テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
曲パロ。あの夏が緩和する。
🍵🍍
注意
🍍虐待されてます。
🍍・•暇 夏樹
🍵・•緑川 須知
ーーー𝑺𝑻𝑨𝑹𝑻
須知side
夏樹「昨日、人を殺したんだ。」
そう君は言っていた。
今は梅雨の季節だから雨が降っている。
君は濡れたまま部屋で泣いていた。
まだ夏は始まったばかりというのに、
君は酷く震えていた。 そんな話で始まる。
あの夏の日の記憶だ。
須知「暇ちゃんは、、誰を殺したのッ?」
俺は聞いた。
いつも優しい暇ちゃんが、人を殺すだなんて相当嫌いだったのだろう。
なんて考えていると、暇ちゃんが答えた。
夏樹「俺の、両親。」
夏樹「もう、殴られるのが怖くて、ぜんぶ、こわくて、ッ 」
夏樹「肩を突き飛ばしてッッ」
夏樹「、、打ち所が、、悪かったんだ。」
この話を聞いて思った。
暇ちゃんはずっと、虐待されていたんだ。
暇ちゃんは、ずっと苦しんでたんだ。
なのに、、俺は気づけなかった。
そんな自分が嫌になってくる。
夏樹「須知。俺はもうここにはいられないから、」
夏樹「どっか遠いところで死んでくるわ、、笑」
信じられなかった。幼馴染でもある、暇ちゃんが、
、、、そうだ。
そんな時に俺は言った。
須知「それじゃ、俺も連れてってよ、笑」
夏樹「、、いいのか、?俺と逃げた瞬間からお前は、共犯になるッ」
夏樹「俺は、お前を巻き込みたくないッポロ」
須知「いいんだよ。暇ちゃん。」
須知「俺には暇ちゃんしかいないから、、笑」
須知「暇ちゃん、準備してくるね、、笑」
無意識にそう言った。 準備しよ、、。
財布を持って、ナイフを持って、携帯ゲームも、カバンに詰めて。
、、いらないものは全部壊していこう_
あの家族写真も、あの絵も、
今となっちゃ、もう要らないさ、、笑
これは、人殺しと優等生の話の君と俺の話だ。
ーーー
そして俺らは逃げ出した。
この狭い狭いこの世界から。
家族も、クラスの奴らも、今となったら、、もう要らないな、、笑
何もかも全部捨てて2人で、
遠い遠い、誰もいない場所で一緒に死のうよ、、暇ちゃん、笑
もうこの世界に価値なんてない。
人殺しなんてそこら中にいるのに。、、 なんで暇ちゃんがッッ、、
須知「暇ちゃんは何も悪くないよ。」
夏樹「、、ぅん、、ポロッ」
君は何も悪くないよ。
、、悪いのはこんな世界、、かな、、?笑
結局俺らは最後まで愛されなかったなぁ、、
俺と暇ちゃんはそんな嫌な共通点を持っている。
幼少期、俺らは親とかに愛されなかった分、お互いに愛し合ってたなぁ、、笑
、、懐かしい。
俺らは簡単に信じあっていた。
君の手を握った時、
君は微かに震えていた。 怖いのか、寒いのか。
夏の癖にして、意外と外は寒い。
俺がずっと君の手を握っていたら、君は震えなくなったよね。
俺、安心したよ。
俺らは誰にも縛られず、線路の上を歩いた
金を盗んで、二人で走って逃げた毎日。
俺ら2人ならどこでも行けそうな気がしたんだ。
今更怖い物は俺らは無かったんだ。
ーーーー
とある日俺は夢を見た。
誰にでも優しくて皆から好かれている主人公なら、
汚くなった俺達を見捨てずに、 ちゃんと救ってくれるのかな……。
なーんて夢はもう捨てたよ。
今は現実の事しか考えたら駄目だもんね、、笑
幸せ、、なんて俺達にはなかったんだよ。
俺らは毎日死と隣り合わせ。
幸せ、より、死合わせの方がいいかも、、笑笑
須知「暇ちゃん、俺ら、いつ死ぬの、?」
夏樹「一応、明日死ぬ予定であるよ。 」
なんて話していると、警察が来た。
警察が何か怒り口調で話しているが、何も聞こえない。
夏樹「須知、ごめん。」
夏樹「予定ちょっと早まったかも、笑」
夏樹「須知、俺の事支えてくれてありがとう。」
夏樹「俺の幼馴染で居てくれてありがとう。」
夏樹「そして、ここまで一緒来てくれてありがとう。」
夏樹「後死ぬのは俺一人で大丈夫ッ!」
須知「、、⁉️暇ちゃッッ」
夏樹「すっちゃん、大好きだよッッ!ニコッ 」
グサッ、、ポタッポタッ、、バタッ
1番聞きたくなくて、1番見たくなかった光景でッ
暇ちゃんはッ、首を切って倒れている、ッ最悪の状況だッ。
警察なんか、目を開いて驚かせている。
お前らのせいで。
お前らのせいで暇ちゃんはッッ!
おれはそこでいしきをうしなった。
目覚めると、暇ちゃんはいなかった。
あの暑いような、寒いような日々は過ぎてった。
家族も、クラスの奴らも、みんな居るのに、
暇ちゃんだけは、いなかった。
あの夏の日の出来事は、ほぼ毎日、フラッシュバックしている。
俺はいつでも暇ちゃんを探している。
こんな俺は暇ちゃんに依存してるのかもね笑
、、暇ちゃんにずっと、ずーっと言いたかった事があった。 けどもう言えない。
多分、暇ちゃんはあの世で幸せになってるだろうから。
けれども、暇ちゃんのところに逝きたいなぁ、、
君の無邪気な笑顔が、ずっと頭の中に残っている。
こんな俺はおかしいのだろうか
、、暇ちゃん、 俺も、逝くね。
グサッ
コメント
2件
(T ^ T )ダメだぁ…泣いてまう、、俺の大好きな緑赫…そして好きなボカロ…、、、ゔッぅ゙(´;ω;`)心に刺さるよぉお、ありがとぉぐっすり寝られそうぉ