太宰がキッチンを滅茶苦茶にした時は、何時も落ち着いて冷静に物事を対処出来る芥川も焦って疲れ果てた挙句喘息を引き起こし敦は付きっきりで看病していて忙しく、未だ子供と云っても悪くは無い鏡花と何時も寝ているからかそのまま寝てしまい俺は、踏んだら足が切れるので調味料の瓶を手袋をして少しずつ片付けていた。こんな状況の元凶で有る太宰は、俺から「手前ェはもう出て行け」等と追い出されそうに成ってしまったので俺に与えられた自室に引きこもり過ごしていた。
キッチンも片付いて夜遅くなると太宰が「お腹空いた」と、云ってきた。正直に云おう。今すぐ此奴をブチ殺したい。ついでに拷問もしたい。が、俺もお腹が空いて居たのでついでに、仕方ないから‼︎作ってやる事にした。太宰が滅茶苦茶にしたキッチンでまともな料理は作れないと思ったがスープが作れたので2人で食べようという事で太宰に渡した。「美味しいねぇ中也の料理って」等と半分お世辞に聞こえるような云い方をするが慣れている「ん」と食べているが故の返事をして太宰の食べている様子を少し眺めて居た。太宰は直ぐに、自殺や心中とか云うが食べ物は食べるし、進んではしないが運動もするしちゃんと寝ている。死に行くよりも頑張って生きようとしている気がしてきた。そう思うと太宰が少しほんの少し判った気がした。
多分自分が好きな時間に寝れる最後の日。手前ェと一緒に寝てやっても善い
次回、太宰大暴走
敦君が滅茶悩みます。芥川存在消えてるレベルに居ない。ガチで居ない
【敦君目線】
第13話「疑問が」
コメント
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ああ“中也のツンデレかわいぃ!