うわぁ!?え、、あ、風磨さん!?」「何してんの??店の前で??」「え、あ、、ちょっと用事があって、、」「ん、、何それ」「え、えっと、、押し花で作ったしおりです、、この間小我太さんと作って、その、、千鶴さんに渡そうと思って、、」「え、、いつの話、、11月の話じゃね??」「今日渡せたらなと思って、、」「プレゼント何かすぐ渡せるって」「えぇ、、どうやって渡せば良いですかね、、」「、、えっとな、、」
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flower cafe。 小我太。
「、、、、」もうちょっとで風磨来るかな〜、、「よぉ〜」「、、ん、あ、お疲れ様〜、風磨〜!!」「ただいま、ほい」「、、??」「あげる」そう風磨が俺に渡したのは花束だった。「、、今日なんかの記念日だっけ、、??」「いいや、気分」「へぇ〜、やった〜!!」「夜ご飯の用意買いに行こっか??」「うんん、昼に買ったから大丈夫だよ〜ww」「、、そっか、仕事終わるまで待っとくな」「うん」すると「あ、耦さん!!」「ち、千鶴さん」「今日も試し退院ですか??」「は、ハイ、、」「、、夜ご飯でも食べに行ったら??」俺はそう2人に言った。「え」「本当だ、行きましょうよ!!」「え、でもお金が、、」「風磨先輩、、俺も金欠、、」そう千鶴は風磨に頭を下げた。「、、し、仕方ない、、あんまカツあげんなよ〜、俺の財産は小我太の為にあるのによ〜」「よしゃぁ!!」「ご、ごめんなさい」そう千鶴は喜び、耦さんは頭を下げた。「ハハ、渡せると良いな」「え、何の話すか??」「風磨さん、、」
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数分後。
「風磨〜、仕事終わったから帰ろ〜」「んー、お疲れ、、」「そういや、今日耦さんとコソコソ何してたの??」「ん??あー、耦さんが何かお前と作ったしおりがいつまで経っても千鶴に渡せないらしい」「あぁー、、あれか、、」「だからアドバイスしといた」「ハハww渡せると良いよね〜、耦さん」
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回転寿司屋。 耦。
「何か頼みます??」千鶴さんはそう私に聞いた。「あ、あのガリを」「え??が、ガリ??」「え??」「ガリは上に置いてあるんですよww」そう言い千鶴さんは上に置いてあったガリを取った。「えっ!!わぁ!!本当だ!!」「アハハッww」
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千鶴の家。
「もう寒い時期ですね、、ストーブストーブ〜」「お、お邪魔します、、」私はそう部屋に入った。「あ、そうだ!!冬になったらクリスマスや正月一緒に過ごしましょうよ!!楽しいんすよ」「、、く、、クリスマスとお正月ですか、、??」「ハイ!!みんなでご飯食べましょう!!」そう千鶴さんは笑った。「、、あ、あの」「、、??何ですか??コレ」「し、しおりです、、千鶴さんにいつもお世話になってるから、、何かお礼をと思って、、小我太さんと作って、、」「、、、、」「、、??ち、千鶴さん??」「、、あ、あの、、こんな形でごめんすけど、、好きです、、耦さんの事」「、、今ですか、、」「今ですww」「、、、、」「いや〜、、いつ言おうかなってずっと考えてて、、気づいたら8年経ってて、、」「、、、、」「、、耦さんが、、昔、、俺にとって、、大切な人に似てて、、」「、、??好きだった人ですか、、??」「、、まぁ、、でもその人には他に好きな人がいて、、それにだいぶ歳上の方で、、このリストバンドもその人からもらって、、」そう千鶴さんは毎日手につけてあるリストバンドを撫でた。「、、、、」「最初は、、似てたから好きなんだと思ってました、、でも、全然違って、、耦さんの方が子供っぽくて、お茶目で、、変なところで面白くて、、あの人に全然似てなくて、、」「、、、、」「耦さんが好きです」「、、ゔぅ、、うわぁっ〜!!」「えぇ!?」「ごめんなさいぃ、、私も、好きです、、ずっと好きです、」「え、え、、ちょ、、泣かないでくださいっす〜ww」「ゔぁ〜、、!!」「、、あ、あの、、抱きしめて良いですか、、」「え、、??」「、、、、」「あ、、ど、どうぞ」「、、ど、ども、、」ギュッ、、「、、退院したら、、一緒に住んで、、沢山思い出作ろう」「、、ハイ」そう千鶴さんは信じられないくらい優しく、、温かく私を抱きしめた。
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